こんにちは! auコマース&ライフ採用広報担当です。今回は事業やサービスの成長に「データ領域」からアプローチするメンバーをご紹介します。
データソリューショングループ(以下:DSGと表記)は現在5名から構成されるグループ。データサイエンティスト、データアナリストが在籍しており、それぞれが各プロダクトやプロジェクトにつき、データ分析に関する基盤づくりから解析、施策への適応支援、効果測定までを担っています。今回は同グループの2人にお話しを伺いました。
左:奥野 源(Hajime Okuno)
2019年3月、旧KDDIコマースフォワード株式会社(以下:KCFと表記)へ入社。リードデータサイエンティストとしてデータソリューショングループを牽引。現在は検索機能の改良とデジタルマーケティング分野を中心に担当している。
右:齊藤 和音(Kazune Saito)
2020年10月、auコマース&ライフ株式会社へ入社。これまでクライアントと事業者の両者のマーケティングリサーチに携わってきた。現在はデータアナリストとして、自社販売商品の流通部分やライフスタイル事業などを担当。
変わりゆく社会の中で、事業を創る当事者へ
ーまずはお二人がご入社された経緯をお伺いできますでしょうか。
奥野:
受託開発をメインとするITコンサルティング会社で、サーバーサイドエンジニアとしてキャリアをスタート。時代の流れに即して、AIを用いた製品開発などに事業領域が広がったタイミングで、自分自身も興味を持ちデータサイエンス・機械学習エンジニアに転向、お客さまのご要望に応じて様々な領域で研究開発を行ってきました。しかしながら『外』から技術支援をする立場として、事業を創る当事者にはなれないことにどこか物足りなさを感じて『事業会社』で働きたいと考え、転職を決意しました。
その中でもEC業界に興味を持ったのは、インターネットを通して働き方や生活そのものが変わる中で、ECの存在感はさらに大きくなると考えたからです。ECによって場所や時間に囚われず買い物ができるようになり、買い物弱者が減っていく、その将来に興味を持ちました。auCLの分析組織には、チームで課題に取り組む姿勢があり、その点に惹かれ入社を決意しました。
齊藤:
私は大学・大学院で心理学を研究し、統計学などにも触れていたことを生かし、市場調査や消費者動向のリサーチ、分析を専門とする企業に新卒入社をしました。分析者として100社を超える企業さまとお取り組みさせていただき、たくさんの人と出会う中で『事業に対する市場動向や消費者意識の重要性』を感じる一方で、「企業・事業としての数字を理解できなければ分析者としての幅が広がらない」と考え、2社目・3社目と『事業を見る視点を持てるか』という軸でこれまで転職をしてきました。
「自分自身の可能性が広がる。」そう感じてauCLにはジョインしました。ただ単に事業のデータを紐解くだけでなく、事業ベースで役に立つデータ活用方法の啓発や提案の役割を担ったり、そもそもデータを使う・使わないことを判断したりと、データ利活用を任される上での『余白の広さ』にとてもワクワクしました。それこそが本当の意味で「企業・事業としての数字を理解できる」ようになるのではないかと感じました。また面接で会った方から感じたECそのものに対する熱い思いにも惹かれましたね。
各施策のPDCAの中核を担う
ー現在のお二人のミッションについてお聞かせいただけますか。
奥野:
DSGでは各メンバーが社内のさまざまな部門や領域を担当し、分析支援を行っています。私は検索機能の改良とデジタルマーケティング分野を主担当としており、新しい機能や施策をリリースした際に、どう効果があったのか、どう改善できるのかを分析したり、お客さまの検索履歴などのログを見ながら、検索エンジンのチューニングなどを担っています。日々のKPIの変動を評価する一方で、施策オーナーと話し合って仕様検討や設計を進める機会もあるため関われる領域、レイヤーの幅も広いと感じますね。
齊藤:
私は入社後、自社販売商品の流通領域から担当に入り、直近ではレストラン、美容、宿泊などの“コト消費”を扱うライフスタイル事業のローンチ部分へと領域が広がっています。この自社販売商品ならびに“コト商材”の領域はau PAY マーケットとLUXA、両事業にとって他のECモールにはない新しい価値を作り上げる重要な役割を担っています。入社して半年も経っていない中、こうして任される範囲がどんどん広がっていくことはとても楽しいと感じています。
「データ」はきっと財産になる。
奥野:
こうした目の前のミッションに加え、中長期的にはDSGを中心に定量的な事実に基づく意思決定ができるような文化を創り上げることを目指しています。正直これまでauCLにはデータ分析に力を入れているイメージはなかったと思いますが、この数年で分析環境を整備して、ユーザーのサイト訪問や検索、購買など多岐にわたるデータにアクセスできるようになりました。そして今はまさにその膨大なデータを活用していくフェーズなんです。私はデータサイエンティストとして、データ分析・活用の文化の醸成へも貢献していきたいと考えています。
齊藤:
奥野さんの仰る通り、データ利活用を文化として浸透させていくこの過程は、大変でもあり最もやりがいに感じるところです。これまでデータを上手く活用できていなかった各施策を積み重なる財産とするべく、データを知らない人にデータの有用性を伝えていきたいと感じています。専門的にデータを扱う私たちでなくとも、現場の一人ひとりが実感を持ってデータに触れられるといいですね。
正直カリスマの経営者がいれば、データ分析など無しにスピード感を持って意思決定できるのかもしれませんが、事業に必要なのは「速く進むこと」よりも「長く進むこと」。事業を軸においたデータの使い方ができるバランスの良い環境だと思います。
ーちなみに各々が担当領域をお持ちとのことでしたが、グループ内のコミュニケーション、働き方はどんな様子でしょうか?
奥野:
現在はグループ全体がかなりフルリモートに近い形で働いている状態です。メンバーそれぞれが担当を持っているので、チームでの会話は少ないと思われがちですが、各案件の進捗を共有したり、レビューし合ったり、毎日どこかで話をするタイミングはあったりします。中には『オフィスアワー』と題して、特に議題はない会議を設定し、各々好きな作業をしたり、ふと話しかけたり、質問したりと自由なコミュニケーションの場を設ける取り組みもしていますね。
齊藤:
リモートワークで働くと、個人で集中する時間と誰かと会話する時間のメリハリがより一層つけやすくなりましたね。また誰かと会議をするとき、何か依頼したいときにも「適切な会話」を意識するようになりました。何のために、どうして、このような依頼をしたいのか。きちんと準備した上でコミュニケーションを取るということは、相手のためにも自分のためにも重要ですよね。どのような働き方でも大切にしたいと考えています。
サポートとリード。両面でのやりがいがある。
ー現在DSGでは仲間を募集中とのことですが、どんな人と、どんな風に働きたいと思いますか?
奥野:
近年の急速な技術革新によってデータアナリストという職種の「出来ること」の幅がどんどん広がってきていると感じますが、まさしくその「出来ること」の幅を広げたい人、「これまでの経験」を生かしたい人にとても良い環境だと思います。ビジネスをサイエンスする立場として、さまざまな角度から事業の核となる課題を見つけ、多様で膨大なデータから導出した結果が施策へ生かされる。全てが繋がる楽しさを一緒に味わえるといいですね。
齊藤:
なによりも誠意があることが大切だと考えています。分析者は数字(データ)という力を持つ以上、それを悪用して煙に巻くことは許されないからです。「誰もが納得するような説明責任を果たし、誠実であること」、これは私のモットーでもあるし、働く仲間にも求めるところです。
その上でデータを通して事業に向き合うことを楽しいと感じ、熱い気持ちを持って一丸となって取り組んでいきたいです。事業をサポートする面と、リードしていく面、どちらも味わえるのが醍醐味だと思います。