こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。
今回は、KDDIコマースフォワードとLUXAの合併前から当社を支えてきた2名の女性社員と、座談会形式でお話を伺ってきました。
仕事第一でバリバリ働いていた頃に比べ、子育てとのバランスが重要になった現在。
産休・育休を経た今、ママ社員としてどんなキャリアを重ねているのか、当社における女性の働き方も交えながらご紹介いたします!
左:大熊 智美(Tomomi Okuma)
DeNAから旧KCF(=KDDIコマースフォワード株式会社。以下:KCFと表記)に転籍。出店店舗さま様に対するECコンサル領域でマネジメントに従事。産休・育休を経て、現在は自社販売商品の収益拡大に努めている。
右:近藤 みほこ(Mihoko Kondo)
DeNA在籍中に1人目を出産し休暇を取得。その間に発足したKCFへ復職し、人事部で採用業務など担当。その後、2度目の産休・育休を経て、現在はシステムサポートチームに所属しエンジニアのサポートを行っている。
復帰後でも挑戦できる環境がある
ー 現在の業務とミッションについて教えてください。
大熊:
au PAY マーケット内で販売される自社販売商品(au PAY マーケットダイレクト)の収益を追う部門に所属し、その中でも転換率(サイトアクセス数に対しての商品が売れる確率)を上げることが私のミッションです。お客さまにどんなモノ・コンテンツを提供できるとよりお買いものを楽しんでいただけるか?ということを考えながら、打ち手を考え、実行・検証を繰り返す流れを一貫して取り組んでいます。部署のメンバーは6名程度ですが、常に5~6部門と連携しているので、広い意味でグループと捉えるとかなりの大所帯だと思います。
近藤:
私はマーケットプラットフォーム本部のIT戦略室で、3人編成のシステムサポートチームに所属しています。エンジニアのサポートという形で、ベンダーサイドへの支払業務や押印申請などの事務処理や、システム障害の管理などを行っています。どうしてもシステム障害は発生してしまうものなのですが、発生要因の特定や再発防止策など、発生してしまったものに対して細部までしっかり振り返りができているか、関連部署と連携しながら進捗を追ったりしています。また、今後は開発費用の予算と実績の管理等にも関わっていく予定です。「障害なく快適に利用でき、同時に売り上げを最大化できるシステムづくりをサポートする」ことが最大のミッションだと思っています。
ー 産休前も今と同じ業務をされていたのですか?
大熊:
以前はECコンサルティング部門に所属し、出店店舗さまの中でも大手企業さまの売上を伸ばすためのサポートや、顧客基盤の強い大手店舗さまに出店頂くための提案内容を考える業務に取り組んでいました。その時はグループリーダーとしてマネジメントもしていましたが、復帰後は1メンバーとして業務を行っているので、ポジションも取り組む内容も異なっていますね。
近藤さんも産休前後で全く違う業務ですよね?
近藤:
そうですね。産休前は人事部で派遣社員の管理やアルバイトの採用を担当していたので、私も全く違います。
ーミッションも部署も異なる中で、戸惑いはありませんでしたか?
近藤:
私はもともと人事だったので、みなさんの名前と顔はなんとなく知っていましたが、相手は私のことを全く知らないので、そこの温度差はありましたね(笑)。さらにリモート勤務になってからの復帰だったので、ほとんどの方と顔を合わせないまま今に至っていますが、あまり気にせずコミュニケーションを取るようにしています!
大熊:
私の場合、所属の本部自体は変わっていないので、上長ともメンバーとも信頼関係があり、不安なことはなかったですね。
以前は店舗さまの流通拡大に向けて、自分たちがやること・店舗さまにやっていただきたいことをリストアップして提案するのが仕事だったので、担当する店舗さまができないことはあきらめるしか方法が無かったのですが、今取り組んでいる自社販売事業は、全て自分たちの問題なんですよね。例えば以前は店舗さまに「決済方法はすべて利用可能にして欲しい」と簡単に言ってたけど、いざ自社販売で使える決済方法をもっと増やしたいと思って担当部門に相談してみると、ハードルが凄く高いことを知って。改めて出店店舗さまを尊敬すると同時に、苦労を知らず偉そうにしていたんだなと反省しました。それも、部署が変わったからこそ知れた部分ですね。
ー 部署が変わった経緯があれば教えてください。
大熊:
実は、育休前と業務内容を変えてほしいと自分でお願いしたんです。環境に不安がなかったので、今までと同じことをするよりかは新しい仕事をして、新たな知見やスキルを得られたら面白いんじゃないかと思って。
近藤:
私はあまり仕事自体にはこだわりがなくて(笑)。子育てしながら無理なく働ける環境で、会社が必要としていることができたらいいなと思っていました。人事部でのお仕事もとても楽しかったのですが、戻ることにはこだわらず、その時のニーズが一番高かった現部署を選びました。
人事部の頃からコーポレート部門の人と連携は取れていたので、経理や法務との連携が多い今の部署でその窓口になれたり、100人単位の本部にもなると部長・副部長だけでは手が回らない部分もあるので、そのサポートを行ったりと、以前の経験を活かせていると思います。
適度なリモート勤務で家庭との両立を
ー “子育てしながらの働きやすさが重要”とのことでしたが、実際はどうですか?
近藤:
上の子の時は出社がメインだったので、典型的なワーキングママをしていましたが、(正社員限定ではありますが)看護休暇が取れたり、手当が多少出たり、あと熱が出た時の呼び出しがあれば「帰っていいよ」と言ってくれる環境だったので、スムーズに復職できました。2回目の産休が明けた今は、リモート万歳!という感じです(笑)。7月に復帰してから、出社したのは今日で3日目くらいですね。
通勤に時間を取られないので送り迎えの時間も余裕を持てるし、業務の合間にパパっと料理や掃除もできるし。うちは主人もリモート勤務をしているのですが、子供が帰ってきた後に主人に余裕があれば外で遊ばせてくれるので、子供にとってもいいのではないかなと思います。ただ今日久しぶりに会社にくると、人と会うのもいいなと思いました(笑)。
出社したほうが捗る仕事もあるし、業務の引継ぎやコミュニケーションも対面の方がやはりいいなと感じます。今後は、リモート勤務しつつ、感染対策に気を付けながら必要に応じて出社する形に移行していきたいです。
大熊:
私は今回第一子なので、通勤しながらの子育ては経験していないのですが、リモート勤務でも時間が足りない!と思ってます。また、外部の友人と話すと各社リモート勤務でも少しずつ様子は異なるようで、当社の場合一度業務を中断して子供の迎えに行って、その後再度業務に戻るなんてことも可能な点が、かなり柔軟だと感じています。
今は時短で16時までの勤務ですが、子供に何かあれば「すぐに迎えに行ってあげて」などの言葉をいただけるので、いい環境だなと思います。私も近藤さんと同じく、出社にもリモートにもメリットがあると思うので、今後はバランスをとってうまく組み合わせていきたいですね!
キャリアプランはさまざま。その時々のフェーズを楽しむ
部署は子育てに寛容ですか?復帰後も活躍できる環境なのでしょうか。
近藤:
部署というより、会社全体がそうなんじゃないかなと思います。
大熊:
そうですね。私も先日出社して業務をしていると、八津川さん(弊社代表)がわざわざ座席まで来られて「 無理しないでね」と声をかけてくださったり、上長や部署のメンバーもフォローが手厚いし、みんな優しいですよね。
会社として、「女性だから」「産休育休明けだから」などで区別されると感じたことはありません。今は女性マネージャーの人数もかなり増え、その中に子育て中のお母さんもいます。
ーずばり、仕事と子育てを両立する秘訣は何でしょう?
近藤:
私は子供が産まれておらず生活のメインを仕事が占めていた頃、できなかったことと理想の状態の差分が辛く感じることもあったのですが、子供を産んで、子育てと仕事のバランスをとることを重要視するようになってからは、それも許せるようになりました(笑)。それぞれ8割ずつできている状態でうまく回っていれば、自分に合格点をあげてもいいのかなって。
子育てだけしていると、周りの情報に左右されて自分の不甲斐なさに悩んでしまうこともあると思うのですが、良い意味で仕事が“逃げ道”になっています。逆もそうですが、八方塞がりにならないその距離感が、気分的にすごく楽ですね。
大熊:
めっちゃくちゃ分かります!“お母さん“だけになると、しんどい時もありますよね。。
近藤:
会社の中に自分の居場所があることが子育てで苦しい時の救いになるし、逆に家族という絶対的存在が会社での辛いことを癒してくれることもあるし。まさに相互補完の関係にあると思うんです。
あと、子育てをしていると仕事の人間関係などはすごく些細なことに思えるようになりました。昔は少しのことでイライラしてしまうことも多々あったのですが、今は「そんなことよりご飯作らなきゃ!」っていう感じです(笑)。
大熊:
私も些細なことが気にならなくなりました。ママはみんなたくましいですね!
同じママ社員たちの存在が心の支えに
ー職場でお母さん同士のつながりはありますか?
近藤:
私が1人目の育休を終えて復帰したタイミングで企画した「ママランチ」は、月に1回程度で2年くらい開催していました。私が再び産休に入った時も他の方が引き継いでくれていて、合併後もずっと続いていたのですが、今はコロナでお休みになってしまっていますね…。
この前会社のオンラインランチ補助制度を使って4人くらいのオンラインランチ会はしましたが、以前のように大人数で集まるのはまだ先になりそうですね。やっぱり対面が良いけど、ママ社員も集まるとかなりの人数になるので。
大熊:
その会で初対面のママ社員さんともつながることができて嬉しかったです!同じ区の情報交換をしたり、産休中も人事制度の改定があればそれぞれ連絡をくれたり。産休が同時期の仲間もいて、子育てや職場復帰について色々と相談できたので心強かったです。
近藤:
お子さんが小学生や中学生のママさんもいるので、先の話も聞けるのはとてもいいですよね!
大熊:
それも仕事の環境が一緒だから、より子育ての話もしやすいし。なのでママランチデビューのときはとても嬉しかったです!
近藤:
口コミで広がったコミュニティなので、これからも広げていきたいですね!
ー今後の仕事・母親業の展望を教えてください!
大熊:
仕事面では、目の前のスキル向上はもちろんですが、人々の生活の利便性を高められるレベルまで自分の仕事が及んでいけるといいなと思っています。産休・育休中にECの存在価値について考えることもあったんですが、コロナ禍ということもあり、ECの利便性を高めていくことが社会貢献につながっていると改めて強く感じて、自分の仕事をもっと突き詰めていこうと思えました。
お母さんとしては、“お洒落な肝っ玉母ちゃん”になりたいです(笑)。伸び伸びと育ってほしいので、あんまり細かいことは言わずに懐の深いお母さんでいたいなと思いますね。
近藤:
今は未経験のエンジニア組織の中にいるので、これを機に文化や言語などエンジニアの世界への理解を深めていきたいです。システムを作れない私がなかなか入れる組織じゃないと思うので、貴重な時期。その中で必要とされる人材になりたいなと感じています。
母親としては、つかずはなれずな友達親子の関係になりたいです。娘とはいつか恋愛の話をしたり旅行をしたりするのが憧れです。今は怒ってばっかりなので難しいですけどね(笑)。息子はマザコンにならないようにしたいなと思いますが、離れられると寂しいかも…なんて今から思っています。
ーお二人とも、お話しいただきありがとうございました!
インタビュー後、お子さんのお写真をいただきました!皆さんとてもいい笑顔…!
素敵なお母さんたちのご紹介でした!