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マニュアルは存在しない!マネージャーでいることの10の心構え

こんにちは、アスクルの いのだい です。

「マネージャー」というと、どんなことをイメージしますか??
管理職、リーダー、責任が重い、一番デキる人がなるもの、一番キャリアが長い人がなるもの etc... 本記事で筆者なりのマネージャーの価値観を共有したいと思います。

まずは自己紹介

筆者は2016年にアスクルに入社し、2017年6月から運用エンジニアチームのマネージャーをやっています。2019年4月現在、筆者を入れて4名のチームです。

マネージャーとしての主な業務はメンバーの勤怠管理、申請の承認、メンバーとの1on1ミーティング、メンバーの目標の承認と評価です。運用作業をしたりコードを書く業務はほとんどしていません。

マネージャーをやりたくてマネージャーになった私

筆者はアスクルに入社する時からマネージャーになりたいと思っていました。

  • 技術よりも人や組織の関わりで成果をあげたかったから
  • 人の面倒を見るのが好きだから
  • 権限を持ちたかったから

ちなみに、筆者はバリバリのプログラマではなかったですが、コードを書くのは楽しいです。

私が思うマネージャーとは

マネージャーにはプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーなどがありますが、筆者は組織におけるラインマネージャーにあたります。

チームにおけるマネージャーの役割は チームが最大限のパフォーマンスを発揮し、成果をあげられるよう責任を持つことだと考えます。

チームが成果をあげるにはメンバーが力を発揮する必要があります。そのためには、メンバーがやりがいを持って仕事に取り組める環境づくりが大事です。

突然「やりがい」というとても定性的で感覚的な言葉が登場しました。メンバーが10人いれば、10通りのやりがいがあります。当たり前なことに聞こえますが、単に一緒に業務をしているだけではわからないかもしれません。

現場で業務にあたるマネージャーは、メンバーにもっとも近い位置でメンバーの価値観と向き合う必要があります。

具体的には傾聴やコーチングといったスキルが必要になってきますが、ここではマネージャーであることの意味や心構えといったマインドの部分に絞って書きます(筆者もまだまだ勉強中の身です!)

マネージャーでいることの10の心構え

さて、本題です。ここからは筆者がマネージャーとして意識していることを、マネージャーである皆さん(そうでない人も含めて!)に語りかけるように紹介していきます。

1. マネージャーは偉いのではなく1つの役割である

マネジメントを行うスキルが求められますが、スペシャリストが技術力を求められるのと同じです。ちなみに、筆者は上司・部下という呼び名は好きではありません。

2. メンバーの意志を尊重する

何よりチームを動かしているのはメンバーであり、メンバーの意志なくして成功はありえません。したがってメンバーが持つ意志を常に認識し、チームとのギャップがあれば丁寧に埋めていかなければなりません。

3. チームに責任を持つ

メンバーはメンバー自身が成果をあげることに責任を持ちます。マネージャーはチームが成果をあげることに責任を持ちます。

4. メンバーが感情を持っていることを忘れない

論理的に考え過ぎると、メンバーが持つ感情への意識が薄れてしまうことがあります。メンバーが理解できても、納得できていないかもしれません。

5. 引っ張るのではなくて引き出す

メンバーをぐいぐい引っ張るのはリーディングであり、メンバーのレベルアップするきっかけを引き出すのがマネジメントだと考えます。

6. 的確に判断する

時として重要な決定が迫られます。チームの最終判断者はマネージャーです。決して抱え込むのではなく、メンバーの意見にも耳を傾けて何が最善なのか慎重に見極めましょう。

7. 先頭に立つのではなく矢面に立つ

先頭に立つのではなく、外部との交渉や重要な決断を迫られた時に真っ先に受け止めることでメンバーを守ります。

8. 筋を通す

常に一貫性を保てるのが最善ですが、あっち行ったりこっち行ったりしても良いです。方向転換する時にメンバーに対してきちんと説明すれば良いのです。

9. 指示を出さない

目指すべきゴールを示しますが、具体的な指示を出しません。チームがゴールに正しく向かっているのか、最大の注意を払います。

10. 自分ができることはたかが知れていると認識する

自分一人でできることはたかが知れています。チームで力を結集することで大きな成果があげられます。チームの成果はマネージャーの成果です。胸を張りましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか??

今回、表現が難しいマネジメントについて筆者なりに言語化してみました。書き終えた今、筆者のマネジメントに対する考え方を整理することができたように思えます。

これからも日々悩みながら学んでいきたいと思います。

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