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ハイリスク ──学生時代のモーグルが導いた今への軌跡
2015年5月アシスト入社。情報活用技術部に所属し、WebFOCUSのフィールドエンジニアとしてプリ・ポスト対応をはじめ、教育講師も担当する林 宏樹。スポーツ選手にたとえるとユーティリティープレイヤーのような存在です。
中途入社後早々に活躍できている、その秘訣はどこにあるのでしょうか。ひも解くと、学生時代のモーグル経験が見えてきました。
林 「大学4年間はひたすらモーグルの上達を目指して練習してきました。学生時代はモーグルが人生のすべてでした」
多くの練習を重ね、ついには大学4年生のとき、スキーのモーグル競技で西日本チャンピオンに輝きました。そして、今の仕事につながる大きな布石をふたつ見つけたのです。
林 「かっこよく言えば『広い視野を持つこと』。モーグルのスタート台に立ったとき、いつも最初にゴールエリアを見て、それからコース全体を良く見ていました」
このことは、日々の仕事にもつながっています。
林 「ゴールがあって、そこに行くにはどのライン取りをすると早く、確実にいけるかを考える。このことは、仕事に取り組むときにもいえると思うんです。ゴールを設定せず闇雲に走っても、自分がどうなりたいか見えないので、成果につながりません。ゴールがあるからこそ、それに向かって初めて自分が何をすべきか見えてくると思うんです」
また、モーグルは、どんどん難度の高いエアが要求されるようになり、深刻なケガをしてしまう選手もいるほどの“ハイリスク”のスポーツ。その性質が林にもうひとつの布石を与えました。
林 「『できないことをできないと決めつけるのではなく、できないことをできるようになったときの達成感を想像しながら、常にポジティブに何事にも挑戦する』。そう思いながらモーグルをやっていました。そしてそれは、最初から無理と諦めず、お客様の課題解決の役に立つことを最優先に行動する姿勢につながっていると思います」
新しいことにチャレンジしたい──前職での経験とアシストとの出会い
大学時代に原体験ともいえる大切なことを多くを学んだ林。大学卒業後は、大学時代からアルバイトでコンピュータを使っていたこともあり、新卒でSIerに就職しました。SEとして某生命保険会社の個人保険システム開発に携わり、主に業務系システムの保守や新規構築などお客様先へ常駐する仕事を担当します。
その後、充実した毎日を送る林でしたが、入社して7年たったある日、新しいことにチャレンジしたいと転職を考えるようになりました。
林 「大学で経営学を専攻していたことやファイナンシャル・プランナーの資格を取得したこともあり、新卒時には金融業界を中心に就職活動を進めていました。模索する中でシステム開発という未経験の職種に憧れを感じ、挑戦したいと思う気持ちでSEとして社会人をスタートしました。
当然のことながら最初はわからないことだらけでしたが、努力し続けることで先輩からも認められ、複数システムの開発担当やプロジェクトリーダーという立場も経験できました。
スポーツをやっていたときと同様、努力し続ければ結果を出せるということにあらためて気づけました。一方、職務の都合上、常駐先が入社時から変わらず同じ企業で、この先も同じように働いている姿が容易に想像できてしまったんです。向上心を維持し続けるためにも、これまでの経験を生かしつつ、自分が挑戦したい仕事に取り組んでみたいと思うようになりました」
そんなとき、転職エージェントから紹介されたのがアシスト。人を大切にしていることや顧客ニーズに応じて柔軟に対応可能な技術力が求められる点に、林は大きな魅力を感じました。
林 「人と人とのつながりが強く、社内外を問わず人を大切にしている点や顧客志向の強さ、顧客ニーズに柔軟に対応できる技術力に興味をひかれました。 実際、面接では職務経歴のお話よりも価値観が合うかどうかという視点での雑談が中心だったと記憶しています。
転職してみると、価値観の近い社員が多く、入社前のイメージとギャップはほとんどありませんでした。そのため、入社後も自然と溶け込めました」
新天地での新たな挑戦。チャレンジ精神が導いた受賞の数々
何度も社内での賞を受ける林ですが、技術面では前職で経験した分野とまったく異なるため、入社当初は業務のかたわら勉強が大変でした。
しかし、そんな困ったときでも、周りの先輩たちが林に親身に接してくれたと言います。
林 「アットホームで社員同士とても仲が良く、縦と横、両方のつながりが強いなと。また、転職者として入ってきた私にも優しく接してくれたのでわからないことがあっても聞きやすかったですね」
入社し、先輩たちに教えてもらう中で徐々に仕事にも慣れていった林。3カ月たったころには、紹介セミナー講師や個別提案に加え、受注後の技術支援や教育セミナー講師といったさまざまな業務も任されるようになります。
林 「やりたいことはとことん追求させてもらえる環境でして。さまざまな業務も上司に『やるか?』と言われ、ふたつ返事で引き受けました。さまざまな業務を担当できることはいろんなお客様と知り合うきっかけにもなりますし、とてもやりがいがあります」
持ち前のチャレンジ精神を存分に振るい、順風満帆な日々を送る林が出会ったのが、ある中間流通業大手のお客様での案件。2016年5月に製品紹介をし、受注まで1年以上という長期提案となりましたが、林はこの案件により技術に関する3つの賞を獲得することになります。
林 「そのお客様は、当初から私が担当していた製品(WebFOCUS)を中核とした、柔軟かつ幅広い情報活用ニーズに対応可能なパッケージングに強いご関心を示されました。ただ、WebFOCUSの性能を最大限生かすためには、新たにしくみを構築する必要もありました」
WebFOCUSの性能は既存のしくみに依存することから、お客様の課題を解決するためにはデータベースも併せたソリューションの提案が必要不可欠だったのです。
2016年12月、WebFOCUSの試使用でお客様を訪問した際に、やはりレスポンスがネックとのコメントがありました。
林 「WebFOCUSとも親和性の高い、Verticaというデータベースのレスポンス性能テストの動画をご覧いただいたことや、概要説明できたことで一気に案件が加速しました。また、WebFOCUSを起点に課題の洗い出しをメインで担当させていただき、その際の積極的な行動が結果につながったなと。お客様との信頼関係が構築できたことも大きかったと感じています」
大切なのは、仲間 ──お客様第一と考える林が大事にする想い
一見、スムーズにことが進み各受賞につながったようにも思えますが、そこには、多大なる仲間の協力がありました。
林 「Verticaチームメンバーをはじめ、営業の方やチームメンバーのサポートがあってこその受賞だと感じています」
仲間の協力もあってこそと語る林。より良い仕事をするためにはその環境が大事だと語ります。
林 「幅広くお客様のニーズに柔軟に対応できるよう広い視野を持つため、担当の情報活用分野はもちろんのこと、データベースやセキュリティといった分野に関しても勉強しています。それができるのは、さまざまな分野や業務に精通する社員同士、仲が良いアシストの環境があるからこそだと思います」
そんな林が描く未来とは──
林 「お客様の業務をもっと知りたいですね。そうすればより最適な課題解決を図れるようになると思います。製品を熟知し経験を積み、お客様の業務についての知識を増やしていけばおのずと道は開けると思います。モーグルと同じく難度は高くなっていくと思いますが、アシストには成長できる環境が整っているのでひとつずつ着実にステップアップしていきたいです」
持ち前のチャレンジ精神が導いた数々の社内受賞。その裏には、お客様のことを第一に考え、無理だと諦めない姿勢が根底にありました。これからも林は、昨日の自分を超えながら、高い目標に挑戦し続けていきます。
※組織・役職などは記事作成時点での情報です。