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個人開発に興味のある方必見!「人をつくるアルサーガ。」連載第33回は、iOSエンジニアの朝倉が登場!
学生時代、アメリカへ留学した経験をきっかけにエンジニアへの道が開かれ、現在個人で開発し運営しているサービス「WECAN朝活」のアイディアもここから生まれたと言います。そこで、アプリの開発秘話からアルサーガの入社の経緯、チーム開発と個人開発の違いについて話を聞きました。
留学での経験が今の自分をつくる
――エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
朝倉:アメリカ留学中にできた友人がAppleで働いており、刺激を受けたことがきっかけです。
アルサーガへ入社する前は、中学生の頃から憧れていた海外へ行くという夢を叶えるため、アメリカのサンフランシスコへ計1年ほど留学をしていました。
その当時は海外へ行くことを目的としていたため、将来何をしたいのかまだ明確ではありませんでしたが、留学中にAppleで働くエンジニアと友人になったのがきっかけで、エンジニアという仕事を改めて認識することになりました。そして、彼の仕事の話を聞いているうちに刺激を受け「エンジニアは最先端でかっこいい!」とシンプルに思うようになりました。
そこから自身でエンジニアについて調べるようになり、エンジニアという仕事が、需要が高くなってきていて若者からも注目を集めている職種ということを知りました。それらが後押しとなり、本格的にプログラミングの勉強を始めました。
――留学中に独学をしていたのですか?
朝倉:はい、まずは独学をしていましたが、コロナの影響で半年間一時帰国することになってしまい、この期間を有効活用しようと思い、帰国後にプログラミングスクールへ通うことにしました。
プログラミングスクールへは3ヶ月ほど通い、最終課題でアプリをつくることになったのですが、僕の中でつくりたいアプリはすでに決まっていました。ただ、それ以外の細かなプランがいまいち決まっておらず、デザイナーの友人へ相談したところWebアプリではなくiOSアプリにしたらどうかと提案されました。
プログラミングスクールではSwift言語(iOSアプリ開発言語)を学んでいなかったため、新たに勉強する必要がありましたが、今後サービスとして運営したい思いがあったので、これを機にiOSエンジニアを目指すことにしました。
その後、その友人と共に「WECAN朝活」というアプリを運営することになります。
「WECAN朝活」とは?
早起きが続かない人のための金銭的コミット×朝活習慣化×コミュニティを掛け合わせた日本初の朝活アプリです。 オンライン上の朝活コミュニティに参加し、早起きにコミットする金額を支払い、起きられなければ参加費が没収される仕組みで早起き習慣化を目指します。
▼ダウンロードはこちら
過去の実体験がアイディアに!個人アプリ開発秘話
――「朝活」や「金銭的コミット」に注目した理由はなぜですか?
朝倉:僕が学生時代に、朝活の習慣をつけられなかったことが背景にあります。前述の通り留学をしていた頃、朝から勉強する習慣をつけようと思い何度か挑戦したのですが、なかなか継続できませんでした。
そこで「集合時間に遅れたら相手の朝ごはん代を支払う」という朝活を友人と実施したところ、今まで何十回と習慣化に失敗してきた早起きが続けられるようになりました。
そこから、そのようなサポートをしてくれるアプリをつくったら面白いのではないかと考えていました。
そして、本格的にアプリ開発を始動することになり、まずは情報収集として似たようなコンセプトで運営しているアプリのリサーチから始め、最終的に「チャレンジャーズ」という韓国の目標達成アプリに着目しました。
そのサービスのビジネスモデルは、僕らが考えているものとほぼ同様でしたが、設定する目標の縛りはなく、習慣化したいタスクに対して金銭的コミットをするというものでした。
ただ、中でも一番多くチャレンジが行われている目標は「朝活」だったんです。
最初は、その韓国アプリのように全ジャンルの目標に対応することを想定していましたが、友人と分析と検討を重ね、「朝活」のみに絞ることを決意しました。
余談ですが、その当時は、一緒にアプリを運営する友人と二人で1Kの部屋に暮らしていました。ですので、このような感じで毎日ずっとこのアプリについて話してました(笑)。
――同居でのアプリ開発はなかなかストイックですね(笑)。 どのくらいの期間でつくったのですか?
朝倉:当初は3〜4ヶ月を目処にスケジュールを立てていました。ただ、サーバー側の決済処理においては外部へ委託していたのですが、そちらでバグが結構出てしまったため、スケジュールが遅延し、結局のところ5ヶ月ほどかかりました。
――個人開発にしては少々ハードなスケジュールだと思ったのですが…
朝倉:そうですね。。しかも、友人はデザイン担当で僕が開発担当だったので、開発中は常に隣で監視されていたんです(笑)。
スパルタではありましたが、僕は家賃を支払っていなかったので、その分サービスをつくることに注力せざるを得なかったです。ずっと一緒の空間にいるので何度も衝突しましたし、厳しい環境だったので、当時を振り返るとよく頑張ったなと思います(笑)。
――本当にお疲れ様です!(笑) サービスローンチ後の反響はいかがでしたか?
朝倉:僕自身、朝活のコミュニティにずっと参加していたのですが、そこの皆にアプリを紹介したところ始めてくださる方が多く、今では累計500人ほどの方がチャレンジしてくださいました。
今後はインスタ(Instagram)での宣伝を目標としています。有志でインスタの運営に協力してくれる友人がいて、まずはフォロワーを増やす施策を行っているのですが、順調に上手くいっており、今では2万人を超えるまでになりました。
Instagram:wecan_asakatsu
まだそこでは「WECAN朝活」の宣伝は行っていないので、出すタイミングを伺っているところです。踏み出せていない要因としては、もしもユーザーが一気に増加した場合、バグに対する問い合わせが急に増える可能性を恐れているからです。。
今は問い合わせの対応もすべて手動で行っているため、今後サービスを円滑に回していく上での課題とも言えますね。
入社をして知る、チーム開発と個人開発の違いとは?
――アルサーガへの入社のきっかけを教えてください。
朝倉:プログラミングスクールで同じチームだった友人にアルサーガを紹介していただきました。
僕はプログラミングスクール卒業後、再び留学を経て日本に帰国し、就職活動を行っていたのですが、そのタイミングでスクール時代の友人と久々に会うことになりました。
その友人はすでにアルサーガで働いてたので、参考までに話を伺ったところ「若い人が多く、会社自体も活気に溢れていて楽しい」と絶賛していたんです。その話を聞き、僕がこれまでに応募した企業とは印象が違うことに驚きましたし、実際に働いている人からの話は真実味を増し、より一層魅力的に感じたので挑戦してみようと思いました。
アルサーガはリファラル採用も実施しているとのことだったので、彼の紹介でアプリDivisionのマネージャーと面談の機会をいただきました。そこでは会社の紹介から仕事内容など丁寧にお話くださり実際に働くイメージが沸きました。
また、本来であれば課題があると伺っていましたが、自身で開発したサービスがあり、さらにマネタイズができている点が評価され、特例の課題なしで内定をいただくことができました。
友人から伺っていた通り、同世代も多く活気があり楽しいですし、裁量を持って働けるところがいいなと感じています。
――現在、組織でのチーム開発と個人開発の両立を経験してみていかがですか?
朝倉:まず、自分がまだまだ未熟であることを痛感しました。個人開発ではスピード重視の開発だったため、なぜこれで動いているのか理解もしないまま、機能のメモをとることもせず進めてしまっていました。
アルサーガへ入社し、チーム開発をすることで基礎の重要さを学びましたし、責任感も芽生えました。アプリDivisionの先輩方はとても優秀な方が多く、いち早くそこに近づきたいので、今は基礎を振り返り勉強をし直しているところです。
一方、個人開発ではモチベーションを保つのが難しいと感じています。新機能の実装やスケジューリング管理もすべて自分次第になるので、常に一定のモチベーションで走り続けるのはとても大変です。一緒に運営している友人もエンジニアだったら怠けずに意識高く頑張ることができたのかもしれないと思うこともあります(笑)。
本業と副業の両立はなかなか大変ですが、経験してみて生まれる発見も大きいので今後も頑張りたいと思っています。僕のようにエンジニアとしての経験が浅いうちに個人開発に挑戦してみたいと思っている方は、まずは一人ではなくエンジニア数人で始めてみることをおすすめします。
――最後に、アルサーガに参画したいと思っている方へ一言お願いします!
朝倉:アプリDivisionのムードメーカーになって盛り上げてくれる方をお待ちしております!
――ありがとうございました!
(写真=App Div 吉田、文=広報室 宮崎)