こんにちは、Arentです。
建設DXを推し進めるArentは、現在世界的な建設ソフトウェア開発会社であるAutodesk社と共に、様々な建設DXの可能性を模索しています。
今回は、そんなAutodesk社の羽山様の目線から、Arentがどんな会社なのかを伺いました。
【羽山拓也様 プロフィール】
日本地域営業統括 技術営業本部
建築・土木 テクニカルソリューション エグゼクティブ
建築ソリューションリーダー
■Arentとの出会いを教えてください
2021年夏頃だと思います。
実はArentからお声かけいただく前から、プロダクトのPlantStream®︎のことはWEBの情報を通じて知っていまして、Revitでもこういう自動化ができたら良いなと思っていました。
直接のやりとりは、Revit User Groupにいらっしゃった方を経由して、Arentからお話の機会をいただいたことがきっかけでしたね。
当時から、RevitというグローバルなBIMソフトウェアを、日本のお客様にどのようにカスタマイズしてご利用頂くかということに課題を感じていました。
従来のウォーターフォール型の開発のように一度決めた要件通りソフトウェアを作るのでは無く、RevitというAPIの整った環境を利用しつつ、業界内の様々な方と議論を酌み交わしながら軌道修正を繰り返しつつ、ユーザーにとって本当に必要なRevitと連携したアプリケーションを開発していける会社を求めており、まさしくそれがArentでした。
■Arentが他と違うと感じたポイントを教えてください
協業していくかどうかということで、実は最初は不安な部分もありました。
Arentという会社は建設業界以外でも事業を展開していけるポテンシャルを持っており、予定通り進まなかった場合、「やっぱりやめました」ができるため、大変失礼ながら、我々の大切なお客様を混乱させる可能性があると思いました。
しかし、代表の鴨林さんからも「Arentは本気でやる。Arentも業界の暗黙知を解消に貢献したい。」と言っていただき、上場して会社を大きくしたいだけじゃないと感じられたのは、一緒にやらせていただきたいと思った理由の一つです。鴨林さんの熱意から「この人たちなら業界に新しい風を吹かしてくれるかもしれない。」と強く感じました。
建設業界ではDXという言葉がバズワード的に飛び交っています。
当時私自身もBIMについては明るいものの、国内における建設DXの出口については、はっきり見えていませんでした。また同時に、DXは業界の課題解決の一つの勝ち筋だと思ってはいたものの、その勝ち筋を具体的な実現プロセスも含めて提示できる会社は少なかったと思っています。
ですので、お客さんに言われたものをウォーターフォール型で開発するのではなく、お客さんとビジネス課題をしっかり捉えながら、優秀なエンジニアと共にプロダクトを作っていくことができるArentのスタイルには、衝撃を受けました。
そうやって経営領域と業務領域でお客様と会話しながら、自社でプロダクトを仕上げていける力があるのはArentの強みだと思います。
また、モダンなシステムを作れる会社は国内にも沢山あると思いますが、ただそれはArent風に言うとホリゾンタルな領域がほとんどで、業界の深いところに突っ込んでいくのは難しいと思います。そのため、建設業の現場では、未だにとてもアナログな仕事の仕方になっています。
Arentのように、元々建設業界の外に居た新進気鋭の企業が、建設といった特殊性の高いバーティカルな領域に突っ込んで来てくれていることは、長年変えることのできなかった業界の業務フローの変革に一石を投じてくれると思います。AutodeskはArentのような会社が増えていく環境を整えることも重要だと考えています。
■Arentにいる方の印象を教えてください
まず代表の鴨林さんは強烈な方だなという印象です(笑)。
ビジネスの視点もプロダクトの視点も鋭いものを持っていて、ただその上で、お客さんに対しても社員の方に対しても、とても気遣いをする方ですよね。
そこが個人的には凄いと思っています。
どういうことかというと、優秀なエンジニアの方や大手企業では横並びにされてしまって思うように活躍の場が与えられないような尖った方々など、チームとしての層の厚みを出しつつ、そういう方々を受け止められる環境を経営者として準備されているということがすごいなと感じています。
Arentの中で印象的な社員を一人挙げると、大北(=尚永・Arentエンジニア)さんです。溢れるほどの情報量を高い能力で整理しつつ、お客さんに絶対に嫌われないコミュニケーションをとれる方です。普通だとぐちゃぐちゃになってしまいそうなふわっとした話も「めっちゃ大変ですけど何とかなると思います。いつもこんな感じなので。」と言ってプロダクトとして作ってしまう。
「この人であればお客様も安心して自分たちの悩みを打ち明けるでしょうし、その悩みを昇華させ業界を変えるプロダクトを作り上げてくれる」と感じています。
他にも、明らかにお話した瞬間から「できる人だな」と感じる方々が複数いて、層の厚さもあり、バランスがとれた組織だなと感じます。大企業であれば成果に関わらず横並びにされてしまい、活躍の場が与えられないこともあると思いますが、Arentの皆さんは誰もがいきいきと働いていて、誰もやらされている感がありません。そりゃこんな組織ならうまくいくよね、と思います。
また知識に対して貪欲な方が多いですよね。
情報を整理することそのものに喜びを感じている方がいたり、お客様先の現場見学に行きたいと手を上げるエンジニアが多いのも変わっていると思います。
Arentという会社を例えるなら、ずっと大学などの研究室の延長線上にあるようなイメージがありますね(笑)。鴨林さんと会話したときにも「毎日が文化祭の前夜」「永遠の中二病(笑)」といったワードが出てきましたし、それだけの熱量がある会社って少ないと思います。
■Arentに期待していることを教えてください
建設DXには様々な課題があります。
日本はITエンジニアが少なく、ユーザー企業にはインハウスエンジニアがほとんどいません。そしてITベンダーも業界の深いところには届かないので、なかなかDXが進みません。
私たちもグローバルでビジネスをしているので、どうしてもローカルそれぞれに寄り添えるところには限度があります。その代わりに、誰でもAutodesk Solutionと連携して頂けるように、APIの整備にとてもお金をかけていますが、APIがお客さんにとってしっかりと意味があるものになるには、Arentのような企業が必要です。
なのでArentには、ちゃんとお客さんに意味があるプロダクトを届けて欲しいと期待しています。プラントではすでに実践されていると思いますが、それを建設全体でも実現して欲しいと期待しております。
Autodeskのパートナーとしてやっていきながら、色んな会社と業界の暗黙知をデジタル化して、アジャイルでDXを立ち上げていく……そういう方向にすでに進んでいただいていると思いますが、まだ取り組みは走り出したばかりです。
今、私たちのお客様は本当に日々大変な現場で日本国内の建物を作ってくれています。Arentの取組みは、そこにある様々な課題を解決していけるような大きな取り組みになると思っていますし、一過性ではなくちゃんと業界にDXを根付かせて欲しいと考えてます。
そして、Autdeskも製造やメディア、土木など様々な分野がありますので、Arentも建設にとらわれず、日本全体のものづくり業界のバーティカルな部分に取り組んでもらえるとありがたいなと思っています。
■最後に
Arentは「暗黙知を民主化する」というミッションのもと、エンジニアを中心としたメンバーで建設業界の課題解消に取り組んでいます。20年間放置されてきた難問へ一緒に取り組みませんか?
今すぐ転職をお考えでなくても構いません。
Arentは皆様のご応募お待ちしております!
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