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「日本の企業にもTBMおよびApptioの必要性が認知されていくことは間違いない」確信を現実にすべく奔走するImplementation Consultantのストーリー

Implementation Consultant(導入コンサルタント:以下IC)として活躍中の西部さん。Apptio製品の新しい機能がリリースされると、社内で嬉しそうに共有してくださる姿が愛らしいと評判になるほど、Apptio製品への豊富な知識と愛を感じます。趣味はランニングや登山でアクティブな一面とは裏腹に、シャイな一面をお持ちのためお顔出しはNGですが、とても優しい西部さんにインタビューさせていただきました。

藤塚:西部さん本日はよろしくお願い致します!早速ですがご経歴を教えてください。


西部:日系独立系SIでSE 3年を勤めた後に、オラクルに転職して、サポートアナリスト 3年、研修インストラクター、マネージャ、研修企画を担当し合計10年在籍しました。その後インド系の会社Infosysで ERP導入コンサルタントとして10年間勤め(主にSCM領域 - 販売・製造) 、その後1年間SaaS製品のSIを行う日系企業で、PM・コンサルとして従事していました。SE、パッケージ製品導入コンサルタントとしてのキャリアがメインです。


藤塚:わかりやすくありがとうございます。どのような経緯でこれまでのキャリアを選択されてきたのですか?


西部:大学でITを専攻していたので、その流れでSIに興味を持ち、中でもベンダーニュートラルに、顧客視点で一番良いものを提供できる独立系SIの会社に魅力を感じてSEとして入社しました。その後、システム開発を経験する中で、データベース製品に魅力を感じ、オラクルに転職しました。

オラクルでは製品知識を深めるためサポートアナリストを3年経験した後に、その経験を人に教えたいと考えるようになり、顧客やパートナー向け研修ビジネスを担当する部門に異動しました。オラクル製品のデータベースはバックエンドで重要部分を担いますが、次第にビジネスへ直結する製品に興味を持つようになり、またパートナー経由ではなく直接顧客に貢献していきたいという思いもあり、インド系の会社InfosysにERPコンサルタントとして転職しました。

InfosysではSCM領域をメインに、顧客との要件確認やオフショアメンバーと連携してアドオン開発等、ERPの実装を10年担当しました。ここまでオンプレミスの形態が中心のキャリアで、効率性の観点からSaaS領域に興味が湧いてきたところで、たまたまSaaSパッケージのSIを行う日系企業からお声がかかり、経験も活かせそうだったので転職を決意しました。

そこでは、PM、コンサルとしてSaaS製品の実装を担当しました。従来のオンプレミスより明らかに簡便に実装をすすめることができる反面、よく言えば自由度が高く、悪くいえば型がない製品だったため、要件定義がゼロベースになり非効率だなと感じていました。


藤塚:色々なご経験をされておりますね。そして次はいよいよApptioですね?


西部:はい。知り合いから、Apptioが提唱する方法論 Technology Business Management (TBM)について話を聞く機会があり、非常に感銘を受けました。TBMというのは、ITファイナンス管理のベストプラクティスで、既にUSでは一般化しています。そのTBMはApptio固有のものではなくUSの先進企業を中心としたナレッジから生まれたもので、Apptioが単なるパッケージ売りの会社ではないことに魅力を感じました。日本企業のITファイナンス管理については、各社で試行錯誤し、Excelで管理している会社が多いというのが実情です。IT予算の増加、IT自体の重要性の高まりから、今後日本の企業でもTBMおよびApptioの必要性が認知されていくことは間違いないと確信したので、入社を決めました。とはいえ、TBMというメソドロジーを100%理解していたわけではないので、若干の不安はありました。


藤塚:TBMは欧米ではデファクトスタンダードになりつつあるそうですが、日本でももっと皆さんに知っていただきたいですよね。ApptioでのImplementation Consultantの仕事は実際どのようなことをされているのですか?

西部:お客様のApptio SaaS製品導入支援です。業務内容として、要件定義、標準コンフィギュレーション、顧客固有レポート構築などがあります。大枠は一般的なパッケージ製品の導入コンサルタントと同じです。ただ通常のパッケージ導入と異なる点として、定型の要件整理、FitGap、セットアップ、アドオンだけを行うのではなく、ベストプラクティスのご説明、精緻なデータがない場合については仮設ベースで一定妥当な数値をとらえる提案など ベストプラクティスに即しつつ、顧客状況にあわせた導入を行うという点です。プラットフォームとしても優れていて、アドオン開発やセットアップに多く時間を費やすことはそれほどなく、繰り返しの単純作業より頭を使うことのウェートが高く、そこが面白い点です。一度に担当するプロジェクトは1~2つ程度で、プロジェクトの平均期間は5~6ヶ月です。顧客に価値を早く体感していただくために、プロジェクト期間はなるべく短縮できるよう努力しています。


藤塚:入社前の不安は、実際に入社してみてどうでしたか?


西部:正直なところ、最初は、キャッチアップに苦労しました。製品も方法論もユニークで、製品がTBMという方法論に則してできているため、相互に関係しています。単純なトランザクションシステムやデータ管理ツールとは異なり、独自機能が製品として備わっていて、それが非常に奥深いです。具体的にはApptioにおいて「配賦」という機能が特徴的で、中でもメトリックの概念がユニークです。当時はまだ立ち上げ時期だったこともあり、これらの情報が少なく理解に苦労しました。ただ今は十分に整理でき、分かりやすく説明できると思いますので、新たに入社される方は安心してください。


藤塚:西部さんに教えていただけるのは心強いですね!Apptioに入って良かったと思うことはありますか?


西部:まず、働いている人が優秀で、人間ができていることです。仕事の分担など変なところでストレスを感じることがありません。また日本では、現在黎明期であることもあり、この領域に投資をするという視座の高いお客様を担当することが多く、些末なことにこだわるのではなく意義のある仕事ができるのがよいと思います。これは色々なシステム実装をしてきましたが、ApptioのICは恵まれているなと感じる要素の一つです。


藤塚:カルチャーについてはどう感じますか?


西部:フラット、オープン、自立しているということを感じます。一方で人数が少ないからか、他部署との距離は近いです。主に営業メンバーと、案件ベースに顧客の方向性等を引き継ぎする際によく会話します。ただ、営業から無理な案件がきて困ってしまうブラックな環境ではありません。顧客のための会話が多いが故に、距離が近いというイメージです。


藤塚:そうですよね、私も働いていて人のストレスが全くないという点でとても恵まれているなと感じています。今後どのような方とApptioを拡大していきたいですか?


西部:今のApptioには、自分の仕事を限定する人がおらず、助け合いの精神が自然と根付いています。ICですが、営業支援するようなことも多少ありますし、そういうことに抵抗がない方が入ってくれるとより組織が成長できるかなと思います。また組織も小さいので、楽しく仕事ができ、ネガティブではなく、自立している人というのも大事かなと思います。


藤塚:少数精鋭部隊にとって、自分のRoleの垣根を超えることは確かに求められる要素の一つですね。西部さん、業務でご多忙のところ本日はありがとうございました!



過去の採用ウェビナー:こちら

Apptio Webサイト  :こちら

撮影場所:WeWork 丸の内北口

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