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17歳で事業を立ち上げ、18歳で渡米。現地のベンチャー企業で働き、シリコンバレーに10年いた私が、アプリボットで働く理由

日本で事業立ち上げ後、18歳でシリコンバレーへ。現地の大学を卒業後、そのまま現地のベンチャー企業に就職、シリコンバレーで10年を過ごした入江 泰輔さん。なぜ今アプリボットで働いているのかを聞きました。

【プロフィール】

入江泰輔(Daisuke Irie)

18歳のときに渡米。現地の大学でデザインとエンジニアリングを学び、美大に編入。卒業後、現地のベンチャー企業に就職し、UX、デザイン、3Dの分野に従事。帰国後、大手IT企業、ベンチャー企業CTOを経て、サイバーエージェントグループに入社。現在は、アプリボットで新規案件クリエイティブディレクター及び3DクリエイティブDivのマネジメントを担当。


◆アメリカで学んだことを日本に持ち帰りたい

———17歳で、どんな事業を立ち上げたのですか?

親によると幼稚園に入る前からモノづくりに関心があったらしく、高専に進んでモノづくりをしていて、自分のホームページも作っていたんです。さらに自分でホームページのDAUや流入元、アクセスのグラフなど開発しサイトを運用していたら、「広告の出稿をしませんか?」と声をかけてもらいました。しばらくして、安定的に運営ができるようになり、母親から、「事業化したほうがいいんじゃない?」とアドバイスされ、立ち上げに至りました。

———その後、どうして渡米しようと思ったのですか?

通っていた高専は機械工学について学ぶ5年制の学校で、私がやっていた事業とは方向性が違ったんです。当時、ITの分野でやっていきたいと思い始めていたので、学校で学べる内容とやりたいことがどんどん乖離していきました。それで18歳のときに、どうせやるなら本場でやろうと思い立ってシリコンバレーへ行きました。もともと独学でやっていたデザインとエンジニアリングを本場の大学で初めて本格的に学んで、今後は3Dが必要になると思い、編入で美大へ進みました。美大卒業後は、そのまま現地のFacebookアプリケーションデベロッパーをしているベンチャー企業に就職し、UX、デザイン、3D全般に携わりました。気がつけば、渡米してから10年ほどシリコンバレーにいましたね。

———アメリカから日本に戻ってこようと思ったきっかけは何ですか?

家で荷物の整理をしていて、渡米前の学生ビザ申請のときに書いた英作文を見つけたんです。そこには「アメリカで大学を卒業したら現地で経験を積んで、それを日本に持ち帰って役立てたい」とつたない英語で書いていました。アメリカでは転職するのは当たり前ですし、次に働く場所として日本という選択肢もあるなと思い、日本への転職を考え出しました。ちょうど10年いて、区切りが良かったのも理由のひとつですね。


◆組織力が高い場所で自分のパフォーマンスを試してみたかった

———アプリボットに転職した理由は何ですか?

日本に帰国後は、大手IT企業にまず入社し、その後ベンチャー企業でCTOを務めました。そのとき、「自分はマネジメントをするのが苦手」だと感じて、これは今後解決しなきゃいけない課題だと思ったんです。ずっと現場でやってきて、そのあといきなり取締役をやってしまったので、リーダー経験が抜けていました。そのため、現場のリーダーたちにどういう指示をすればいいか、どうすればモチベーション高く仕事をしてくれるのかなど、マネジメントの方法が全くわからず苦労しました。サイバーエージェントグループはマネジメントが優れていると聞いていたので、そこでマネジメントを学び直し、組織の成長に対して自分がどれくらいパフォーマンスを出せるか挑戦してみたいと思い転職を決めました。

———働いてみて、どんな会社だと思いましたか?

入社してみて思ったのは、「組織力が抜群に強い」ということです。例えば、アプリボットで提供しているスマートフォンゲーム「神式一閃 カムライトライブ」をリリースする直前は、他のプロジェクトの人が開発作業を手伝ったり、プランナーが組み込み作業の一部を積極的に引き受けたり、プロジェクトや職種を超えて協力していました。こういった一時的に人が必要になるタイミングですばやく協力体制が作れるよう、毎月会社やプロジェクトの状況を共有したり、定期的にBBQなどのイベントを行ったりと組織力を上げる取り組みが行なわれています。それによって、個々が持っている力以上のものが、掛け算のように何倍にもなって発揮されているなと感じ驚きました。

◆モノづくりの視点で貢献したい

———今どんなことをしていますか?

アプリボットの3Dセクションのマネジメント、複数の新規プロジェクトのクリエイティブのマネジメントをやっています。以前は、開発サイドのプロジェクトマネジメントも兼務していたのですが、開発サイドのプロジェクトマネジメントは開発を円滑に進めることに主軸を置くのに対して、クリエイティブのディレクションはクオリティを求め続けることに主軸を置くので、時と場合によっては目的が相反してしまいます。ですので、両方を受け持ってはいけないと思い、今はクリエイティブのマネージャーとしてマネジメントに振り切ってやっています。

———この先どんなことをやっていきたいですか?

今後もモノづくりを続けていきたいですね。モノづくりは1人でもできますが、組織でやったほうが業界に対してのバリューを発揮できると考えています。そのために必要なディレクションとマネジメントを、今後もモノづくりの視点で突き詰めていきたいと思っています。

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