企画を考えたけれど、これでいいのか自信がない。
もう少し調べてから相談しようと思っているうちに、時間が過ぎてしまう。
SNSの仕事に関わるなかで、そんな場面もあるかもしれません。
僕は、まだ迷っている段階でも、その迷いを一緒に話せる関係でいたいと思っています。
こんにちは。ANDGIVEの増島です。
今回は、企画を考える力と同じくらい大事にしたい、「相談すること」について書いてみます。
■ 完成した企画になるまで、待たなくていい
企画を見せるときには、狙いも構成も、きれいに説明できたほうがいい。
そう考えると、人に見せるまでのハードルは上がりますよね。
でも、途中だからこそ一緒に考えられることもあると思います。
どんな人に届けたいのか。その人に何を伝えたいのか。そこがまだ定まっていないなら、撮影の構成を細かくつくる前に話したほうが、考えやすいかもしれません。
僕が知りたいのは、完成した答えだけではありません。
何が気になって、どこまで考えて、何に迷っているのか。その途中の話も聞きたいです。
■ 「ここで迷っています」が、会話の入り口になる
たとえば、お店の商品を紹介する動画を考えているとします。ここからは、説明のための仮の例です。
価格の手頃さを最初に伝えるか、使いやすさを見せるかで迷っている。
そんなときに、「この企画、どうですか?」と聞く方法もありますが、もう少し迷っている場所を言葉にしてみる。
「初めてこの商品を見る人に届けたいです。価格から入ると興味を持ってもらえそうですが、使い方が分からないまま終わらないかが気になっています」
こう聞くと、話したいことが見えてきます。
使う場面を先に見せるのか。価格と使い方を短く組み合わせるのか。それを判断するために、お店の人に何を聞くのか。
相談する前に、全部を解決する必要はありません。
自分が引っかかっていることを一つ渡すだけでも、一緒に考える入り口になると思います。
もちろん、その一つすら分からないときは、「何が分からないか整理できていない」と話してもらえたらいい。相談するための準備が、相談を遅らせる理由にはなってほしくないんです。
■ 相談を受ける側も、考えを言葉にする
ここは、相談する人だけが頑張る話にしたくありません。
もし僕が「なんか違う」「もっと面白くして」とだけ返したら、相手は次に何を変えればいいか迷いますよね。
だから、相談を受ける側としても、どこが気になったのか、何を確かめたいのかを言葉にして返したいです。
たとえば、「商品の使いやすさを伝えたいのに、その場面が最後まで出てこない。冒頭に持ってくると、見え方はどう変わるだろう」と話す。
そのうえで、つくった人の理由も聞きたいです。こちらが気づいていない狙いや、撮影上の事情があるかもしれないので。
お互いの考えを出して、次に直すところを決める。そんな会話を増やしたいと思っています。
■ 自分にない視点が入るのが、チームの面白さ
過去のインタビューでも、僕は、背景の違うメンバーが連携することで、今までつくれなかったコンテンツが生まれる面白さを話しました。
企画を考える人、撮影する人、編集する人、お店でお客様と接している人。それぞれ気づくことは違うはずです。
自分の案を見せたときに、思ってもいなかった見方が返ってくる。そこから、もう一度考えてみる。
僕は、そのやり取りも含めて企画の仕事だと思っています。
最初の案に、誰かの気づきが加わってよくなったなら、それはうれしいことです。誰が思いついたかだけにこだわらず、一緒につくったものを喜べる関係でいたいですね。
■ 一緒に考える時間を、前に進む時間にしたい
相談の最後には、「次は何をするか」まで決めたいです。
冒頭を一つつくり直すのか、お店の人に質問するのか、足りない情報を調べるのか。
話したことで、次にやることが見えた。
そう思ってもらえる相談を、僕もできるようにしていきたいです。
SNSの仕事に興味があって、自分の考えを誰かと話しながら育てていくのが好きな方。
まだ自信はないけれど、分からないことを少しずつ言葉にしてみたい方。
そんな方とは、ぜひ一度お話ししてみたいです。
どんな企画が好きなのか、どんなところで迷うのか。仕事の話をしながら、お互いの考えを知れたらうれしいです!