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エンジニア5年目の仕事論。 ~ユーザーファーストという正義~


and factoryには、様々な領域の精鋭たちが続々とジョインしています。今回のand factoryインタビューでは、入社2ヶ月ながら社内での存在感を増しているAndroidエンジニア渡邉亮をご紹介します。

渡邉亮プロフィール
​​東海大学 工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻。大学卒業後は​​SES事業によるアプリケーション開発支援・設計・実装や、Androidアプリの​​受諾開発などに従事。2017年9月よりand factoryにジョイン。

大学では航空宇宙学を専攻していた渡邉。大学3年の後半に差し掛かかり、同級生の多くが就職活動に勤しむ中、渡邉は同級生たちを尻目に、「仕事とは?」の答えを考えていたと言います。そんな彼がなぜエンジニアになったのか?and factoryにジョインしたワケを聞きました。

ーーー就職活動をせずにいた渡邉青年。エンジニアを目指したきっかけは?

仕事について具体的なイメージが持てないでいた時、ご縁があってSIerの友人が勤めている会社にインターンとして出入りさせてもらうことになったんです。そこでは事務作業をしていただけですが、社員の方々が働く様子を見ていて、自分でも作ってみたいと感じたのがきっかけですね。

そこから関連書籍を買い込んでプログラミングを始めました。日中は大学で研究し、夜はひたすらプログラミングをしていました。プログラミングに没頭しているうちに大学4年後半になったのですが、その時点でも就職活動をしておらず、教授たちはとても心配していたと思います。

でも、僕はソフトウェアエンジニアになりたい、なかでもAndroidの開発をしたいと強い気持ちが芽生えていたし、これからの時代エンジニアになれば職に困ることもないのではと感じていました。

ーーーなぜAndroidエンジニアになりたいと?

その頃すでに、友人とのコミュニケーションはLINEなどのスマホアプリがメインになっていました。生活の中にアプリがあることが当たり前。これからはもっとこの流れが加速するだろうと。あとは自分がAndroidユーザーだったからですね。

ーーー大学卒業後は晴れてエンジニア職に就いたんですね。

新卒ではSESでの開発支援がメインでした。様々な現場での対応経験を積めたおかげで、新しいことを自分で勉強するということのハードルが下がりましたね。でもやはりAndroidの開発をしたいという強い思いから、転職しました。

転職後はDroidKaigiをはじめとするカンファレンスや勉強会に参加し、エンジニアの方と直接話すことで、さらに技術と知識を高めることに努めました。そこで吸収したことは、自分だけにとどめるのではなく自分以外のエンジニアが成長に役立ててほしくていろいろな機会を企画しましたね。ドキュメントを充実させたり、社内の勉強会を企画したり。EclipseからAndroid Studioの移行やmarkdown記法、OSSライブラリのトレンド、アーキテクチャといった新しいことを知ること、技術以外にもGitHubやHeroku、Slackなどのモダンなツールの使い方を知ることがエンジニアとしての生存戦略であるということの重要性は他のエンジニアに伝わったかなと感じています。

ーーーーマネジメントを任されていたというわけでもないんですよね?他のエンジニアを育てようと思ったのはなぜですか?

なぜ・・・?!うーん。単純に仲間意識があったからですかね。

基本的にエンジニアって、知識や知見を共有しあって高め合っていく文化なんですよ。GitHubなどで知見を公開すると、そこで会話され、技術を押し上げることになります。エンジニアの多くが「良いものを創ろう」という純粋な欲求をもっていて、ソーシャルに知見を共有しあうから、すごいスピードで技術が進化しているのだと思います。

エンジニアって職人気質なイメージがあるかもしれません。創る行為自体も、もちろん楽しいのですがそれが目的ではなく、誰かのためにプログラミングしています。使ってくれる誰かが喜んでくれるためにプログラミングしているわけです。そして会社や組織などの壁なく、誰かの役にたちたいという純粋な気持ちで知識を共有して高め合っている。そういった点で、ソフトウェアエンジニアって崇高な職業だと思っています。


ーーーーand factoryに興味を持ったきっかけは?

勉強会に参加するなどして培った力をさらに活かせる環境として、自社サービスを持った会社への転職を考えていた時、and factoryからWantedlyでスカウトをもらったんです。展開する事業の1つに「マンガUP!」があって、そこに興味をいだきました。

ーーーーマンガが好きだったの?

とくにマンガに詳しいわけじゃないですけど、誰しも中高生の頃ってマンガに触れる時期ってありますよね。日本人の多くがマンガ文化に触れたことがあると思います。

「マンガUP!」はスクウェア・エニックスの過去の名作や新連載の作品を今の人々にマッチングさせているという点でとても正しいサービスだと感じたんです。

紙媒体だけの場合、友人から教えてもらうなど身近なところからしかマンガの情報を知りえることができない。でも、「マンガUP!」があれば通学中に、夜寝る前に、土日にダラダラしながら、自分にあったマンガを楽しむことができる。その人の属性や趣向にあわせてオススメのマンガをみせてくれる。今まで出合わなかったマンガを知ることができたり、「鋼の錬金術師」など以前に読んだことがある有名タイトルも、改め読みかえすことで新たな発見があったり。サービスとしてとても正しいものだと感じました。それで興味を持ち、話を聞きに会社を訪問しました。

ーーーーand factoryへジョインの決め手は?

訪問時、面接官だったのが今の上司であるCOOの青木でした。入社の動機は「青木の人柄に魅かれた」ということにつきますね。野心と熱意と誠意があり、着いていきたくなるリーダーだと感じました。青木自身がエンジニアリングの経験もあるため、ビジネスを構築する上でいろいろな視点を持っていると感じたことも魅力でした。僕もそうありたいと思っています。

ーーーー実際に入社後「マンガUP!」を担当していますよね。業務にあたる上で心がけていることは?

プロジェクトのチームはマーケ、プロデューサー、デザイナーなど様々な領域のメンバーで組織されています。それらのメンバーでの質の高いコミュニケーションが大切だと思うんです。コミュニケーションの質によって、開発のスピードやもっといえば事業成長のスピードが変わってくる。

なので、自分の領域以外の背景もしっかりと理解しておくべきだと思い、マネジメント、デザイン関連の書籍も読んで勉強しています。お互いの共通認識を増やせばよいコミュニケーションがとれると思うので。エンジニア全員がそういう思考である必要はないと思いますが、僕がそういう考えをもっていればエンジニア陣に咀嚼して会話をするブリッジの役割ができる。そうすればみんなが同じ方向を向くことができますよね。

例えばビジネスサイドが機能追加の要望をオーダーしてきた時、事業成長のためには必要なことなんだなという背景を理解できていれば飲み込むことができる。また「技術的負債を返済するのを優先するべきだ」などのエンジニアの視点で考えることで、一過性のUI/UXの良さを求めるのではなく、事業としてサステナブルかということを見据えて提案するようにしています。

ーーーーチームでは質の高いコミュニケーションが取れていますか?

そうですね!うちの会社は良い意味で決まったカタがなくて、メンバーみんなが意見を出し合ってビジネスを成長させていると思います。改善することが好きなエンジニアはうちにジョインすると楽しいと思いますよ!(アプリエンジニアマンガアプリアシスタントなど絶賛募集中です)

例えば入社してまだ1ヶ月足らずの頃、「開発に関してタスク看板をつくって、みんなの意見をキャッチアップする」という目的のためにTrelloを導入する提案をしました。その意見はすぐに採用され、今では会議でタスク看板に沿って意見を交わすことが定例となっています。マーケ陣などエンジニアじゃないじゃないメンバーも意見を活発にくれるのでとてもありがたいです。サービスが大きくなるにつれて、利用する人も多様化するわけですから、いろんな視点での意見が大切になってきますよね。

ビジネスサイドは「正しいビジネス」を、プロデューサーは「正しい製品」を考え、エンジニアは「正しい作り方」を追求しユーザーに提供する。うちの社員はみな、「正しい=使ってくれる誰かの幸せ」を思ってサービスをつくっている。そのために高い次元でコミュニケーションがとれていると思います!

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インタビュー中、渡邉から幾度となく聴かれた言葉は「誰かのため」という言葉でした。世界のどこかでプログラミングをしているプログラミング仲間のために。サービスを使ってくれる誰かのために。自分本位になることなく、社会に価値を生み出すことを大切にしています。

「仕事とは?」

現時点での渡邉の答えは「誰かのためになること」なのかもしれません。その純粋な思いが、結果として「マンガUP!」の堅調な成長へ繋がっています。


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