2018年にand factoryへiOSエンジニアとして参画し、現在はエンジニアリングマネージャーを務める萩原貴晃(はぎわら・たかあき)。and factoryへ転職を決意した当時の思いや、2020年2月に東証一部へ上場してからのアプリ開発の展望、エンジニアのキャリアプランについて、どのように考えているのかを聞いてみました。
萩原 貴晃のプロフィール キャリアの最初はエンジニアではなく、不動産企業で空間説明に使う3Dパースなどの制作側で従事。 その後転職したネットワーク系の企業でUnixやLinuxに触れる機会があり、またシステム部門との交流の中でエンジニアという職種に魅力を感じて転身。28歳から勤めた企業でアプリ開発に幅広く携わるも、さらなる技術力の向上を求め、また将来性を感じる自社サービスの開発に携わりたいという思いからand factoryへ移り、今に至る。趣味は野球観戦とお笑い。
「将来性を感じる自社サービスの開発がしたい!」と思い、and factoryへ転職
前職のアプリ開発の受託会社では、最初にAndroidエンジニアとして参画しました。金融系のFXアプリなど開発している中、時代的にiOS側のスキルも必要だと感じ、iOS開発に携われるよう会社の上長に志願しました。
当時はAutoLayoutがXcodeに搭載された頃で、社内の既存アプリの仕様などを参考にObjective-Cを勉強していました。当時のXcodeでAutoLayoutの制約をつけた後にFrameをいじると、制約が全て消去されるという衝撃は今でも忘れられません。FXアプリのiOS版の他、エンタメ系アプリを手掛ける機会もありました。
実装などはしませんでしたが、サーバーサイドのコードを見る機会も増えて、エンジニアとしてのスキルが磨かれていく実感がありました。しかし、数年経ったあたりから徐々にコードを書く機会が減り、後輩エンジニアのメンター的な立ち位置を求められました。正直まだ、自身のスキル向上を最優先に考えたい年齢でもあったため、環境を変えてみたい気持ちが日に日に強くなっていきました。それに、受託ではなく将来性を感じるサービスを自社で開発することにも興味があり、この二軸で転職活動を行ったところand factoryと出会い、入社を決めました。
and factoryのエンジニアメンバーは個性豊か
and factoryへ入社してから約2年で社員数は2倍くらいになり、エンジニアメンバーもかなり増えました。現在、社員数約100名に対してエンジニアが40名くらいいるので割合としても多いと思いますが、その各メンバーの個性も本当に豊かで一緒に活動していて嬉しくなります。
プロダクトごとのミーティングでは、皆が率先して多種多様なアイデアを出し合えていますし、既存になかったユーザー視点の仕様や、売り上げに直結するためにUIをどのように改修すべきかなど、中途入社して間もないメンバーが臆せず発言できる風土が素晴らしいです。
データでユーザーの年齢帯や性別など抽出できるので、そこのバランスを見ながら数が物足りない層へアプローチするような提案力、プロジェクトをどのように成功させるかをエンジニア側から発信できる姿勢は仲間として心から誇らしく感じています。
エンジニアの働き方と将来のキャリアについて
恵まれたメンバーや環境だからこそ、会社としても更なるステップアップを目指すべく、今年からフレックスタイムを導入しました。働く時間の融通がききやすく、自分自身のライフスタイルに合わせて仕事ができるようになったのは喜ばしい限りです。社員の声を取り入れながら状況に合わせて、組織・福利厚生・働く環境をつくっている柔軟な会社だなぁと、改めて感じました。
またエンジニアのキャリアアップは、マネジメントとエキスパートの二択を基本としてきましたが、もっと各自の興味分野にフォーカスを当てて自由にキャリアを築いてもらえるように、サポートできる教育制度や評価制度へ改変しようと考えています。それと開発力があるメンバーがそろっているので、今後は社外へのアウトプットなども積極化して、勉強会の開催やイベント登壇の機会も更に増やしていく予定です。外部への露出が増えることでエンジニアとしての価値が高まり、異業界の方々とコミュニケーションが活発になることで新たなインプットもできれば、最高のコミュニティだと思います。そして結果、and factoryのブランディングにもなるはずです。
マネジメントに関わる者として、これからの目標になっています。
マンガアプリとiOSエンジニアチームの展望
今年2月に東証一部へ上場し、会社だけでなく「マンガアプリ」の注目度も上がっています。今おきているコロナウィルス関連の事象に応じ、在宅期間のリフレッシュにもなるため、マンガアプリを無料配信するサービスも話題となっています。
もともと数えきれないほどの種類があるマンガなので、そのコンテンツを活用して多種多様な企画を打ち出せる面白さがありますし、ユーザーの反応がダイレクトに分かる点もプロダクト運営において魅力的です。
iOSエンジニアチームとしては、会社の拡大フェーズに合わせて、いくつかの課題を解決していきたいと考えています。例えば、採用力が上がってマンパワーが増えれば、俗人化されている箇所を他エンジニアがローテーションで関われて、全エンジニアの技術理解をもっと深められると考えています。そうする事で、自身のキャリアアップ・スキルアップを求めて部門異動を考える際、会社としても柔軟に対応しやすくなるはずです。
それに、キャッチアップした新技術を検討し合う風土はありますが、その技術はエンジニア達の趣味や個々の活動の延長に頼っている部分もあるため、それを組織的な取り組みにもしていきたいです。
これから新しく仲間になってもらう方にも、and factoryへ入社して良かったと思ってもらえる環境作りをこれまで以上に突き詰めていきます。
and factoryに興味を持ってくれる方へメッセージ
自分は主にiOSエンジニアの選考に携わっていますので、面接でお会いする事になると思います。そこでより詳しくand factoryの開発体制や個性豊かなメンバー達についてお話できればと思います!
会社がランチ代をサポートしてくれたり、部活など社外活動を推奨してくれたりするので、エンジニアだけでなく幅広い職種の同僚とコミュニケーションを取ることができます。
そういった環境、もしくは東証一部へ上場してこれから更に発展していくフェーズなどに興味を持っていただけたら、ぜひご応募ください。
お会いできるのを楽しみにしています!