今回インタビューをしたのはSmartphone App Divisionの土井。and factoryに入社する前はフリーランスとして働いていました。働き方が多様化してきている中で、フリーランスを辞めてand factoryというチームにジョインした理由を聞きました。
土井 大平(どい だいへい)
同志社大学理工学部電子工学科在学中に、ソーシャルゲームに興味を持ち独学でプログラミングを勉強。新卒でITベンチャー企業に入社後、フリーランスとして独立。ソーシャルゲーム開発の業務委託として、アプリ開発からサーバー開発を担当しつつ、並行してアウトソーシングの会社に所属しながら複数のプロジェクトに参画。2019年3月より、iOSエンジニアとしてand factoryへジョイン。
入社後はカンボジア研修へ、精神を鍛えた新卒時代。
大学時代にソーシャルゲームに触れ「これを自分で作りたい!」と思い独学でプログラミングを学ぶようになりました。ゲーム開発をしたいという想いがあったので、卒業後はIT企業へ進むことを決めました。社会人としてIT業界で活躍できるようなるにはまずは精神を鍛えようと、ベンチャー企業を選びました(笑)
入社後は、3ヶ月のカンボジア研修があり、現地の学生とプロジェクトチームを組みながらiOSアプリを開発しました。会話が全て英語だったので、コミュニケーションを取るということにおいてもとても苦戦しました。ただ、発展途上国のIT産業の方は熱意がすごいので、一緒に開発を経験することにより良い刺激をいただけたので、そこでの成長は大きかったと思います。
24歳、独立してフリーランスに。
カンボジア研修を終えて日本に帰国後、SESとして1年半ほど外注先へ出向しました。ゲーム開発に携わりたいという思いがあったので、出向先での業務をしつつ、本社で有志を募った自社ゲーム開発に参画したりと、できる限りの時間を開発にあてるという生活をしていましたね。もちろん大変さもありましたが、自社サービスを作って会社に貢献することが会社の成長に繋がると思っていましたし、最終的にはプロジェクト化しようとなり本格的に開発がスタートしたことは嬉しかったです。
様々な技術に触れたいという思いがあり、もっと色々な案件に触れて、スキルを上げるべきという考えがありました。このままで良いのかという不安と同時に、SESとして働いていることに対して会社に所属する意味がないのではと考えるようになり、24歳の時に何も知らない状態でフリーランスになりました(笑)
「フリーランスは自由」は間違いだった。フリーランスにある壁を知りました。
フリーランスになってから業務委託として4年間ソーシャルゲーム開発に携わらせてもらい、そこでフリーランスにある壁というのを知りました。
業務委託先では、リードエンジニアとして開発に携わらせていただいていました。僕自身としては、新しいシステム・技術の導入、新たな取り組みとしてこういうチームビルディングをしたいなどの考えがありました。しかし、最新技術を追いかけるよりは現状あるものを使用しようとの方針だったということと、業務委託という立場もあり会社側からそこまで動かないで、と言われることもありました。
新しいことを取り入れることに積極的に議論できない環境が、業務委託としてアサインされているエンジニアの宿命なのかな、と受け入れながらもモヤモヤしていましたね(笑)
10年後、20年後先の自分の姿はどうなっているのか。子どもが生まれたことが、僕の中で大きな転機になりました。
これからの長い将来フリーランスとして仕事があるかを考えた際に、不安がないといえば嘘になるなと思いました。家庭を持ったタイミングでもあり、自宅にいる時間も業務にあてないと将来的な生活が安心できないなと思い、業務委託先との業務と並行してアウトソーシングの企業に所属し、帰宅後や週末を使って自宅でも働いていました。家族との時間の過ごし方や生活の安定性というところなども考え、流石にこのままの働き方ではと考えるようになり、正社員として会社に所属したいなと思うようになりました。
and factoryは、正直なところ入社する前に想像していた以上なことが多かったです。
入社して一番に感じたのは、みんなで意見を出し合えるフラットな環境がとてもいいなと思いました。そして、エンジニア個人個人がお互いに気配りをしながら業務をするんだなと思いました。あたり前のことと思われるかも知れませんが、僕が見てきた企業では自分の業務のみに集中して取り組み、人との関わり方を後回しにしてしまう人が多かったのですが、ここではコミュニケーションを取ることが自然で、決して無理をしてではなく、相手のことを想いやる姿勢が見えていいですね。チームでやっていく上でコミュニケーションは重要なファクターになると思っているので、僕的にはとても居心地が良いです。あとは、技術決定権を誰でも持てるということや、それぞれが意見を出し、みんなで検証・検討をして新しい技術などを積極的に取り入れて行こうという姿勢も魅力だと思います。そして、上場しているというのはやっぱり企業としての安定性もあると思いました。
毎朝、デイリースクラムでスタート。考えを共有し、議論できる環境が大切だなと思います。
毎朝プロジェクトチームで、進捗の確認、そして進みが悪い場合は理由を挙げて、どのようにトライして改善していくかを話し合います。チームによって進め方は違うのですが、それぞれに合った方法があるので、いったん試してみよう!で導入してみる姿勢はいいなと思います。and factoryのエンジニアは、新しい技術や取り組み、情報などへアンテナを張っている方が多いと思います。最近エンジニア界隈では、外へ向けての発信や登壇など積極的にしましょう、またそういう人材を育てましょう、という流れになってきているように感じます。and factoryでは、定例で社内勉強会があり誰にでも発表する機会があったり、最新の情報を共有する文化などがあるので、成長ができる環境だと思います。フリーランスはこういう点においては、一人ではやはり限界があると思います。
作業としてではなく、仲間として参加できることが何より楽しい。
現在進行中のサービスでは、設計や基盤部分も携わったりと関わる領域が広くとてもやりがいを感じています。みんなサービスをどうしたらさらに良くすることができるのかを常に考えている仲間なので、周りの意見を聞くことも学びになりますし、何より今はチームとして貢献をしたいという思いがあります。想いはあるけど発言することができなかったフリーランスの時のモヤモヤしていた環境とは違い、ここでは誰もが自分の意見を言うことができます。
まだ子供が小さいので、奥さんの手伝いのため早く帰らなければならないこともありますが、そういうことに対しても理解があるのでとても助かっています。また、and factoryは部活動も積極的に行われていたり、業務後にメンバーが集まってスマブラをやったりと、とてもメンバー同士の距離が近いなと思います。僕も、ゆくゆく落ち着いたら参加したいなと思ってます(笑)
and factoryに興味を持ってくれる方へメッセージ
自分の市場価値を上げていくことが、今後のエンジニアの課題になること思います!うちにはその基盤が揃っていますが、まだまだな部分も多いです...一緒に考えて、より良い環境にしていきましょう!