デジタル化の進展で3D-CADデータを活用したビジュアル制作やコンテンツ制作の企業のニーズが顕在化している今、アマナでは専門知識を持ったプロデューサーが、企業のコンテンツ開発に伴走しています。CGプロデューサーが所属するVisual Puroduce Deptについて、チームリーダーを務める鈴木健哉さんに聞きました。
アマナにおける部門の特色は?
アマナには約300人のプロデューサーが所属していますが、ビジュアルに関するプロデュースに特化したチームがVisual Puroduce Deptです。その中でもCG制作を中心にプロデュースするメンバーとしては現在6名在籍しています。
今、企業のCGへの興味・関心は高まっていて、特にリアルタイムのCG需要が増えています。例えば、ヘッドセットゴーグルを装着して立体映像の中で体験をしたり、メタバース空間で自分がアバターとなってバーチャル世界を体験することも、リアルタイムの技術です。3D-CADデータと最新のCG技術を使って企業がやりたいと思っていることを一緒に形にしていくのがCGプロデューサーです。
部門内の役割分担と仕事内容は?
主なクライアントは、家電、精密機械、建築・住宅、自動車などのメーカーで、広告代理店からの案件もあります。業界ごとに担当が分かれているわけではありませんが、私は前職で自動車をメインにやっていたので、それを自分の強みにしようと自動車に特化して活動していますが、オールマイティに対応している人などさまざまです。
仕事内容は、企業のビジュアル制作やコンテンツ制作を3DCGでお手伝いすることです。アマナには業界でもトップクラスのCGクリエイターが在籍しており、CMのCGパートの制作であったり、Webカタログのほかにも、実際の製品に搭載する映像グラフィック制作にも、開発段階から関わり、メーカーのモノづくりのお手伝いができることも嬉しいです。
アマナだからできることは?
一番の強みは、クオリティの高いCGを作ってくれるクリエイターがいることです。私は前職はCGディレクターでしたが、アマナにリアルな車のCGを作る人たちがいることに衝撃を受け、自分はこの人たちをプロデュースする側に回ろうと、プロデューサーに転身しました。自動車にはcoobi(クロオビ)というユニットがあり、それだけに限らずVFXや他分野でもクオリティが高く、アマナのCGを世の中に知ってもらうことにもモチベーションを持っています。
もう一つは、大手メーカーと取り引きができることです。小さい制作会社では口座を開けないことがありますが、アマナは会社として規模が大きく、ビジュアル制作に信頼と実績があります。独立系であらゆるメーカーの仕事に携われることは利点だと思います。
求められるスキルセットは?
CGプロデューサーは、より制作に近いところで一緒に作り上げていくので、専門知識が求められます。在籍メンバーは、CGディレクター経験者やCGを学んだことのある人、CGプロデューサーとしてよりスケールの大きな仕事を求めてアマナに来た人もいます。
プロデューサーのスキルとして、お客さまとコミュニケーションが取れて、プロジェクト管理ができることも必要です。私が現場で感じるのは、業界がどんどんリアルタイムになってお客さまが新しいことに興味を持つ中で、同じ言語で会話ができ、一緒に考えてくれる人を求めています。お客さんと一緒に開発していくマインドがある人が活躍できると思います。
働く環境は?
アマナでは現在も全社的に在宅勤務を推奨しておりますが、出社に関しては業務効率などにより自己裁量に任されています。出社の場合の出社先は天王洲オフィスで、クリエイターとは同じフロア。コミュニケーションを取りながら制作を進めています。お客さまとのコミュニケーションはリモートが多いです。私が担当する自動車の場合は、CG制作のためのロケ撮影があり、現行モデルの走行シーンのムービーや周辺の環境を撮影しています。
Web上でリアルタイムに動くWebGLはCGの知識だけでは作れないため、社内のWebディレクターやエンジニアの力を借りて制作します。CG案件はCGプロデューサーがプロジェクトリーダーとなり、社内外のチームで取り組みます。尖ったテクノロジーとビジュアルが融合しているのがアマナだと思います。
今後アマナで目指していることは?
部門全体の方針は、リアルタイムの仕事をどんどん増やしていくこと。自分の方向性も同じです。Webカタログの役割が広がっていて、今後は主流になっていくと思います。私の担当案件では、Web上で車を好きな角度から見られて、ボディ色やグレードが選べるというコンテンツをWebGLの技術を使って制作しています。リアルな形状をWeb上で表現できるようになり、そこを一生懸命にやっているところです。
個人的には、CGプロデューサーで自動車といえば私の名前が一番先に挙がるように頑張っています。CGにはまだ完成されていない分野がたくさんあるので、やりたいことがある人はぜひアマナで実現してほしいです。
求職者がアマナに期待できることは?
アマナでは自分のキャリアを自分で決めて、自己実現に向かっていくことができます。私がアマナに入社する際、CGディレクターからCGプロデューサーにキャリアチェンジできたのもその一例です。対応業界も車、住宅・建築、家電、精密機器などがあり、業界知識を活かすこともできます。
大手メーカーと仕事ができるので、元々CG制作をしていて次はフロントに立ってクライアントサイドでやってみたい人、小さい制作会社ではできなかった案件に挑戦したい人に、アマナは魅力ある会社だと思います。メタバースやバーチャル空間は企業がこぞって興味を持つ分野。専門知識を持つプロデューサーの存在が欠かせません。アマナでは、それをクオリティ高くできると思います。
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