こんにちは、APVインターンの三上です。APVで働くスタッフの方々を紹介するこの企画。
第10回は、オルトプラスジャパンを経てオルトプラスベトナムに移動。技術の習得に熱心でほぼフルスタックのエンジニア、Longさんにお話を伺いました!
━BrSE(ブリッジSE)として、どのような役割をしているのですか?
役職としてはBrSEですが、PM的な管理や、開発にも直接参加しています。APIとWebサービス関連は全て触っています。iOSとAndroid以外の全てです。
━ほぼほぼフルスタックなのですね!かっこいいです。
大学時代にPHPをやっていましたが、フルスタックになりたかったので専門を増やそうと日本のゲーム会社に就職しました。そこでPHPとRailsを勉強しました。ゲームのクライアント側もできるようになりたかったので、ActionScriptも勉強しました。おかげでソーシャルゲームのクライアントも機能も全てが作れるようになりました。
━日本のゲーム会社を経て、APVに転職されたのですね?
そうですね、新卒でゲーム会社に入って、その後オルトプラスジャパン、そして今のオルトプラスベトナムです。
日本で働いている時、私はベトナムで結婚式をあげるため一時帰国することがありました。結婚後もしばらくは日本にいたのですが、やはり妻や両親とのコミュニケーションが遠いことに問題を感じて、ベトナムに戻ることにしたのです。
━今、27歳ですよね!早い結婚ですね!
私が結婚するために会社に休暇届を出そうとした時、その理由を聞くとチームのみんなもびっくりしていました。ベトナムでは結婚が早いんです。これくらいが普通ですよ。
━APVはどんな会社ですか?
とにかく優しさを感じる会社です。社員はいつも笑顔。社員旅行などの会社の活動も充実しています。昨年の12月、オルトプラス社の誕生日には社員の両親も招待する大きなパーティを開催しました。これらの優しい環境が良いです。
ただその優しさは、同時によくない点でもあります。若くて活気があるといっても、どちらかといえば安定志向の人が多いように思うのです。おそらくこれは国民性の問題です。中国から受けた文化の影響で、ベトナムの人は発展することやチャレンジすることよりも、安定させることを望む傾向になってしまったのだと思っています。
━ロンさんは、安定よりもチャレンジ志向なのですね
はい、私のこの考え方は日本から学びました。子どものころ、日本の映画や漫画をよく読んでいました。日本はどのようにして世界で2番目の経済大国になれたのかが昔から不思議で、そのヒントを知りたかったのです。
大学に入学してから、JICAとハノイ工科大学が共同で行なっているHEDSPIというブリッジSE育成のプロジェクトに参加しました。このプロジェクトを通して、日本人の先生から日本の文化や考え方をたくさん学びました。そこで学んだのは、「自分が成長しないと社会に貢献できないし、良い家庭を作ることもできない」という考え方です。これが私の考え方のベースとなりました。さらに大学卒業後に日本で就職した時は、毎日日本人と関わり考え方をどんどん吸収できます。実際に日本で働きながら、私は発展すること/させることが価値のあることだと信じるようになったのです。
━数年後、なにかチャレンジしたいことはありますか?
多分私はこれからもBrSEとしての役割を続けます。どんどん技術を高めて、技術に特化した専門家になりたいです。セキュリティや設計やシステム構成の知識をもっと学びたいと思っています。
━ベトナムではどのように技術の勉強をするのですか?
HEDSPIの卒業生コミュニティで開催される、勉強会やセミナーによく行っています。HEDSPIのカリキュラムを終えて、現在技術者として活躍する人が集まりノウハウを共有しているのです。
本当はAPVでも、普段の仕事が終わった後に1時間でもみんなで残って、スキルアップできるような知識を共有する時間を持ちたいのですが、まだできていません。ベトナムの人たちは日本と違って定時ですぐ帰る人がほとんどですから。
━家族もいる中での勉強は大変ですね
そうですね、子供も生まれましたので。会社にいて仕事がひと段落し、待ち時間ができた時などに勉強しています。勉強したいリストとするべきタスクはもうスケジューリングしたので、それを達成できるように暇な時間を見つけてブロックチェーンなどの新しい技術を勉強しています。
忙しい中でも時間を見つけて技術を高め、技術力で頼られる人間になることが夢です。
インタビュイー:Pham Chi Long (ALTPLUS VIETNAM Co.,Ltd BrSE)
インタビュアー:三上蒼太