こちらの記事は弊社代表梅本のnote記事(25年4月1日配信)の転載です。
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本日、2025年4月1日にアジケに2名の新卒社員を迎えることができました。
無事に入社してくれた二人に対して、まずは「おめでとう、そして、ようこそ!」とお伝えします。数ある選択肢の中から私たちの会社を選んでくれたことに感謝しています。
福岡での入社式と研修
今回の入社式と研修は福岡オフィスで行います。東京オフィスから数名の先輩社員が駆けつけてくれました。彼らの中には昨年入社した社員もおり、一年前の自分たちの姿を思い出しながら後輩を迎える準備をしてくれました。
入社式後は、一週間かけて福岡で基礎研修を実施します。UIデザインやUXデザインの基礎はもちろん、アジケの理念や文化についても深く理解してもらう時間を大切にしたいと考えています。
入社式で話した原稿
新入社員へのメッセージ
皆さん、この度はご入社、心より歓迎申し上げます。今日という日は、お二人の新たな旅の始まりであるとともに、私たちアジケにとっても新しい才能を迎える喜びに満ちた特別な日です。
社会人としての第一歩を踏み出す皆さんに、私が最も大切にしている「味気あるクリエイターとは何か?」をお伝えします。
「冷静な思考と温かい心」でより良い社会を創造する
イギリスの経済学者であるアルフレッド・マーシャルが述べた「冷静な思考と温かい心」という言葉は、私たちデザイナーの目指すべき姿を表しています。
「冷静な思考」とは、論理的な問題解決能力と洗練された審美眼です。デザインの基礎を徹底的に学び、トレンドを分析し、効果的な解決策を導き出す力です。しかし、それだけでは真に価値あるデザインは生まれません。
「温かい心」とは、人々の暮らしをより良くしたいという共感と情熱です。自分のデザインが誰のためにあるのか、どんな課題を解決するのか、社会にどんな価値をもたらすのかを常に考える姿勢です。
私自身、約20年のキャリアで多くの失敗と成功を経験しましたが、価値あるプロジェクトに共通していたことは「生活者への深い共感と理解」だと思います。
アジケは、単に美しいデザインを作ることではなく、社会や人々の暮らしに真の価値をもたらすことを目指しています。そのためには、既存の枠組みに疑問を持ち、多様な視点から物事を捉え、そして何より「冷静な思考と温かい心」を持ってデザインに取り組むことが不可欠です。
このアジケという場所を、お二人の成長と創造の舞台として大いに活用してください。失敗を恐れず、仲間と共に学び、そして何より、デザインの力で人の生活をよくする喜びを共に感じていきましょう。
皆さんの入社を、改めて心から歓迎します。
24卒メンバーの活躍
特筆すべきは、今回の入社式準備を昨年入社した24卒メンバーが中心となって進めてくれたことです。PJのタスク分解から資料準備、当日の運営まで、全てを彼らが主体的に取り組んでくれました。
ある24卒社員は「自分たちが感じた入社時の不安や期待を思い出しながら、新入社員が安心して入社できる環境を作りたかった」と話してくれました
彼らの成長を目の当たりにして、経営者として嬉しく、また感謝しております。
今日の1枚
入社式で話している様子
新しい仲間と共に、新年度のスタートを切りました。一人ひとりの成長を大切に、これからも会社として進化し続けていきます。
次世代を担う26卒クリエイターを募集中
アジケでは現在、2026年卒業予定の学生向けにプレエントリーを受け付けています。UXとサービスデザインに興味のある方、アジケの考え方に共感いただける方のご応募をお待ちしています。