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AIコンサルタントの休日 社員Mの相談

Mは仕事ができぬ。

Mは電電出身であるため、プログラムがわからないという側面もある。

しかし、それ以前に仕事の仕方が分からぬ。

Mは仕事をできるようになりたいと人一倍に考えていた。

隣のIに相談したところ、エイシングの清家を紹介してもらった。

Mは清家を訪ねた。最強のプログラマーとなるために。

清:Mさんの考える最強のプログラマー像を教えてもらえますか?

M:最強っていうと、仕事ができるっていうイメージですかね。コードを書くのも爆速!みたいな、、、

清:なるほど、Mさんが考える最強というのは、仕事ができるっていうイメージなんですね!でも仕事ができると言っても、まだ解釈の仕方が多数ありますよね。

清:コンサルとかを行う場合は、よく3C分析とかのフレームワークを使用して、会社を分析するんですが、それと同様にMさんがどのような人材を目指すべきなのかをフレームを作って考えてみましょう。人を分析するにあたって物事をMECEに考えるためには、心・技・体などで考えてみると良さそうですね。


清:まず、心の部分についてですが、私が尊敬するPerlの開発者Larry Wallの言葉から引用して考えてみましょう。Larry Wallは著書”Programming Perl”においてプログラマーに必要な素質を以下の3つと定義しています。

1. LAZINESS
The quality that makes you go to great effort to reduce overall energy expenditure. It makes you write labor-saving programs that other people will find useful, and document what you wrote so you don't have to answer so many questions about it. Hence, the first great virtue of a programmer.

2. IMPATIENCE
The anger you feel when the computer is being lazy. This makes you write programs that don't just react to your needs, but actually anticipate them. Or at least that pretend to. Hence, the second great virtue of a programmer.

3. HUBRIS
Excessive pride, the sort of thing Zeus zaps you for. Also the quality that makes you write (and maintain) programs that other people won't want to say bad things about. Hence, the third great virtue of a programmer.

清:上記の文章に書いてあるようなことを目指してみてはいかがでしょうか?Mさんの場合は特に傲慢さが足りていないと感じる場合があります。自分が作ってきたものに対して、プライドを持てるくらいの完成度を一度目指してみましょう。

清:また技の部分についてですが、Mさんはコーディング能力を高めたいとおっしゃっていましたよね。それでは、Mさんが取り組んでいる競技プログラミングのレートで能力を定量化して目標を定めましょう。

清:Mさんの現在のレート(最高値)は998と伺っています。また、エイシングの研究開発部のメンバーはともかく、事業開発部で仕事ができるというのを考えるのであればレートを1200まで上げることを目標としてみましょう。

清:AtCoderの社長であるchokudaiさんの発言においても、半数以上のIT企業においてレートが1200以上あれば、アルゴリズム力はカンストすると書かれているので、現在のMさんのレートの上昇率などを鑑みても妥当な数値かと思われます。

M:ありがとうございます。でも、心や技の部分については少し時間がかかりそうですよね?実は、4/1には仕事ができるっていうイメージを見せたくって、、、

M:というのも、新入社員の方が4月から入ってこられるので、少しでも仕事ができる姿を見せられたらと思っています。

清:なるほど、仕事ができる姿を見せて後輩から尊敬を集めたいということなんですね!でしたら残りの時間でできることを体の部分で考えましょう。

清:体では、後輩に見える部分での改善策を考えていきましょう。ここでは5Sと呼ばれるフレームワークを用いて考えていきましょう。5Sというのは、トヨタが業務を改善させるために取り組んでいる活動のことを指します。それぞれ、整理、整頓、清掃、清潔、しつけです。

清:仕事ができるようになり、後輩にも尊敬されるという目標を短期間で達成するためには、行動を変えていくのがプラティカルかと思われます。

清:例えば、整理・整頓の部分においては、一度自分の使っているものを見直してみてはいかがでしょうか?整理・整頓の1番の目的は無駄をなくして使いやすい状態にするということです。そのため、ハードやソフトの面で自分が現在使っているものを見直してみましょう。

M:例えば、それは良いものを使うということなんですか?そうであれば、清家さんオススメの機材やアプリケーションを教えてもらえますか?

清:一応オススメの物を挙げることはできますが、それはMさんのためにならないと考えています。というのも、Mさんが私オススメの物を使っていたとして後輩からの尊敬を集められるでしょうか?私が大事だと思っているのは、個人のこだわりだと考えています。Mさんが同様に後輩に物をレコメンドする際に、自分のこだわりを伝えることによって、その物自体よりも、Mさん自身の考え方、思想の部分が評価されて尊敬につながるのではないでしょうか?

清:最後に、WBSを作成して長期的なMさんの最強プログラマー化計画を考えてみましょう。最短のマイルストーンを4/1に設定して、そこから半年、1年、3年くらいの時間軸でどのように行動すべきかを考えていきます。

M:ありがとうございます。これで安心して4月を迎えられます。これからも頑張ります。

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