2023年5月25日から26日に開催された【アジア・シームレス物流フォーラム2023】にて2日間のブースの出展と弊社代表の井上が講演を行いました。

■アジア・シームレス物流フォーラムについて

2020年以来の世界的なコロナ危機を契機にした国際物流の混乱、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を契機にした世界的なエネルギー価格や物価の高騰、台湾有事が懸念される米中対立等、複雑化する世界経済を背景に、サプライチェーン確保や経済安全保障に対する重要性がますます高まっています。

「アジア・シームレス物流フォーラム」は物流・サプライチェーンの専門出版社である流通研究社が「アジア善隣物流」の理念を標榜し、業界横断型の展示会として2012年に立ち上げました。

■展示概要

当社製品であるサプライチェーン全体可視化・最適化分析ツール『ADT(アイディオット・デジタルツイン)』のデモンストレーションや今後の追加予定の機能などをご紹介させていただき、お客様より高い評価の声を頂くことができました。また、拠点配置戦略、需要予測、在庫管理などSCMに関するコンサルティングのご相談も承りました。ご来場のお客様におかれましては、誠にありがとうございました。

■講演概要

講演日時：2023年5月25日(木)15時05分〜15時35分(約30分)
セッション8-2 サプライチェーン変革セッション
テーマ：データを活用した物流業務の効率化、荷主のコンサルティング
登壇者：株式会社アイディオット｜代表取締役／井上智喜

■ヤマト運輸恵谷専務とのセッション

講演の中で、ヤマト運輸㈱｜専務執行役員 営業／グローバル戦略 統括／恵谷洋氏とセッションさせていただきましたので一部紹介いたします。

■質疑応答

（恵谷氏）ーー10年間様々なことをアイディオットでやってきた中で物流業界では何が一番変わったと思いますか？

（井上） 様々なサプライチェーンマネジメントツールを使わせていただいていていく中で感じたことは、これまでは荷主（メーカーや小売）側の都合に寄ったツールが多かったと思います。近年では、2024年問題などが広がってきた関係もあり荷主側は「もしかしたら自分たちの荷物が運べない・・？」と感じるようにもなり、物流業務への理解も進んでいるように思います。一方で物流企業はサプライチェーンにおける情報を川上から川下まで持っていることもあり、サプライチェーンをコントロールする立場になる企業だと言われています。この点がここ3年くらい大きく変わったと思っています。

（恵谷氏）物流企業はただ物を運んでいる立場ではなく、サプライチェーンのエンドからエンドまで貫通して、自分達の持っている情報を主として活用できる立場へと変化しているということですね。

■株式会社アイディオットについて

"データプラットフォームを用いてビジネスの価値を最大化・最適化する” をミッションに掲げ、データ・AIを利活用することであらゆるサプライチェーンデータやネットワークを管理し、DX推進において最も核となる部分をインハウス化することでノウハウの蓄積・ワンストップでの価値提供を実現しております。

DXコンサルティングを通じて日本を代表する大手企業のDX支援を多数手掛けており、これまで培ってきた医療・不動産・小売など幅広い業界のサポート実績や、データ×コア技術とドメイン知識を活かすことで、東京都、大阪府、裾野市などと連携し、各地域の再生・成⻑に繋げ、DXに貢献しております。

また、内閣府から未来の技術に対する実証実験予算をいただき、国⺠にとって真に必要な社会的課題や日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組んでいます。

所在地：東京都渋谷区神南1丁目12番16号 アジアビル6階

代表者：井上 智喜