1
/
5

ベンチャーならでは(?)の変化に身を任せて ~入社から2年半後の現在~

アグリメディアに入社して早くも2年半が経過しました、コーポレート本部HR/PRチームの多田(オオタ)です。

私がアグリメディアに中途採用枠で入社したのは2017年11月。当時不在だった広報・PRの立ち上げ要員として入社。それから2年半後の現在、なんと、広報に加えて人事・HRの領域も大きな裁量をいただき取り組ませてもらっています。入社時には想定していなかった展開で、ベンチャーならでは(?)の変化に身を任せた結果、なかなか得難い貴重な日々を過ごさせてもらっています。

その「PR」⇒「HR&PR」に変化途中の自身の経緯を紹介することで、アグリメディアのようなカオスなベンチャー企業で働くことのリアルを感じていただけたらと思い、ここに筆をとることにしました。4月にHRチームに加わったデジタルネイティブ世代の篠原に「もっと発信しなさいよ」と尻を叩かれたこともあり(笑)。。。

↓入社当時にインタビューしてもらった記事

アグリメディアで働く「ヒト」~農業をあるべき姿で次の世代に残したい~ | アグリメディアで働く「ヒト」
今回は管理部で活躍している多田さんへインタビューしました。アグリメディアの事業はもちろん、働くメンバーのことを多くの人に知って頂きたいと思っています。 「ヒト」を通じアグリメディアの理解を深めて頂けるようみなさんにお届けします! ...
https://www.wantedly.com/companies/agrimedia/post_articles/105520

【きっかけは、前任者の産休!?】

前述のように「広報・PR」担当として入社した私。広報の仕事ではラッキーなことが多く、入社と同時にテレビ東京「カンブリア宮殿」の取材が決まり、事業理解も浅い中で、怒涛の取材調整や撮影対応(計20日間も取材)からスタートしました。その後、プレスリリース発信から「ワールドビジネスサテライト」に取り上げていただいたり、周囲の協力もあり社内報を創刊したり(予算ゼロ)と、企業広報としてのキャリアを積んでいました。

そんな私がHRに足を踏み入れるきっかけになったのは、前任者の米村が産休に入ったことでした。きっかけはそれだけです(笑)。当時のことをよく覚えていませんが「席も隣だし、他にやる人いないのでよろしく!」という感じだったような。。。もしかしたら、相当“暇なやつ認定”されていたのかもしれません(笑)

当時のHRの状況はというと、、、10年以上のキャリアをHR領域で積んできた米村も、アグリメディアに入社して1年足らずで、当社に確立されていなかったHR機能を、まさにゼロから作り上げている途中でした。途中というか、作り始めた初期。。。新たな評価制度は導入したばかりで、2社の合併も迫っているなか、事業拡大に伴い、正規・非正規合わせて年間50~60人を採用する状況。もちろん量的にも1人の範囲を超えていますし、レポートラインもCEOの諸藤に直接という状況で、本当に「1人で」やっている状況でした。そんなカオスなところに人事の素人が放り込まれました・・・(笑) いま振り返ると、なかなかクレイジーですね。

幸いにも引継ぎの時間はたっぷりあり、2018年4月から4か月間程度かけて米村から叩き込まれました。8月に、いよいよ1人体制になり、そこから翌年4月末に米村が戻ってくるまでの8カ月は、ベンチャーにきたなぁ!って感じでした(笑)。

【目まぐるしいカオスな日々・・】

具体的にやったことは細かいことを含めると書ききれないのですが、例えば、導入して日が浅い評価制度の運用。1人1人の目標管理シートをもとに、期がスタートして3カ月で中間レビュー面談、期末に評価面談を実施しているのですが、各部長も不慣れで質問がバンバン飛んでくる中での進行管理。期末の評価結果を集計(これは部外の得意な社員に手伝ってもらっていたのですが(笑))した後には、取締役が参加し部門間で評価のズレがないかなどを確認する考課会議の進行なども行いました。

他には、前述のように大幅増員計画だったため、常に採用が走っている状態で、媒体活用やエージェントさんにお願いしての応募の母集団形成から、入社意志を固めてもらうクロージングまでを、各部の部長と連携しながら実施。当社への応募数を増やすために、新たに、週に1回会社説明会を開催することとし、結果、コストの低い経路での採用を増やして、採用単価を昨対比3割削減しました。

さらには、4月と10月に社員全員が集まる「アグリメディアセッション」(全社総会のこと。命名したの2019年10月開催から)を企画・運営したほか、これまで関心ゼロだった労務周りの業務も・・・まさに目が回るような日々でした。

↓半期に一度の「アグリメディアセッション」。現在はプロジェクトチームを作っての運営に変更。

【その後:アグリメディアのHRの現在】

やらなくてはいけないことを、とにかくやる期間を乗り切り、2019年4月に米村が復帰しました(時短勤務で活躍中)。そこからは、前述のようなルーティン業務に加えて、経営陣と「アグリメディアはどんな組織を目指すのか」ということを改めて整理し、人事・組織戦略を構築するプロジェクトをスタートするなど、さらに一段難しい領域の業務に携わらせてもらえるようになりました。

改めて、目指す組織に基づいて採用要件を作り直したり、当社における人材要件の定義にも取り組みました(まだ途中ですが)。米村と2人で数カ月かけて議論し、我々は何のために存在するのか、HRチームのミッションを明文化するなど、改めてアグリメディアのHRとして素地を固める期間になりました(その間ももちろんルーティン業務はやりながら)。

2020年4月には篠原が加入。26歳とは思えないスキルとマインドで、採用周りの業務プロセスを改良し、クオリティ&再現性の高い状態をつくっています。新たに新卒採用のプロセスをゼロから構築してくれるなど、若い力がチーム内に新たな刺激を与えてくれています。

とはいえ客観的にみると、当社のHRは、まだまだできていないことや課題だらけで、社員からも「アグリメディアは人事が弱い」「機能していない」と思われているだろうし、それは間違いではないと思います。この領域というのは、なかなか辛辣なフィードバックを社員からいただくことが多く、落ち込んだり腹を立てたりすることも少なくありません。。。

しかしその中でも、新入社員のオンボーディングをフォローする仕組みをつくったり、前述した新卒採用では、超期待の内定者に入社承諾をもらったりと、組織に変化をもたらすアウトプットが着実にチーム内から生まれる状況になってきました。

山のようにある課題に、時にはくじけそうになってしまうこともありますが、1つ1つに対して「目指す状態はなんなのか」ということに常に立ち返り、そのためのアクションを本質的に考えようとしています。自らガシガシ物事をすすめてくれる主体性の高いメンバーがそろったチームに、私自身、とても期待している現在です。

↓人事と取締役で、改めて「アグリメディアはどんな組織を目指すのか」等をディスカッション

【最後に自身のキャリアについて】

半ば突然HRに放り込まれたような書きっぷりになってしまいましたが(実際そうなんですが(笑))、もともと私は、世の中における「広報・PR」が果たすべき役割についての変化を感じ、前職のPRエージェンシーから、アグリメディアに転職しています。具体的には、企業と距離の遠い不特定多数に知ってもらうアプローチ一辺倒だった時代から、企業の近くにいる既存顧客や取引先、そして一緒に働く社員にいかに好きになってもらえるか、ということの重要度が増すと考えて、それまでのエージェンシーの立場ではなく、企業の中で社内外含めた広報・PRに取り組むために、アグリメディアに入社しました。

入社当時は「社内広報」や「採用広報」に関わりたいという思いが強く、入社後数カ月では、社内報を創刊したり、採用媒体に記事をライティングしたりと小さく領域を広げていたところ、書いてきたような展開でHR領域に深く入っていくカタチとなりました。自身が取り組みたかったことについて、組織のより深い部分にまで入らせてもらっている感覚で、とても貴重な日々を過ごしていると感じています。

最近では、社内のコロナウィルス対策をすすめるなど、もはや「何をやっているのか分からない多田さん」ということになっています。前述のように、たくさんフィードバックや厳しい一言ももらう様々な逆風下ではありますが(笑)、信頼できるチームのメンバーと、アグリメディアによい変化を起こすチャレンジを続けていき、少しでも早く、大きく変化をもたらせたらと考えている現在です。

株式会社アグリメディア's job postings
15 Likes
15 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Masahiro Ota's Story
Let Masahiro Ota's company know you're interested in their content