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努力は夢中には勝てない

エージェントゲートではMUST(しなければばならない)よりもWILL(したい)を大事にしていると以前の記事にも書きました。仕事はやらされるのではなく、自らやりたいと思えるようなマネージメントを心がけています。

「努力は夢中には勝てない」とは私の大学の後輩、ハードルで有名な為末大選手の言葉です。「これを知るものはこれを好むものに如かず。これを好むものはこれを楽しむものに如かず。」という言葉も有名ですね。為末選手は本当にストイックで徹底的に自分を追い込み練習する努力家です。しかし、その努力では心からハードルを楽しんでいる選手には勝てないということを実感してこの言葉が出てきたようです。

子供のころ私は円周率を100桁ほど暗記していました。テレビでよく新幹線の駅名を全部暗記している子供なんかもでてきます。なぜそんなことができるのでしょうか?それは、純粋に覚えることが楽しいからです。大人に円周率を覚えるように指示をすると「なぜ、そんなことをしなくてはいけないのだろう?」「円周率を覚えると何かいいことがあるの?」とその必要性に理由を求めます。だから覚えられないのです。子供は円周率を覚えること自体が楽しいので、理由など必要ありません。だからどんどん覚えてしまうのです。

子供の気持ちで仕事を楽しめとまではいいません。もちろんそこまで純粋に仕事を楽しめるのならそれに越したことはないですけど。でも、そんな気持ちをどこかには持てるように心がけたいものです。

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