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Advancerで頑張るワーママvol.1 創業期からメンバーを支えて約5年。彼女のメンバーへの思いをきいてみた。#member's story

アドバンサーではユニークで多様なバックグラウンドを持つ、多彩なメンバーが多く在籍しています。「#member's story」シリーズでは、 そんなMemberのそれぞれの心に残った人生のエピソードを紹介し、社内外に発信していきます!

今回は、弊社の創業メンバーの一人、冨永をご紹介します。

冨永はアドバンサー株式会社が誇る多彩な人的資源を管理する縁の下の力持ち。2歳の男の子を育てるワーキングマザーでもある彼女が、創業当時の裏話からメンバーへのメッセージまでを語りました。


冨永 真都香(とみなが まどか)
1990年生まれ。千葉県野田市出身。明治学院大学文学部卒業。一緒に働く仲間に魅力を感じ、㈱グッド・クルー入社。モバイル販売職として働きチームリーダーを経験後、2015年アドバンサー㈱の創業に伴い転籍。現在は労務や経理の責任者として活動している。柔らかな物腰で普段は怒った顔を決して見せないが、実は芯が強く姉御肌な一面も持っている。

急成長している会社の人事管理の実態は?

 現在アドバンサーには約160人が所属、メンバーが立ち上げた事業部も11を数えるまでになりました。その中で私は、入退社の事務処理やタイムシートの作成、請求支払いの取りまとめや労働局への報告、社会保険の申請などに携わっています。

 やるべきことは多岐にわたります。正直に言えば、新しく何かを頼まれたときなど「もう無理です!」といいたくなることも。弊社代表の藤田は、優しいので「限界です」といえば受け止めてくれるでしょう。ですが、そういう性分なのか「もう無理!」と口にしたことはありません。そのまえに、つい「私が断ったら誰がやるんだろう?」って考えてしまうんです。

 やることが多すぎてキャパシティーを超えそうなときもタスクをひとつずつ書き出して整理していけば、パニックにはなりません。これは社会人1年目に先輩の女性社員から教わったことなのですが、けっこう効果的ですよ。

 労務管理は、メンバーがその能力を最大限発揮するため必要な環境を整えるために欠かせないもの。私は「会社をより成長させるための骨組みをつくること」が自分自身のミッションだと考えています。だから少々忙しくても、みんながより働きやすくなるような仕組みを構築することにやりがいを感じるのかもしれません。

家族に優しい会社で仕事と子育てを両立する

 現在は2歳の男の子を育てながら働いています。さまざまなタスクをこなしながらの子育ては大変に思われるかもしれませんが、新型コロナウイルスの影響もあり、在宅での勤務がメインになっているので、両立自体はさほど大変ではありません。そうはいっても時間には限りがあるので、優先順位をつけ、効率的に取り掛かれるよう心掛けています。おかげで出産前よりもメリハリがつけられるようになりました。

 メンバーは約4割が女性。弊社は当然のことではありますが、産前産後休業や育児休業を取得しやすい環境ですので、女性にとっては働きやすい職場かなと自負しています。

 アドバンサーはメンバーの家族を大事にしてくれる会社です。たとえば子どもの誕生日は、産まれて来てくれた喜びを忘れないようにするために休みです。また自分の誕生日は親に感謝を伝える日として休みですし、パートナーの誕生日も日頃の感謝を伝える日として休みです。大切な人の数だけ休みがあります。そんな環境だからこそ、私も子育てが仕事と両立できているかもしれません。



会社立ち上げ期に参加できるなんてラッキー!?

「藤田さんと会社をやるんだけど、一緒にやらない?」

 この言葉をきっかけに、5年前の2015年にグループ会社から転籍してアドバンサーに参加しました。新卒入社から4年が経った頃でした。4年の間に、通信業界の仕事の流れや面白さ・奥深さも感じてはいました。ただ、リーダー職も一通り経験させていただいて、じゃあこの先、自分が本当は何をやりたいのかを考え始めたのです。私が居たいのは少なくとも今の場所じゃない。そう考えて前の会社を退職して、フラッと一人旅に出掛けたりしたのですが、答えはなかなか見つからない。とにかく何でもいいから動いてみよう!そう思ったタイミングでの突然のお誘いでした。

 声をかけてくれたのは、弊社現執行役員の細田くん。彼とは一緒に仕事をしていた時期もあり、とてもいい印象をもっていましたし、代表となる藤田さんのことも知っていたので、何だか楽しくなるかもしれないなって、特に不安を感じることもなく、流れるようにジョインしました。

 自由な働き方ができるといわれたことも魅力でした。ただ創業当時はそれなりに大変で。当初は中古携帯電話の買取り販売のビジネスからスタートしたわけですが、藤田・細田と3人で、店舗での業務が終わってからオフィスに戻ってきて、携帯電話を検品しては仕分けるといった作業を22時頃まで延々とやったりもしていました。「どんだけ働かせるねーん!」と思ったこともありましたけど、そのあと、3人でふぐを食べにいったりして(笑)今となってはがむしゃらだったあの頃も楽しい思い出です。

現在は「それ、私やりましょうか?」の積み重ね

「それ、私やりましょうか?」

 創業後は、この言葉がいつの間にか私の口癖のようになっていきました(笑)

 社員数が徐々に増えて10名になり、それぞれが営業活動で慌ただしく動いているなか、徐々に営業活動を裏から支える存在が必要なのではないかと感じ始めた頃のこと。当時は勤怠のタイムシートもシステム化されていなくて、みんな作業の合間にエクセルに手で打ち込んでまとめている状態でした。私も営業にいっていましたが、営業に特化すればもっと成果が上がる人がいる。すると、自分が営業をやりながらでも、つい「それ、私がやりましょうか?」と声をかけてしまうわけです。

 やがて勤怠管理はもちろん、売上の管理、出金振込の管理、新しいメンバーの入社手続きといった事務や総務や経理、いわゆる人材管理の部分をすべて引き受けるようになって、今に至ります。「それ、私やりましょうか?」が積み重なって今があるといった感じでしょうか。



創業からの5年間で変わったこと

 私自身、もともとベンチャー精神があるほうで、自分で主体性を持って後悔しない働き方をしたいと考えていました。でもアドバンサーに参加する前は、「会社がなんとかしてくれないかな」といった部分もありました。今では自分が「こうしたい」と思うことがあれば、どうすればそれが可能になるかを考えて、そのゴールに向かう道筋を立てて考えるようになりました。それがこの5年間で、一番大きく変わったことですかね。

 労務管理を専門にするようになってからは、メンバーや他人の話に耳を傾けることの大切さも痛感するようになりました。キャリアコンサルタントの資格を取得するときにも、さまざまなトレーニングを通じて「傾聴」の大切さを学びましたが、字のごとく「耳を傾けて聴く」ことを大切にするよう心がけるようにしています。

 アドバイスを求められて「だったら、こうしたらいいんじゃない」と口で言うのは簡単です。ですが、その前に「あなたは、なぜそう思うのか」「では、あなたはどうしたいのか」を質問してあげる。そうすると、その人の頭が自然と整理されていって、自らの頭で答えを導き出せるようになることが多いのです。

 かくいう私自身もまだまだ傾聴力のトレーニング中。現場でのお客様とのコミュニケーションにも役立つものですから、ご希望のメンバーの方がいればぜひ、一緒に傾聴力を磨くトレーニングをやってみたいですね。

自分ならどんなことができるだろう?

 11の事業部を展開する弊社では渋谷の本社以外の場所で働くメンバーも少なくありません。その中には「本社で働きたい」と希望する方も大勢います。そうした方は、ぜひ「本社に行って何をしたいのか」を真剣に考えてみてほしいですね。

 本社で働くメンバーをこちらから募集することもありますが、それを待っているのではなく、まずはメンバー自身が普段から「自分なら、本社でどんなことができるだろう」と考えていただきたいのです。会社に何かしてもらうのを期待するのではなく、自らが社会にどんな貢献ができるのかを考える。それを新規事業のアイデアにつなげていくことが大事なのかなと思います。

 そのために大切なのが、現場での仕事を十分に理解して、そこで今できること見つけること。自分で見つけて成果につなげることができれば、かならず力になります。遠回りに見えても、そうしたことを積み重ねていくことで自主性が育くまれていって結局は、近道になるはずです。

 自分のスキルと掛け合わせた世の中のニーズを見つければ、どのタイミングでも、あなた自身で「事業を創る」ことができる。これは弊社代表の藤田がいつもいうことですが、間違っていないと思います。

 会社を立ち上げて約5年。まだまだ強化していくべき部分はあります。私としては、もっと会社が成長するためには、どこに力をつけていくべきかを模索しながら、会社を大きくするための骨組みをこれからもつくっていきたいと考えています。今後、入社する方、そして働いているみんなが、自分の求めるものを実現できる会社にもっともっと近づけたい。それが今の私の目標です。

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