秘密のプロジェクトのはじまり
こんにちは、アートディレクターのJamesです。3年間日本を離れロンドンで生活し、先週日本に帰ってきました。ご存知の方も多いかと思いますが、イギリスの天気は本当に良くないです。一年を通して日が差すことがあまりないので、雨雲が消えてほしいと願いながら、家の中で何日も過ごします。たぶんそれで、イギリス人はD.I.Yにたくさんの時間を費やすのかもしれません。また、空が薄暗いからでしょうか、家やオフィスのインテリアはいろんな色にあふれています。
日本に戻ってまずA.C.O.の会議室の簡単に改装することを思いつき、私は社内のアートディレクター沖山直子、林俊一とチームを組みました。その3人だけの秘密プロジェクトとして進め、会社の休みにD.I.Yを実行。他のメンバーにはサプライズにしたのです。そのほうが楽しいし、色の意見がまとまりやすいし、なにより自分たちから変化を作っていくということの大切さを3人のテーマとしたかったからです。
Bee? Pac-Man?… Yellow x Black
社外の方々との出会いの場にもなる会議室という空間を、もっとエネルギッシュにしたかった。なのですべての壁を眩しい黄色にして、一つの壁だけ黒いボードにしました。黒い壁はすごく良い感じです。しかも、黒板になっています。黄色ですか? かなりパンチがきいています。もしかしたら、ちょっとやりすぎかもしれませんが、大胆な場所にいることは爽快ですし、飽きたらまたいつでも色を変えることもできるので、結果的にはよかったと思います。
社外の方々との出会いの場にもなる会議室という空間を、もっとエネルギッシュにしたかった。なのですべての壁を眩しい黄色にして、一つの壁だけ黒いボードにしました。黒い壁はすごく良い感じです。しかも、黒板になっています。黄色ですか? かなりパンチがきいています。もしかしたら、ちょっとやりすぎかもしれませんが、大胆な場所にいることは爽快ですし、飽きたらまたいつでも色を変えることもできるので、結果的にはよかったと思います。
経験と変化のカルチャーをつくる
会議室を明るくすることは楽しいプロジェクトでした。だけど、飾り付けすることよりもっと大切なことは、経験と変化の文化を築き上げることです。アイディアを試し、現状に疑問を持ち、大胆になって、何がおこりうるかを考えましょう。他のメンバーへのお披露目のタイミングではどんな反応をされるか少し緊張しましたが、みんなフレッシュなオフィスにとっても驚き、喜んでくれました。ぼくらはペンキを塗るという行為でみんなに「新鮮な体験」を伝えることができたのです。
自分のオフィスに色を加えることに興味を持ちましたか? 新しい発想のために僕らはPinterestにいくつか写真を載せました。また今回ペイントに使用したペンキ『Hip』を取り扱う神田のColorworksも見てみてください。彼らのHipは1488色もあり、待っている間に彼らはあなたのために色を調合してくれます。ただ、“7246N Golden Dome”の色には気をつけてください。これは本当に本当に真っ黄色(まっきっき)です(笑)。