1
/
5

DX

きっかけは麻雀。Kaggle Masterが語る「好き」から始まる機械学習の道

話を聞いたらいろいろ出てきそう。ABEJAにはそう思わせる人たちがいます。何が好きで、どんなことが大事だと思っているのか。そんなことを聞き書きしていきます。大手通信会社を経て、データサイエンティストとしてABEJAに参画している服部 響さん。KaggleやatmaCupなどのデータサイエンスコンペに積極的に参加して活躍しています。服部さんとAIの関係、コンペとデータサイエンティストの仕事の共通点など、語ってもらいました。服部:新しい技術が好きです。子どもの頃、テレビゲームの時間は制限されていたのですが、パソコンだったら自由に触らせてもらえたので、パソコンで遊んでいました。小さい時からプロ...

個人のプライバシーとAI 〜ABEJA倫理委員会「Ethical Approach to AI」の議論から(下)〜

顔つきなどから支持政党や性的指向が予測できるというAIの研究報告が出ています。技術的に実現可能なことが急増する一方、場合によっては個人を傷つける結果を引き出すことになりかねません。科学技術社会論研究者の江間有沙さん、情報工学者の松原仁さん、独立研究家の山口周さん、そしてABEJAメンバーが、率直に語り合いました。議論の一部を紹介します。AIが晒してしまうもの本人が望まないことまでAIが分析し、晒してしまう可能性があることの是非について、様々な意見が出ました。松原委員:去年「顔写真から支持政党が分かる」という論文を、スタンフォード大の研究者が発表しました。人種と性別と年齢層で分けても75%...

人事に「公平性」は不可欠なのか? 〜ABEJA倫理委員会「Ethical Approach to AI」の議論から(上)〜

人事に公平性は本当に不可欠なのかーー。一瞬、ドキッとする問いです。だけど、そもそも完全に公平な人事なんて、ありえるのでしょうか?「ピープルアナリティクス」(PA)について、科学技術社会論研究者の江間有沙さん、情報工学者の松原仁さん、独立研究家の山口周さん、そしてABEJAのメンバーが、語り合いました。議論の一部を紹介します。まずはピープルアナリティクスについておさらいABEJA古川:きょうのテーマは「ピープルアナリティクス」(PA)。「社員の人事データ、行動データを収集・分析し、人材活用のための知見を得る」ための手法についてです。ここ数年で企業における導入が広がっています=下図。ご紹介し...

売上は結果論。オンワード樫山がデータで明らかにする、本当に効果的な店舗施策

アパレル大手「オンワード樫山(東京都・中央区)」は、2020年2月からABEJA Insight for Retailを、旗艦店を含む一部の店舗に導入しています。「売上以外の客観的数値がなく、やっている店舗施策が本当に効果的なのか検証ができない」という課題意識からスタートし、どのようにデータ活用の文化を社内に広め、活用してきたのか。導入から成果が出るまでの歩みを振り返っていただきました。お話を伺った方(文中敬称略)・第二カンパニー ストア戦略Div.VMD担当  久能 正彦様(写真左)・第二カンパニー オンラインセールスDiv.長 秋山 亜希様(同右)売上は結果論。「なぜ売上を達成したの...

ABEJA担当者直伝!マーケティングのデジタル化、6つの課題と解決策(後編)

せっかくマーケティングツールを導入したのに使いこなせない。導入しても期待していた成果が出ない……。そんなとき、どんな手だてを取ればいいのでしょうか。ABEJAでマーケティング関連のデジタル化施策を手がけてきた木下正文が解説します。前編はこちら。「カスタマイズ」「脱ツール化」は検討した?木下:次は「カスタマイズ」もしくは「脱ツール化」を検討しないまま続けてしまう問題についてお話しします。いろんな人が使えるように汎用化したものがツールですが、ツールだけだと、かゆいところに手が届かない。細かい課題を改善したり、より成果を出そうとしたりすると、早い段階で限界がくる。となれば、ツールを使い勝手よく...

ABEJA担当者直伝!マーケティングのデジタル化、6つの課題と解決策(前編)

せっかくマーケティングツールを導入したのに使いこなせない。導入しても期待していた成果が出ない……。そんなとき、どんな手だてを取ればいいのでしょうか。ABEJAでマーケティング関連のデジタル化施策を手がけてきた木下正文が解説します。木下:前職で、マーケティングもサイト開発も自分でデータドリブンに回す仕事をしてきました。その経験をABEJAでも生かし、マーケティングや医療、人事の領域を担当しています。きょうは、レコメンドエンジン、マーケティングオートメーションをすすめる際の課題と対策をお話ししていきます。まず、マーケティングのデジタル化について、広告と非広告の各領域を、それぞれ考察してみまし...

AIコンサルが考えるデジタルトランスフォーメーションのかたち(4回目/最終回)

ABEJAで企業のAI導入支援にかかわる佐久間隆介が、コロナを受けてデジタルトランスフォーメーションやAIの導入について解説するメディア関係者向け勉強会の4回目です。参加者からの質問への回答をまとめました。佐久間隆介(さくま・りゅうすけ)=1979年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、アビームコンサルティング(当時デロイトトーマツコンサルティング)に入社。2014年より最年少執行役員。2019年よりABEJAに参画しグローバルビジネス展開、企業のDX支援・AI活用のプロジェクトマネジメントなどを担当。同年12月よりUse Case事業部長。――もしAIが欠陥を見逃し、その部品が原因...

AIコンサルが考える「デジタル・トランスフォーメーション」のかたち(3回目)

ABEJAで企業のAI導入支援にかかわる佐久間隆介が、コロナを受けてデジタルトランスフォーメーションやAIの導入について解説するメディア勉強会の3回目です。佐久間隆介(さくま・りゅうすけ)=1979年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、アビームコンサルティング(当時デロイトトーマツコンサルティング)に入社。2014年より最年少執行役員。2019年よりABEJAに参画しグローバルビジネス展開、企業のDX支援・AI活用のプロジェクトマネジメントなどを担当。同年12月よりUse Case事業部長。佐久間:さて、今度はAIについて解説していきます。DXを構成する技術の中核でもあり、ABEJ...

AIコンサルが考えるデジタルトランスフォーメーションのかたち(2回目)

ABEJAで企業のAI導入支援にかかわる佐久間隆介が、コロナを受けてデジタルトランスフォーメーションやAIの導入について解説するメディア関係者向け勉強会の2回目です。佐久間隆介(さくま・りゅうすけ)=1979年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、アビームコンサルティング(当時デロイトトーマツコンサルティング)に入社。2014年より最年少執行役員。2019年よりABEJAに参画しグローバルビジネス展開、企業のDX支援・AI活用のプロジェクトマネジメントなどを担当。同年12月よりUse Case事業部長。Withコロナで、価値の源泉を再整理してみる佐久間:前回は「Beforeコロナ」す...

AIコンサルが考える「デジタル・トランスフォーメーション」のかたち(1回目)

新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけで、ビジネス領域での「デジタルトランスフォーメーション」(DX)が改めて注目されています。どんな背景から、DXが取りざたされるようになったのでしょうか。そもそもDXとは何でしょうか。メディア関係者向け勉強会で、ABEJAで企業のDX支援を手がけてきた佐久間隆介が解説した内容を4回に分けて紹介します。佐久間隆介(さくま・りゅうすけ)=1979年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、アビームコンサルティング(当時デロイトトーマツコンサルティング)に入社。2014年より最年少執行役員。2019年よりABEJAに参画しグローバルビジネス展開、企業のDX...