どうもはじめまして。
株式会社アーザスでアプリケーション開発をしております、オオクマです。
島根オフィスの一員で、関東から島根県松江市へ移住して3年目になります。
今月のはじめには武者行列なる市民参加型のイベントでサムライに成りきってきました。
土地の人間に一歩近づいた気がして嬉しい限りでございます。
さて、先日は筆者の出入りする島根オフィスで社員研修のためグランピング企画が催されました。
場所はたたら製鉄で知られる奥出雲町で、あのVI○ANTのロケ地となったところです。
今回はその様子をお届けします。
数年に一度の社員研修で本社組は熱海ですと?しまね組もどこかに行きたい
発端は全社掲示板で久しぶりの社員研修が発表されたことでした。
行き先は昭和バブル期に栄えた温泉地、熱海。本社からJR東海道線だけで行けちゃいます。
しかし我ら しまね組は飛行機を使っても半日以上はかかる。
ズルい。ぼくらも温泉に行きたいのですが。
「そうそう。その話がありましてね、リクエスト募集しますよ」
聞けば島根オフィスで独自に企画していいとのこと。
それでは、とプランの立案開始。
家庭の事情で宿泊は難しいひとがちらほらいたので、日帰りが望まれました。
普段は液晶を介してデジタルの世界にどっぷりなので、壁紙の自然なんかじゃなくて、
本物のネイチャーを拝みたい。
そこで、ちょうど存在を知っていた奥出雲グランピングが候補に上がり、
参加者を募って予約にこぎ着けました。
着いていきなりステキ空間、テンションが上がります
松江市から奥出雲町まで自動車で1時間と少し。
信号がまったくないし、車が少ないので快適なドライブです。
あっという間に現着して、待っていたのはすでにセッティングされていたステキ空間。
画像右の人物が筆者。後ろ姿からも浮足立っているのがわかる
写真欲が昂って荷物も置かずスマホでパシャパシャ撮りました。
今回は貸し切りなので、周りに気兼ねする必要などありません。
テントが屋内に張られており、全天候型キャンプを謡っています。
小学校の椅子をアレンジしたであろう家具やおしゃれな装飾。見るだけでワクワクしてくる
受付を済ませて、いざ体験開始。ガイドさんに導かれて会場へ。
BBQの前に炭起こしから、文明の利器様様
いろいろな体験を申し込んでまして、まずはBBQの前準備、炭起こし。
ガイドさんからレクチャーを受けながら、コンロの炭に火をつけていく。
横から口出しする先輩
着火できたら延焼させるために風を送りこむのですが、うちわかブロワーか選択肢を与えられました。
迷わず動力を選択。
SEたるもの合理的判断をして然るべきですからね。
出力を誤ると灰が巻き上がって大惨事になるため、慎重に風を送る
全国一の和牛は伊達ではないうまさ、ごはんが進む進む
火が回って熾火ができたら、用意された食材を焼いていきます。
なにから焼くか作戦会議の図
なんとそのなかには肉質全国一に輝いた奥出雲牛が入っています!
しかもザブトンという希少部位。
左から鶏モモ肉、豚バラ肉、和牛(ザブトン)、右は奥出雲マイタケをはじめ地場産野菜
このグランピングを運営している会社は、松江市街で焼肉居酒屋を開いており、
運よく良い肉を手に入れられたとのこと。
サシ(脂)がしっかり入っていて柔らかく、ほのかに甘味を感じる、
和牛のおいしさが凝縮したお肉でした。
インサートのために撮った一枚。必要ないのにわざとぷるぷるさせている。静止画なのに無意味
特製のごまだれとの相性も抜群!
土釜で炊かれた仁多米(東の魚沼米、西の仁多米と並べられる横綱米)はアッという間に無くなりました。
西の横綱、仁多米。粒が立ってしっかりとした食感。これだけでイケる
どれもこだわりを感じる食材で、幸せを噛みしめております。
残り火でピザを焼くも指を咥えて見てるだけ
肉や野菜を食べつくしたら、おつぎはピザを焼いていきます。
残った炭で上下から熱を加えます。
蓋のうえに炭を置いていく
しばらく放置してから蓋を開けてみると、黄金色に輝いたチーズピザが現れました!
感動して写真をパシャパシャ。
チーズがグツグツしており、芳醇な香りがあたりに広がる。絶対にうまいやつ
ピザカッターできれいに等分されるも、筆者は食べられない。
小麦が体に合わないことが発覚して、グルテンフリー生活の最中なので。
また、デザートとして地元の菓子店で人気のスイーツが振舞われるも、当然お預け。
ツライ。
食べてないので感想を言えないが、間違いなくおいしい
焚火に癒されつつ燃料補給に追われる
お腹を満たしたあとは焚火体験です。
薪を斧で割って、ちょうどよいサイズにしたら凸状に組み立てていきます。
細い薪に火を付け、安定したら太い薪をくべていく
うまく刃が入るとパキッという高い音と共に、端から端まで真っ二つにできて、
その瞬間は気分が良いです。
筆者の実家では直焚き風呂だった時期があり、その頃の薪割りを思い出しては懐かしんでいました。
ほかのメンバーの薪割りに目をやると、初体験といいつつ筆者と比べて明らかに手際がよい。
あれ、、、もしかして自分下手だったのかもしれない。
見事に薪の中心を外している
組み立てたら着火して、うちわで風を送ると火が大きく燃え上がり、焚火の完成です。
少し離れていても十分に暖かい
パチパチと薪が爆ぜる音はなんともいえない癒し効果を感じます。これぞキャンプの醍醐味。
しかしあまり呑気にしていられません。
薪はすぐに燃え尽き、補充し続けないと火が消えてしまう。
癒しの時間もそこそこに、薪割りの労働に追われるのでした。
家庭のあるものは帰宅、独身貴族たちは美肌の湯へ
さて気づくと終了の時間となりました。支払いを済ませ、つぎの目的地へ。
家庭の事情でここでお別れの方はそのまま帰路につき、ほかのメンバーは天然温泉へ向かいます。
人気のない山をどんどん登っていき、辿り着いたのは島根の秘湯 斐乃上温泉。
入浴したのはここではないが、泉源はおなじ
湯はpH9.9のアルカリ性で肌がつるつるになります。
壁一面のガラス越しに深山を眺め、貸し切り状態の温泉に癒されました。
久々にアウトドアを満喫、奥出雲は良いところでした
最近は仕事が忙しく残業の日々だったため、和牛と温泉とでエネルギーを補給でき、
とてもよいリフレッシュとなりました。
ほかの参加者も月一で参加したいと絶賛しておりました。
企画が大変なのでその際は持ち回りにしてくれると嬉しい。
自ら主導して企画・運営やアウトプットを生み出す必要はありますが、
社員の好きにやらせてもらえるのは中々珍しいのではないでしょうか。
手前みそではありますが、企画が好きなひと、挑戦してみたいひとにとって、
弊社は良い環境だと思います。
島根県民3年生、まだまだこの土地の魅力を味わいたいと思います。