エイチームでは、異業界・異職種から転職したさまざまなキャリアを持った社員が多数活躍しています。今回は、元エンジニアでありながら、新規事業の立ち上げを経験した後、Webマーケティングを行うマーケターにジョブチェンジしたH.Sさんにお話を伺いました。
■H.Sさん
名古屋工業大学大学院情報工学専攻を卒業。2005年、大手SIerに新卒入社。システムエンジニアとして約7年間従事。2012年、東証マザーズ上場後のエイチームに入社。車査定・車買取サイト「ナビクル」のエンジニアを経て、新規事業の責任者に抜擢される。現在は、エイチームライフスタイルの金融メディア事業でWebマーケティング(SEO)を担当。
■経歴を教えてください
現在は、エイチームライフスタイルにて、SEOなどを行うWebマーケティングを担当していますが、エイチーム入社当時は、エンジニアとして働いていました。前職では、システムエンジニアとして、自動車製造業、食品製造業、官公庁などの業務システムの開発を行なっていました。
■どうして転職しようと思ったのですか?
前職の仕事内容や職場環境には非常に満足していました。ただ、BtoBの受託開発エンジニアとして何年も働くうちに、BtoCサービスや事業を自分自身で作りたいと強く思うようになってきたんです。そういったサービスを作った経験はありませんが、少しずつ挑戦したい気持ちが膨らんできました。日常生活でよく使われる、ユーザーにとって身近なサービスを作れる会社がいいなあと漠然と思っていたときにエイチームに出会いました。エイチームへ入社して、実際にサービスを作ったり、自ら事業責任者を経験して改めて感じたことですが、自分が作ったものが世の中の多くのユーザーに利用され、その価値を直接ユーザーに届けられるのは、BtoCの自社サービスならではだと思います。
■エイチームに入社した理由を教えてください
転職活動をはじめて間もなく、名古屋でソーシャルゲームやWebサービスを運営している会社があると知り、それがエイチームでした。当時のエイチームは、東証マザーズ上場の直後で、社員数も300人程、まだ子会社もありませんでした。
「水9(すいく)プロジェクト」という、隔週水曜日の夜9時から開催していた採用イベントがあったので参加してみることにしたんです。会社説明、経営理念の話や仕事内容など、さまざまな話を聞きました。その中でも、経営理念にとても共感を覚えました。
エイチームの経営理念は、「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」この2つです。幸せの定義は3つあって、「みんなから必要とされる存在であること」「金銭的に裕福であること」「幸せにしたい人を幸せにできること」なんですが、この幸せの定義がとても理にかなっていて、現実的で、独りよがりでもなく、みんなで叶えたい理念だと、本当に共感しました。
イベント終了後には、絶対エイチームに入るんだ!って決意を固めていました(笑)
■入社後のエイチームの印象はどうでしたか?
良い意味で「自由」という印象を受けました。前職とかなり違いましたね。特に大きく違いを感じたのは、部門間の壁がまったくなかったことです。縦割りの組織ではなく、横の繋がりが強く、そしてお互いが認め合う、助け合う、尊重し合うという文化が根付いていました。自由だけど当事者意識の高い人たちの集まりで、みんなでサービスを作るんだという強い一体感を感じました。
もう1つ前職と違ったのが、サービスリリースまでのスピードです。前職では、クライアントに完璧な製品を納品するために、長い時間をかけて仕上げます。エイチームでは、100%の品質よりもスピードを優先し、いち早くサービスを開始することを意識していました。
この考え方は、おそらく自社サービスならではだと思います。市場やユーザーニーズ、競合企業の動きは日々めまぐるしく変化しています。いち早くサービスをリリースすることは、いち早くユーザーニーズを把握することにつながります。こういった情報をもとに改善したり、次の企画に活かすことで、事業の成功率はどんどん上がっていきます。特にWebサービスにおいては、「儲ける仕組み」が重要です。良いアイデアがあれば、まず作ってみて、改善していく。このスピードこそが、高い収益を生み出していくポイントだと思います。ただ、前職と大きく違う考え方だったので、正直慣れるまで苦労しました(笑)
■入社当時はエンジニアでしたが、
新規事業責任者に抜擢された経緯を教えてください
「事業がやりたい!」と意気込んではいましたが、当時は事業運営の経験はもちろん、企画やマーケティングの経験もなければ知識もありませんでした。当然ですが、前職の経験を活かしエンジニアとして、車査定・車買取サイト「ナビクル」で開発業務をメインに行なっていました。エンジニアでありながらも、事業がやりたいという目標はありましたので、「A+」という社内の新規事業案コンテストに何度もチャレンジしました。その意欲が認められ、私の事業案ではありませんでしたが、新しく立ち上がる新規事業の責任者に抜擢されました。
ところが、大変だったのはそれからです。メンバーは、私と新卒社員の2名だけ。事業計画を作り、戦略を考え、提携先のリサーチや折衝、契約締結、システム開発など、試行錯誤を繰り返しながらも進めていきました。Webマーケティングに関しては、社内のノウハウをなんとか吸収しながら、手探りで進めていきました。リリース後も、何度も改修と改善を繰り返しながら1年ほどサービス運営しましたが、残念ながら思い描いていた戦略どおりにはいかず、サービスを縮小することになりました。現在は、形を変えて運営を継続しています。挑戦や失敗の中でつちかったさまざまな経験を活かして、現在は、マーケターとして事業に関わっています。
■なぜ、マーケターとしてのキャリアを選んだのですか?
事業企画やサービス運営、マーケティングなどサービスを作って育てる醍醐味を知ったからです。開発することはもちろん大好きですが、事業を作っていきたいと考えていた自分にとっては、マーケターが最も手ごたえを感じられる仕事だったのかもしれません。まだまだ経験は足りませんが、新しい挑戦として、さらに磨きをかけていきたいと思っています。
■入社してからの5年間はどうでしたか?
転職して良かったと感じています。はじめて自社サービスの開発に関わり、「A+」をきっかけに事業運営をする機会にも恵まれ、そして今はWebマーケティングに挑戦するなど、常に新しい挑戦の連続でした。そして何より、社内外問わず素晴らしい仲間に出会え、切磋琢磨できる環境で働けていることに、とても幸せを感じます。
実は、家庭内でも変化がありました。妻に、「エイチームに入ってから、温和になったね」と言われるようになったんです(笑)。変化の激しいベンチャー企業で働くうちに、頑固さがなくなって少しずつ柔軟な性格になってきたのかもしれません(笑)
■仕事をする上で大切にしていることを教えてください
「売上げを作ること」を意識しています。会社から給料をもらってぶらさがるのではなく、自らが会社を支えるという考えです。もっと大きな売上を作れるよう新たな企画や日々の運営を大切にしています。
■これから入社される方へメッセージをお願いします
エイチームは、新しい挑戦がたくさんできる会社です。私自身も事業の立ち上げや、マーケティングなど、新しいチャレンジをし続けてきました。異業界や異職種から転職して活躍している社員もたくさんいますので自分で限界を作らず、ぜひ挑戦してみてください。
■エイチームでは新たな仲間を募集しております。