「聞きたいことが聞きやすい会社」をつくりたくて――新人の声から始まった、社内プロジェクトの舞台裏
その問いかけが、すべての始まりだった
「今の会社に、どんな課題があると思う?」
入社から間もない頃、代表・里吉との1on1でそう問われたのが、このプロジェクトの始まりでした。問いかけの主役は、HRS事業部で活躍する大内 達也さん(2023年9月入社)。20代で社内プロジェクトの旗振り役を担うまでの裏側には、“新人の声を拾いたい”という素朴な動機がありました。
拡大フェーズでこぼれ落ちた声に気づいて
「入社当時、会社はまだ十数名ほどの小さな組織でした。新人でも自然に相談できる環境で、何かあればすぐ話せる雰囲気がありました。でも、組織が急拡大する中で、マネージャー陣の業務も膨れ上がり、声をかけにくい空気が生まれていると感じたんです」
かつては、1つの成約に全員で拍手を送り、成功体験を分かち合っていたSecondGame。だが、成約件数が増えるにつれて、成果は“当たり前”になり、新人の喜びが共有されづらくなっていった。
そうした状況を率直に伝えた大内さんに、代表から「実際に新人に聞いてみてください」と新たなミッションが託されました。
社内外のステークホルダーとの丁寧な対話を重ねながら、設計・実装を推進する大内さん。チームのらしさを守りつつ、プロジェクトの要となる部分を一手に担いました。
「話しやすさ」を仕組みにするには?答えのない問いとの格闘
新人たちへのヒアリングで見えてきたのは、「発言の機会が少ない」「周囲が忙しそうで相談しづらい」といった声。こうした声を拾い上げるために、大内さんを中心に「聞きたいことを聞きやすくするプロジェクト」が始動しました。
「正直、最初は何をすればいいのかすらわかりませんでした。自分も中堅未満の立場で、本当にこれでいいのかという迷いも常にありました」
頼ったのは、入社時期が近い仲間や、普段から相談していた先輩社員たち。アンケートを設計し、話し合いを重ね、小さな仮説を立てては改善する。正解のない問いと向き合いながら、少しずつ「話しやすい空気」を仕組みとして形にしていきました。
話すときは誠実に、聞くときはまっすぐに。信頼関係の土台は、いつも「対話」の中にある。
「やりやすくなった」の一言に救われた
プロジェクトを進める中で、嬉しい変化も起こり始めます。
新人から「相談しやすくなった」という声を直接もらえたんです。さらに、チームや席が離れて会話が減っていた中、「あの人と話すようになった」とか「ランチに誘いやすくなった」という話も聞けて。少しずつ空気が変わってきていると感じました。
現在、大内さんはAIを活用した業務効率化のプロジェクトにも参画中。「やりやすくなった」「時間が作れるようになった」という声を糧に、日々改善を続けています。
上司からの指示ではなく、自分たちで創る文化
このプロジェクトの最大の特徴は、上司からの指示ではなく、自分たちの課題感から生まれていること。代表からも「自由にやってみてください」と信頼が置かれ、ボトムアップで形になっていきました。
「SecondGameには、面倒なことほど率先してやるメンバーが多いんです。だから、自分だけに負担が偏ることなく、安心してアイデアを出せる。誰もがちゃんと聞いてくれる空気があるんですよね」
これからも、「自分たちの手で会社をつくる」挑戦を
今後は、在宅勤務制度や新卒受け入れといったテーマにも取り組む可能性があると語る大内さん。
「新しい制度を、“使う人”の立場から考え、実装していくこと。その過程こそが、SecondGameらしい挑戦だと思っています」
一人の問いかけから始まった“声を聞く仕組み”のプロジェクト。その裏には、「会社をもっと良くしたい」という、静かな情熱がありました。
本プロジェクトは、社内でも高く評価され、2024年下期の「Best Team賞」を受賞しました。