医療従事者の働き方を変えることが、医療体験を良くする
リクルート時代に、学校様をご支援させていただいておりましたが、その中で非常に大きな問題だと感じていたのが「教員ブラック問題」です。
教員がブラックな働き方をしているとどうなるのか?
それは、「相対的に優秀な人が教員になりたがらなくなる」ということです。そしてカスタマー(先生にとっては生徒)に対して、質の良い教育を提供できなくなります。
きっと医療従事者にも同じことが言えると思います。OX3はより良い医療体験の創出のために、
- 医療従事者の働き方を変えること(働きやすい仕組みを創ること)
- 質の良い医療を医療従事者が提供できるようにするための仕組みを創ること
を実行していこうと決めました。そしてこの目的に合うことサービスを複数展開していこうと、起業を決心しました。
老舗調剤薬局を垂直統合でDXしよう
まずは垂直統合型のDXを実行するために、茅ヶ崎市にある老舗薬局「湘南たんぽぽ薬局」をM&Aします。詳しくはこちらの記事に書いてありますが、20年と続いている地域に愛される薬局を、その温かみを残しながらどうアップデートできるか?にチャレンジすることになります。
老舗薬局を進化させてみた(薬局DX)/1週目
中編で書きましたが、
「①SaaSに合わせて現場オペレーションを改善する(SaaS基準型)」
「②現場オペレーションに合わせたSaaSを開発する(SaaS開発型)」
のうち①をチャレンジすることになります。(最初の仕事は雑草抜きと掃除でした笑)
そこからいろんなことを薬局に宿泊しながら進めていきました。そして最初の約半年間で、
・紙薬歴→電子薬歴への移行
・シフトや勤怠管理のデジタル化
・スムーズな情報共有体制(Chatwork利用)の確立
・医薬品の在庫管理のデジタル化
・LINE受付対応体制の確立
・オンライン服薬指導体制の確立
・資料のクラウド化
・各種加算取得のための諸々の業務オペレーションの適正化
を実行します。おかげでスタッフの働きやすさと収益の改善を両立できるようになります。
そして次は、更なる改善のため②にチャレンジすることになります。
生成AIの発展により容易にシステムを開発できるようになったため、
「本当に現場スタッフが苦労していることを、即解決できる体制」
を整えることができるようになりました。
薬歴作成支援AIや服薬指導アシスタントAIエージェントなど、たくさん作りました。
スタッフから、
「もう、これがないと仕事ができません!」
って言ってもらった時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね!
でもこれだけスピード感を持った変革を進めるには、スタッフの皆さんの協力も不可欠です。
「最初の3ヶ月間は本当にギャップが大きすぎて辛かったんですよ〜」
なんてスタッフに笑いながら言われましたが、本当によくついてきてくれたなと思いますし、何より半年前より目に見えて当事者意識を持って働いてくれているように見えること、そして明らかに成長していることがとてもうれしく感じます。
いつもスタッフには、
「責任とって謝るのが僕の仕事だから、いっぱい挑戦していっぱい失敗してください!2度同じ失敗をしなければ、その失敗は学びです!謝罪は任せてください!」
と伝えています。そしてそれは言葉だけではなく、本当にやります。(本当にたくさん謝りました笑)
これからもっともっと患者さんに価値を還元できるように、AIのスピードに負けないように進化していきたいと思います。
オンライン薬局で患者の利便性と薬剤師の新たな働き方を作る
OX3の事業を進めていく過程で、100人以上の薬剤師と話してきました。その中で、下記の課題を解きたいと思うようになりました。
・薬剤師の6割以上は女性
・ライフステージの中で薬剤師としてのキャリアが分断される時期がある
・薬剤師が足りないと言われている
単純な発想で、
「事情があって自宅からでないと働くことができない人が働くことができれば、薬剤師のキャリアの問題も人手不足問題も解消するのではないか?」という解決策を作りに、いろんな実証実験を進めて行ったのですが、その中で
患者さんの利便性も改善でき、薬剤師もリモートで働くことができる「オンライン専門の薬局」を立ち上げようと決意しました。
オンラインだからこそできる神接客
僕の基本的な思想は、やはり営業でありカスタマーサクセスです。前編で書いた通り、相手に価値を与えるためには「物売り」ではなく「Ploblem Solver(課題解決者)」でなければいけません。それは薬剤師でも同じと考えています。
それはなぜかというと、SaaSにとって絶対的にみないといけない指標はチャーンレート、つまり離脱率です。本来患者さんに価値を与えて、リピートしてもらうことが医療においては絶対的に大事なはず。
(※もちろん完治して離脱すること自体は◎で、今回の離脱は治療途中での離脱を指します)
チャーンしなければ、
・クリニックや薬局→売上になる
・患者さん→病気を完治できる
・社会→大きな病気を未然に防ぎ、医療費を抑制できる
誰も損しないわけです。でも多くの薬局はこの「チャーン」を気にしていません。
チャーンを防ぐために必要なこと、それが「神接客をする」つまり、Ploblem Solverになることです。
そのために、リクルート時代の営業ノウハウを薬剤師に徹底的に落とし込み、患者様にも関係しているクリニックやヘルスケア企業、そして社会にも還元できるようにしています。
残念ながら多くの対面の薬局では、混雑や時間の制限もあり「薬を渡すだけの人」になってしまうことも少なくありません。オンラインだからこそできる、薬剤師の価値を作っていきたいと思って立ち上げ、今も運営しています。
医療従事者にとっての良い環境
医療従事者にとってのより働く環境を作ることも、この事業では重要視しています。立ち上げのきっかけが、
「事情があって自宅からでないと働くことができない人が働くことができれば、薬剤師のキャリアの問題も人手不足問題も解消するのではないか?」
という問いだったので、当たり前ですがここは実現していきたいところ。
それを実現できるようにするために、
『薬局TOKYOシステム』
という独自システムを0からAIをフルに活用して開発をしています。
そして毎日毎日、薬剤師さんがもっと使いやすいようにと現場のフィードバックを受けながら改善しています。
患者さん、医療従事者、そして社会にとってより環境を作れるように、これからも引き続き薬局TOKYOを成長させていきたいと思います。
新規事業も積極的に進めています
OX3ではどんどん新規事業の立ち上げを行なっていきます。今は、ペット領域×薬局の事業を準備しており、近々ローンチする予定です。それにあたって一緒に立ち上げていただける方を募集しています!
医療従事者として働いていたけど新しいチャレンジがしたい、既存の医療に違和感があり自ら変えていきたい、もっと刺激的な環境で働きたい、そんな方は是非一度カジュアルにお話しましょう!