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『いい商品』でも売れないワケは?

Photo by Jeff Cadestin on Unsplash

世の中には、品質が高く、実際に効果のある商品・サービスなのに、なぜか売れない企業が多い。その原因の多くは、マーケティングのある盲点を見落としているからだ。今回は、そのポイントを深堀して解説します。

1. ターゲットの「本音」を理解していない

多くの企業がペルソナ設計をしているが、表面的なデータに頼りすぎているケースが多い。
年齢や職業、年収といったデータだけではなく「何に悩み、何にお金を使い、どんな言葉に反応するのか」を具体的に把握することが重要だ。

成功している企業は、ターゲット層と直接対話しSNSの投稿やレビューを細かく分析し潜在的なニーズを掘り起こしている。

2. 「伝えたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を伝えていない

商品の強みや技術をアピールするのは大切だが、顧客はそれを求めていないかもしれない。
顧客が本当に求めているのは「自分の問題がどう解決するか」。

成功している企業は、商品説明ではなく「この商品を使うことでどのような未来が待っているのか」をストーリーとして伝えている。


3. 「売り方」にこだわりすぎて「買いやすさ」を見落としている

マーケティング戦略にこだわるあまり、購入プロセスが複雑になっていることがある。
特にBtoBでは決裁者に届くまでのプロセスが長くなることが多い。

そのため、成功している企業はシンプルな価格設計や無料トライアルの導入、WebサイトのUI/UX改善に力を入れている。

4. リピート戦略が弱い

新規顧客獲得にばかり目を向け、既存顧客のフォローを疎かにしていないか?
売上の安定にはリピート購入が欠かせない。成功している企業は購入後のフォロー体制を整え、定期的な接触を通じてブランドのファンを増やしている。
例えば、購入者限定のコミュニティや特典を用意し継続的な関係性を築いている。

5. 競合との差別化が不明確

「自社の強みは○○です」と言えても、それが競合との差別化につながっているとは限らない。
特に市場が成熟している業界では競合との差を明確にしなければ、価格競争に巻き込まれる。
成功している企業は、自社のストロングポイントを競合と比較し「なぜこの商品でなければならないのか」を徹底的に言語化している。

まとめ

いい商品が売れない理由の多くは、マーケティングの盲点にある。
ターゲットの本音を理解し、伝え方を見直し、購入のしやすさやリピート戦略を強化し、競合との差別化を明確にすることで、売上は大きく変わる。売れない原因を「商品が悪いから」と決めつけず、マーケティング視点での見直しをしてみてほしい。

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