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ScrapboxファンがScrapboxを作っている会社に入ると楽しい

この記事は過去反響が多かった記事を転載しております。一部掲載当時とは状況が異なる箇所がございますのでその点ご了承ください。原文はこちらのサイトに掲載しております。


こんにちは、Helpfeelエンジニアの松村(niboshi)です。

私は新卒から大手SIerに6年半ほど勤めた後、2021年8月にHelpfeel(旧社名Nota)へ入社しました。入社を決めた理由はいくつかありますが、最後の決め手になったのは自分が熱狂的なScrapboxのファンであることです。入社前から個人で利用していたのはもちろん、前職でもチーム内のナレッジ管理ツールとして活用しており、Scrapboxを開かない日はありませんでした。

そんなScrapboxファンの目線で、Helpfeelに入社して嬉しかったポイントを3つご紹介します。


1. scrapbox.io/Notaを見ることができる

Scrapboxファンにとってscrapbox.io/Notaは始まりの大地、あるいは謎に包まれた秘境として知られています(諸説あり)。私も例に漏れず、Scrapbox Drinkup*1 などで断片的に語られる情報を拾い集めて、一体どんな運用がされているのだろうかと想像を膨らませたものです。

そのscrapbox.io/Notaですが、なんとHelpfeelに入社すると全部見れてしまいます。入社1日目、近所の滝に打たれ、座禅を組み、身も心も清めた状態で厳かに招待リンクをクリックした瞬間が昨日のことのように思い出されます。また、そこまでの熱狂的ファンでないとしても、適切にリンクが貼られた大規模(27000+ページ)Scrapboxプロジェクトは、見るだけでめちゃくちゃ楽しいというのはScrapboxを利用されている方なら想像して頂けると思います。

scrapbox.io/Notaには商談情報、議事録、顧客要望とその実現方法の議論、アドベントカレンダーのドラフト(もちろんこの記事も!)から最近食べた美味しかったものまで、ありとあらゆる情報*2 が集約されており、気を抜くと関連リンクを辿り続けるだけで1日が終わってしまいます。

こちらで社内Scrapboxの一部が公開されているので、興味があるかたはご覧ください!(でも本物の方が100倍面白いので、ぜひ入社して自分の目で確かめてください。)


2. Scrapboxの良さを最大限引き出せる業務フローになっている

COVID-19の影響により、多くの会社が出社前提からリモートワークへの切り替えを余儀なくされました。
前職でも2020年からほぼフルリモートで働いていたのですが、物理的に出社していた頃と比較してナレッジ管理の重要性が非常に高まっていると感じました。これまで隣にいる同僚に話しかければ30秒で解決していた事も、リモート環境では誰かがストック情報として記載しておかなければなりません。その中で悩んだのは、ナレッジ管理ツールをどのように業務フローに組み込むか、社員のマインドセットをどう変えて行くかという点です。例えばこの部署にはメールで依頼することになっていて変えられないとか、電話大好きな人がいて全然ツールを使ってくれないとか、そもそも全社標準ツールの機能が足りなくて現実的に運用できないとかですね。(あくまで例です)

こういう状況を打開するには、ボトムアップでの地道な説明や提案と合わせて、ナレッジ管理の重要性を経営層に理解してもらうトップダウンのアプローチの両方が重要だと感じています。が、なかなか大変です。

Helpfeelでこういうことを考える必要はありません。なぜならHelpfeelは創業当時からフルリモートワークであり、Scrapboxによる非同期コミュニケーションを前提とした業務フローが構築されているからです。また、経営層もナレッジ管理に対する理解がある...というレベルではなく、CEOの洛西さんはバリバリScrapboxを実装されていましたし、Scrapboxの原型はCTOの増井さんが作ったGyazzというWikiです。
そういうわけで、HelpfeelではとにかくScrapboxにアレコレ書きまくると仕事が進むという環境になっています。


3.全プロダクトがScrapboxと密接に関係する

HelpfeelはScrapbox以外にもGyazoHelpfeelというプロダクトを開発しています。Helpfeelは意図予測検索を搭載した革新的なFAQシステムで、ScrapboxをCMSとして利用しています。ですので、テクニカルライターやカスタマーサクセスの方はScrapbox上でFAQを作成/編集しますし、エンジニアであればScrapboxとの連携部分を実装する機会があります。例えば私は先日Scrapboxパーサのソースコードを読む機会があり、こういう風に実装されていたのか〜と勉強になりました。また、ScrapboxはGyazoにアップロードされた画像を上手く扱えるようになっていて、こちらも両チームが連携しながら開発を進めています。このように、Helpfeelは各プロダクトが連携しているので、Scrapbox以外のチームでもScrapboxを意識するシチュエーションが多くあります。

というわけで、ScrapboxファンがHelpfeelに入社すると嬉しいポイントをご紹介しました。世界で一番生産性が高いと信じているツールで毎日の業務をこなせること自体が重要な福利厚生だなと日々感じています。


Helpfeelは現在、全職種絶賛採用募集中です。Scrapbox漬けの日々を過ごしたいと考えている方、ぜひ一緒に働きましょう!採用情報はこちらから!


*1 Scrapbox利用者のミートアップ
*2 一部のセンシティブな情報などは別projectで権限管理されています

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