26歳で、初めて東京への転職と上京を決めました。
これまでの私は、地元・静岡で3回ほど転職を経験し、その後は北海道で約8ヶ月のリゾートバイトへ。振り返ってみると、いわゆる一般的なキャリアの形には、あまり当てはまらないタイプなのかもしれません。
マーケティングの知識も、カフェで働いた経験もない。
そんな私がHareHaleと出会い、今では東京で、enneで新しいことに挑戦しています。
3か月だけのつもりで始まった、東京での仕事。
最初は静岡へ戻るつもりで、3か月間の契約社員としてHareHaleに入社しました。
初めての東京、初めての職場、初めての仕事。
何もかもが未経験で、不安を感じることばかりの毎日でした。
その一方で、当時の私は「3か月働いたら、絶対に静岡へ帰るぞ」という気持ちで仕事に取り組んでいました。地元には家族や友人がいて、困ったときに頼れる人もすぐそばにいます。東京で暮らし続ける未来は、まだ自分の中にはありませんでした。
それでも、せっかく来たからには目の前の仕事をきちんとやりたい。わからないことは聞き、できることを一つずつ増やしていく。
そんなふうに過ごしているうちに、少しずつ仕事の楽しさや、HareHaleで働くことの面白さを感じるようになりました。
「未経験」は、可能性がないという意味ではない。
今、改めて「未経験」という言葉について考えると、私は決してネガティブなものではないと思っています。
もちろん、経験がないからこその不安はありました。マーケティングの知識も、カフェでの勤務経験もなく、最初は何をするにもわからないことばかりでした。
特にenneで働き始めた頃は、
「HareHaleのみんながつくり上げたenneを、私が壊してはいけない」
という思いが強くありました。
失敗しないように、間違えないように。そう考えるほど、慎重になりすぎていた部分もあったと思います。
でも、一緒に働く仲間や、enneに来てくださるお客様と接する中で、少しずつ「それだけでは違うのかもしれない」と気づきました。
大切なのは、今あるものを守ることだけではありません。
まずは自分自身が楽しんで働くこと。
そして、enneという名前の由来でもある「縁」を大切にしながら、目の前のお客様や仲間と向き合うこと。
経験がないからこそ、決められたやり方だけにとらわれず、もっとこうしたらよくなるかもしれないと考えられることもあります。
未経験は、何もできない状態ではなく、これから新しいことを吸収し、可能性を広げていける状態なのだと思えるようになりました。
「このまま終わっていいのかな」と思った。
3か月の契約期間が終わりに近づく中で、私の中に一つの気持ちが芽生えました。
「このまま契約社員として終わって、本当にいいのかな?」
仕事を続ける中で、もっとやってみたいことが増えていました。
enneをもっとよいお店にしたい。自分自身も、HareHaleで成長できる気がする。東京での生活を、もう少し続けてみたい。
そして何より、こんな経験は人生の中で何度もできるものではないと感じていました。
考えた末に、私はHareHaleの正社員として働き、東京に残ることを決めました。
私にとっては、とても大きな決断です。
北海道でのリゾートバイトとは違い、今回は期間が決まっていません。いつ静岡へ戻るのかもわからない中で、慣れ親しんだ地元を離れ、東京で生活していくことを選びました。
もちろん、不安がなかったわけではありません。
それでも、不安以上に「これから何ができるんだろう」というワクワクした気持ちがありました。むしろ、その気持ちのほうが大きかったのかもしれません。
お客様の立場で見ると、改善できることが見えてきた。
enneでは、ただコーヒーやデザートを提供するだけではありません。
せっかく来てくださったお客様に、よりよいものを届けたい。「enneに来てよかった」「また来たい」と思ってもらいたい。働く中で、その思いが少しずつ強くなっていきました。
そこで意識するようになったのが、お客様の立場になってお店を見ることです。
自分がお客様だったら、この接客をどう感じるだろう。床が汚れていたら気にならないだろうか。写真を見て期待して来店したのに、実際の商品が違って見えたらどう思うだろう。
私たちが自信を持って提供しているからこそ、小さな違和感によって、お客様にマイナスな印象を与えてしまうのはもったいないと思いました。
少し視点を変えて店内を見ると、改善できることがたくさん見つかりました。
お客様との会話、商品の仕込み方、提供までのオペレーション、清掃や店内の過ごしやすさ。気づいたことを一つずつ見直し、改善していく。
そうした積み重ねが「また来たい」という気持ちにつながり、いつかenneを日常的に利用してくださるお客様になっていくのだと思います。実際に、地域の方が繰り返し足を運んでくださり、enneを普段使いしてくださることは、私にとって何よりもうれしいことでした。
一つひとつの改善は、自分自身の成長だけでなく、enneにとっても、HareHaleがこれから事業を続けていくための土台づくりにもつながっているのではないかと思っています。
「好き」と「やってみたい」が、今の仕事につながっている。
私は小さい頃から、何かをつくることが好きでした。
自分で考え、手を動かし、少しずつ形になっていく過程にワクワクします。
今の仕事には、そんな私の「好き」と「やってみたい」がたくさん詰まっています。
メニューを考えること。仕込みをすること。お店をよりよくする方法を考えること。お客様に喜んでもらえる時間をつくること。
そして、HareHaleで働く中で、私の「やってみたい」はenneの外にも少しずつ広がっています。最近ではHareHaleの仕事の中で、リサーチやマーケティング業務のサポートをする機会も少しずつ増えてきました。
「これお願いできる?」と声をかけてもらったときには、できるだけ自分から手を挙げるようにしています。
最初は小さなことでも、やってみることで知らなかったことを知れたり、enneの仕事とはまた違う視点を持てたりすることがあります。
そうやって一つひとつ経験していく中で、自分のできることが少しずつ広がっているように感じます。
最初から自分にできるとわかっていたわけではありません。それでも、やってみたいと口にしたときに、HareHaleにはその気持ちを否定せず、背中を押してくれる仲間がいました。
挑戦することは簡単ではありません。
やってみたいと思っても、失敗したらどうしようと考えたり、自分にできるのだろうかと躊躇したりすることもあります。
それでも、挑戦を応援してくれる環境があったからこそ、私も「もっとやってみたい」「私にもできるかもしれない」と思えるようになりました。
何があるかわからないからこそ、できることがある。
私はもともと、「きっとなんとかなる」と考えるタイプです。
失敗をまったく怖がらないわけではありません。それでも、まずは一歩進んでみようと思えるのは、HareHaleでさまざまな経験をし、自分の中に少しずつ自信が積み重なったからだと思います。
以前の私は、自分にあまり自信がありませんでした。
でも、周りの人から言葉をもらい、挑戦する機会をもらい、できなかったことが少しずつできるようになる中で、「もっと自信を持ってもいいんだ」と気づかされました。
私は考えすぎてしまう性格です。けれど、それは悪いことばかりではありません。考えるからこそ慎重に準備できるし、さまざまな可能性を想像しながら進むことができます。
自分の性格も、これまで歩んできた少し型にはまらない経歴も、今では自分らしく挑戦するための力になっているように思います。
そしてHareHaleで、ワクワクすることを一緒に見つけ、もっと前へ進みたいと思える仲間に出会いました。
東京に来る前の私は、まさか自分がカフェで働き、お店をよりよくすることを考えながら、こんなふうに新しいことに挑戦しているとは思っていませんでした。
これから先も、きっと何があるかはわかりません。でも、わからないからこそ面白いし、まだやったことがないからこそ、できることもある。
これからも「やってみたい」という気持ちを大切に、まずは目の前のことに一つずつ挑戦しながら、自分のできることをもっと増やしていきたいと思っています。
東京に来る前は、まさか自分がカフェで働き、お店をよりよくするために考えながら、新しいことに挑戦しているとは想像していませんでした。
これからどんな経験が待っているのかは、まだわかりません。でも、想像していなかった仕事や役割に出会えることも、挑戦する面白さの一つだと思います。