はじめまして!HapInSでマーケティングを担当している冨田です!
先日、社内で初めてAIハッカソンを開催いたしました。
私自身はエンジニア経験ゼロですが、今回は見届け人として全編を拝見。
エンジニアの皆さんがAIと向き合う姿を通して、AI時代における共創のリアルを感じたのでレポートとしてお届けします!!
今回のルール
AIハッカソンといっても、今回はただの開発イベントではありません。
『人間が手を動かすのは禁止』『使えるのはAIのみ』という、かなり振り切ったルールで実施しました。他社の実験的な取り組みも参考にしながら、ルール設計を行いました。
具体的には
- コーディングは全てAIに指示をして生成
- 人間は設計やプロンプト(AIへの指示)に専念
- チームごとに開発し、最後にプレゼン&フィードバック
まさに人間は考えることに集中し、手はAIに任せるという新しい開発スタイルの実験です。
なぜ今AIハッカソンを行うのか
2025年の今、生成AIはもはや「選択肢」ではなく「前提」です
◯AIコーディングツールの精度向上により、AIが人間を補完する時代から、人間がAIを補完する時代へと移行中
◯学ばなければエンジニアとしての生存戦略としてのリスクが高まる
◯AI活用文化を社内に根付かせるための「起点」が必要
このような背景と危機感から「まずはやってみよう!」の一歩でした。
ハッカソンで得たかったこと
目的として挙げられたのは以下6つ
① AI駆動開発を疑似体験し、既存プロセスに対する固定概念を打破する
②社内でのAI活用文化の醸成
③AIリテラシーと活動度の可視化
④他のメンバーの活用方法を知ることで、自分なりの活用イメージを具体化する
⑤AIを使わないことでのリスクを体感し、行動変容を促す
⑥ベストプラクティス/アンチパターンの発見
このAIハッカソンには、単なるイベントとして終わらせないという狙いがありました!!
今回のテーマ
- SES人材 x 案件のAIマッチングシステム開発
参加者するエンジニアはバックグラウンドも経験年数もばらばらな4チームがプロダクト開発にチャレンジしました。
実施概要
チーム数 : 4チーム
制限時間 : 3時間
使用ツール
- Cursor
- Cline
- Claude
- ChatGPT
- 各種MCP
オンライン越しでも伝わる熱気と活気!ハッカソン当日の様子
今回のハッカソンはオンラインでの実施になりました。
チームごとに分かれたメンバーの顔が並び、
今までにない取り組みであるためか、やや緊張感のある雰囲気でスタートしました。
前半では、開発はAIに任せ参加者は設計や案件定義、アイデア出しなどに集中します。
全員が時間制限を意識していることもあり、普段の仕事とは違う環境で戸惑いながらもそれぞれが試行錯誤して進んでいきました。
始まった段階で、どのAIをどのタイミングで活用するかをAIに聞いているチームもあれば、
メンバーと会話してから深掘りしてから進めていくチームなど様々!
4チーム進め方の違いが発見できるのも、このハッカソンの面白いポイントだなと思いました。
後半戦になると「AIが思った通りに動いてくれない!!」という現象が起き始めました。
そしてほぼ同じタイミングで、チーム内での認識のズレが新たに発生することもありましたが
AIを活用しながら仕切り直し、各チーム進捗に一喜一憂する声が飛び交い、
オンライン開催にも関わらず、まるでリアル会場のような盛り上がり!!!
普段はあまり接点のないメンバーが同じチームで取り組むことで
「あの人、こういう考え方するんだ。」という新たな気づきや関係性も生まれていたのが印象的でした。
↑チームで真剣な眼差しで挑んでいます!
制限時間は3時間
短いようでいて、AIの力を活用することでいつもとは違うスピード感を体感できたり、
AIの効果的な使い方を身につけられたチームも多かったようです。
最後は全チームが発表を行い、工夫したポイントや反省点を共有。
今回のハッカソンを通じて参加者から多くあがった意見が「AIとのコミュニケーションの難しさ」についての声でした。
特に目立ったのは、「抽象的な表現でAIに指示してしまい、うまく意図が伝わらなかった。」というもの。
ざっくりした説明をした結果、AIからは意図が少しズレた大量の情報や提案が返ってきてしまい、逆に人間側が混乱してしまう場面も。
- 「1聞いたら10返ってきてたけど、求めていたのは3くらいだった、、、」
- 「今やっていることを前提に話しかけたけど、AIにはその今が伝わっていなかった」
など、前提条件の伝え方や指示の粒度の難しさに直面したチームが多かったようです。
こうした経験を通じて、
「AIは超優秀なアシスタントだけど、頼れるかどうかはこちらの伝え方次第」
というリアルな実感を得られたという声も多くありました。
エンジニアではないわたしからみた今回のハッカソン
私は今回、ハッカソンを見学している中で
率直な感想としては「AIに任せるのってこんなに難しいんだ、、、」という驚きの一言に尽きます。
「なんとなくAIは勝手にいい感じにやってくれるのでは!?」と内心思っていた自分を反省しました(笑)
実際には何を、どの順番で、どう聞くかで出てくる答えはまるで変わりますし、
ちょっとした言い回しでもAIの反応がずれたり、想定外のアウトプットになったりするケースもあるということがわかりとても勉強になりました。
そして、開発に関わる人ではなくても「AIとどう付き合うか」は全職種避けて通れない時代なんだなと実感しました。
ハッカソン終了後のメンバーの感想
後日ハッカソンに関してのアンケートが行われました。
その中でも様々な意見が!
- 「AIが書いたコードが要件通りに動いているのか、パット読んだだけでは分からなくて適用が難しかった。知識のありなしは大事かなと思った。」
- 「新しいツールであるClineを学び、Cursor Agentの効果的な使い方も身につけられたので、嬉しく感じています。」
- 「エンジニアの方と普段同期で作業を共にすることがないので、他の方の思考や業務内容が伺え刺激となった。」
との声がありそれぞれ課題は残りつつも、AIを使いこなすためのいい機会になったと話す方が多かったです。
また、再度同様の施策があれば参加したいですか?という質問に対しての回答は、全体の約8割が再度参加に前向きと回答しており、今回の施策への高い満足感が伺えます。
以上のことから今回のAIハッカソンは、
AIを使うのではなく、共に考えるパートナーとしてどう向き合うかを体感できる場だったと言えそうです。
終わり際には参加者から「ぜひリベンジさせてください!!」との声も!
第2回 AIハッカソンが開催された際には、またその様子をお届けします〜
以上、HapInS初のAIハッカソンの開催レポートでした!!!