こんにちは!HapInS採用広報担当、たなかです!
秋と言えば...と、1周廻って昨年と同じこと呟いてしまいそうです。
従業員インタビューも少し期間が空いてしまい、皆さま、キリンのように首を長くして待ってくださっていたのではないでしょうか??(そうでもない?!)
それでは、社内で活躍中のエンジニアさんの中から、本日は、2022年4月にHapInS入社の清水 大樹さんのインタビュー記事にまいりましょう!!
清水さん、どうぞよろしくお願いいたします!
◆清水 大樹さんプロフィール◆
前職:大手電子機器メーカーに12年間お勤め。
入社から順に工場の工程管理業務、プリンターの品質保証業務、品質評価方法改善業務、ビッグデータ活用業務と、最終的にIT系に進む。
2022年4月にHapInSにご入社。
現在:GoogleアナリティクスのようなWeb・アプリの解析ツールの作成・運用。
OSSのワークフロー管理ツールやSQLの修正等々、毎日自動集計されるフローの改善。
Vue.jsを使ったフロントエンド開発も担当。
趣味:日帰り温泉や野球観戦。旅行、謎解き、ドラマ鑑賞、パズドラでコラボしたアニメを見ること。
ガンダム、転スラ、呪術廻戦、SAOなどが好きですね。
好きな言葉: 為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり
理由:【最初から私にはできないと思って何も行動を起こさないよりは、できるかわからないがまずは一歩踏み出すことが、仕事においても人生においても大事であるため】だそうです。
▼コーヒーを呑む時間も好きです
【データサイエンティストという仕事】
前職は具体的には、どういった仕事内容だったんでしょうか?
プリンター情報のビックデータ分析をメインとして行っていました。
担当業務は、SPSSでデータマイニングでシステムを構築した後、Tableauを使い定期集計&配信するというものでしたが...そんなこと言われても、なかなかピンとこないですよね。
もう少しかみ砕いてご説明させていただきますね。
▮担当領域
●システム内部に不具合がある場合、その原因を追究し修正する
●データに不具合がある場合は、データベース運営者に問合せして解決の糸口を探る
●設計部門やマーケティング部門よりこのデータが欲しい。と決め打ちにて情報収集依頼があった場合は、サーバーからデータマイニングをして情報を纏め、依頼先に渡す
●上記結果を、Tableauで可視化していく
▮分析のためのビッグデータはどのように収集されていくのか?
こちらも下記に纏めさせていただきました。
●ユーザーのプリンタに蓄積されたデータは、1ヶ月に1度サーバーに集約される
●印刷した枚数やインクの交換回数、電源ONの回数などのプリンタ使用の際の詳細データ
●ユーザーの比較的新しいプリンタは、使用する度、サーバーに蓄積されたデータ
●印刷のタイミングやインク交換のタイミング、エラー発生などのタイミング
▮それでは、これらデータをどのようにデータマイニングするのでしょうか?
●SPSSやKNIME、ノーコードツールに近い使用感覚で分析し、部分的にはJavaやPythonでの処理をすることもある
●既存アイテムで処理できない場合、JavaやPythonを処理ツールとして使用
●複雑な処理も可能なVBAなどを使ってデータマイニングすることもある
●シリアルナンバーと生産情報及び出荷情報、エラーコードとエラー名称を紐づける処理
●明らかに不要なデータは最初から除去する処理もする
●月間印刷枚数、エラーランキングなど、データ配信に必要な情報の集計もする
▮それで、どのような分析ができるのでしょうか?
●プリンタの使用状況に応じて蓄積されたビッグデータと、工場の生産情報や出荷情報を紐づけすることで、生産されたマシンに不具合が生じたタイミングや、問題が多いマシンが多く生産された時期などを分析できる
●どの生産ロッドによりマシンが故障するのか、出荷後のマシン故障が多い国かなどの特定できる
●プリンタのエラーコード、エラー回数などを分析することで、プリンタ個別でのウィークポイントを分析できる
つらつらと書き連ねてきましたが、最後にビッグデータ分析をする意味とは?を自問自答すると、中枢情報を多く知り得ているということで、あの人に聞けばなにか分かると周りから頼られる喜びに尽きることが分かりました。
また、それを日々継続したいと思っています。
あの人に聞けば、何かしら知識が得れるという言葉は嬉しいですよね。
それではHapInSを、次の職場に選んでいただいたきっかけと、決め手を教えていただけますか?
リモートワーク業務が出来ることが最大の良さかと思っています。
出社・帰宅の時間の無駄を省きたいので、効率的ですね。
それ以外の事に時間を割くことなく、IT業務そのものに専念できそうであったことが大きいと思います。
ジョインしたい業種的には特にこだわりはなく、データ分析や開発業務集中できる環境が手に入るかということが自分の中で大事なことでした。
自分自身を分析すると、良い言い方をすると、新しい環境に適応できる素養があると自覚するので、割り当てられた環境のなかで没入感をもって仕事ができるタイプかなと思います。
その他率先して技術を習得し、周りにレビューする経験も多く重ねながら、知見をクリアにしてくことも好きです。
繰り返しになるかもしれませんが、大きな企業になると、自分の好きなデータ分析や開発が常にできる環境に身を置けるかというとそうでもない気がしており、また、書類整理などもあまり好きではないので、リモートワーク環境は自身にピッタリだなと感じ入社を決めました。
また、非常に本質的な欲求かもしれませんが、給与UPすることも大きかったです。
前職では昇給試験をパスし給料が上がるなどの給与体系モデルでしたが、HapInSは段階的な昇給制度はというよりは、確かなスキル=即高単価の案件にはアサインできるという分かり易い仕組みがしっかりとあり、そこも良かったですね。
年間平均契約単価の何%が給与に反映するかなど、可視化されたテーブルがある、総じて経営の透明性も入社への大きな追い風となりましたね。
リモート環境の良さを享受し、ひとつひとつの仕事に存分に力を発揮されているところが頼もしいですね。
その逆に、HapInSに入社する前に不安に感じていたことを教えてください。
無理な業務命令をされないか、業務メンバーの足を引っ張ったりすることがないか等々の悩みはありました。
前職がメーカーであったために、SESというビジネスモデルを深く知ることなく入社したので...
残業をしまくらないといけないかも!や、スキルにある程度の自信があるものの、世間が求める基準に達しているかなど、実際働いてみない限り分からない部分もあると感じていたので、そこが不安でもありました。
【チームのためにが自分のためになる】
清水さんは、現在どのような仕事をしていらっしゃいますか?
GoogleアナリティクスでWeb・アプリのアクセス解析ツールの開発・運用をしています。
先ずはこちらも前職の職務内容と同様、Web・アプリのアクセス解析ツールとは何か。をご説明させていただきますね。
●ユーザーがWebサイトやアプリにアクセスする度、どこのページにアクセスしたか、遷移したか、クローズしたかどうかなど、ユーザーの行動履歴が解析できるもの
●アクセスの合計数や全体に対しての割合を知ることができたり、さらに男女、年代、OS別、会員・非会員別などで細かく情報を絞ることも出来るもの
●例えば特定のページにアクセスした後、全く別のページにアクセスしているなど、志向性や行動パターンを解析することも出来るもの
仕事内容的には、集計領域を担当しています。
主にApache Airflowなどを使い、予め決められた順序を基に、処理を実行するワークフローをプログラムで作成し、また、スケジュールや監視を行っています。
ワークフローはタスクの有向非巡回グラフ(DAG)を作成後、タスク実行の機能を使い、日々の集計処理の仕事も担っています。
以前は、HiveでSQLを実行しておりましたが、TrinoやSparkに移行する対応を実行時間やファイル容量、ファイル数が増えないように対応するのが苦労しています。
Airflowでは、主にPythonを使っています。
日々の工夫としては、アクセス解析ツールの読み込み速度を早くするため、あるログ数以上のデータをその他の分類として集計処理するよう、データ数削減する対応も、加えてしておりました。
職種的に言うと、フロントエンドもサブで担当しており、Vue2からVue3への移行を行ってもいました。
また、カスタマーサービス対応も当番制で対応しています。
今後向き合っていきたい課題感としましては、以下のようなものになりますね。
大容量のデータにアクセスが可能となるよう調整すると読み込み速度が低下し、反対に読み込み速度を重視すると、アクセス解析ツールの信頼性が低下するという諸刃の剣状態ということがあります。
その場合、データの信頼性を低下させすぎずに読み込み速度が遅いと感じさせないような、解析ツールに進化させていくいくことが目下の課題ですね。
前職からの技術向上といった面での課題感でお伝えすると、前職ではSQLを書いたことがありませんでしたが、現在は実装方法を教えることができるまでにレベルアップし、またそれ以外でもシェルスクリプトやTypeScriptやYAMLなど扱えるようになりました。
GitHubも今の仕事で初めて使うようになりましたが、gitコマンドなど自由自在に扱えるようになっており、色々出来ることが増えることで世界が拡がっています。
扱える分野・言語を日常の業務の中から自然にキャッチアップしていることが素晴らしいですね。
HapInSで働くうえで、意識しているマインドを教えてください。
チームの状況や自分の役割を、真に理解することが大事かなと思っています。
チームの目指す共通認識と納期があって、どういう動き、どういう行動規範がチーム貢献に直結するのかを常に考えています。
足をひっぱりたくないという想いが強いタイプだと自覚しています。
万が一自分がそのチームにいなくなれば業務が止まる可能性があるため、普段より仕様書をしっかり作り込んでいます。
仕様書はチームの人が見ても分かるもので、成果物に着実に辿り着くため、チーム内での共通認識のハンドブック的なものだと思っています。
細かいコードを書いていく際、修正があった場合にもなぜその修正に至ったかなどの経緯を書き込んでいきます。
また、そもそもなぜこのコードを使用するに至ったのかという理由説明も同時に連ねていきます。
タスク完了させるために逆算して物事を考えていく癖もつけるようにしており、例えばデータベースの修正などでテスト環境にあった場合のサーバー利用の際、他の人の開発する範囲を被らせないよう日程調整をしたり、周囲の人に宣言したりします!
各々抱えるタスクの重要度も違っていたりするので、自分がどのタイミングで環境に入るべきなのか、別枠で違う仕事をしたらいいのか、状況を見て行動するようにしていますね。
ところで、在宅(リモートワーク)でやりにくさを感じる部分はないですか?
直接声をかけたり、声をかけられたりできないため、コミュニケーションツールであるSlackを利用していますが、反応なかった場合にはディレイが発生することもあります。
ディレイ発生を見込んだうえで段取りを組む。そこが大事なことかなと考えています。
【フリーランスにも近いと感じる働き方】
HapInSの社員はどのような人が多いと感じられますか?
基本的には案件先で業務をするため日々内情は分かりませんが、意見交換会で積極的に意見を述べる方が多いと感じました。
HapInSで永続的に働き続けることができるか、心配になられる方もいるのだ。と、皆さまのご意見から感じました。
私もその1人です。
意見交換会を先導するCEOの説明は本音で話されている印象があるため、参加者も意見が出しやすく、また会社をどのようにしていきたいかの熱意と説得力がありました。
HapInSで気に入っている制度を教えていただけますか?
エンジニアのに対する明瞭な給与制度が気に入っています。
この制度のおかげでフリーランス+αに近い働きが出来ている気がしています。
1番大きいのは、単価が実力そのものを表しており、それが最終的に給与に直結しているというところです。
但し、納期を守るなど常に意識外に追いやらない努力が必要なものはあり、それを怠ると紹介案件数や単価が減ってしまうこともあるので、案件先とは真摯に向き合う姿勢は大事しないとなと思います。
業務/学習環境整備品貸与制度、書籍等購入費支援制度も良い制度ですね。
ところで...ぶっちゃけてHapInSで働いてみた、率直な感想を教えていただけますか?
前職に比べると給与は増え、やりがいを感じることができました。
また事務的な仕事が大幅に減り、前職での不満が解消されました。
リモート勤務ができることが大きく、本業で集中したいことに集中できるようになりました。
事務的な仕事を減らしたい...という言葉は、他のエンジニアさんからも良く聞く台詞のような気がします。
出社日がないなど、定型的なものをなるべく少なくし、効率的に動きたいと思うのは、エンジニアさんの本能なんですかね。
それでは、これからのHapInSに期待することは、何かありますか?
従業員の希望を叶え続けられる会社になっていただけることを期待しています。
会社が大きくなっていくと一人一人と向き合うのが難しくなっていくと思いますが、利益の追求だけでなく従業員が働きやすい環境を整えるには何ができるかを追求し続けていくことで、会社も従業員と共に成長し続けることができると思います。
【求職者向けメッセージ】
「これから入社を目指す方向けのメッセージ」として、HapInSに向いている人、身につけておいた方が良いスキルがあれば教えてください。
チームメンバーの性格や特性など理解するスキルがあると、仕事はし易くなると感じます。
Excelを使い熟せていると、解決の幅は広くなります。
最後に入社を検討している方に、一言お願いします!
仕事量の割に、周りが高い給与を得ていると感じる方。
事務仕事の煩わしさなど、環境を不遇と感じることがあれば転職すべきだと思います。
また、HapInSにご入社の際は、自身の働きが会社の成長スピードを後押しするという意識を持っていただけたらと思います。
さらには、案件先への対応には気を配りつつ、末永くご活躍いただけばとも思っております。
今回のメンバー紹介は清水 大樹さんでした。
清水さんの携わる職種、データサイエンティストは様々な分野でAIや機械学習の発展が著しい昨今、注目度の高いコアなジャンルの仕事となります。
また、将来的にも民間企業、官公庁を問わずビッグデータの活用で、ますますニーズが高まる仕事とも言えます。
データというものは蓄積されただけでは価値を持たず、そこで分析を行い、知見を導いて施策に落とし、初めてビジネス判断に役立つものに昇華すると言えます。
持てる知識に甘んじることなく、自分磨きも日々怠らない。かつ周りへの配慮も同時に忘れない清水さん。
データサイエンティストという職業枠を超えた人間味のある部分も多分に伝わり、とてもいい時間を過ごせませした。
ありがとうございます!
次回ご紹介の社内メンバーにも、是非ご期待くださいませ‼
HapInSでは、個人と社会の幸せを追求するという基本理念のもとに、様々な施策や制度を生み出し「働く環境」の整備に力を入れていっております。
2023年だけで40名以上もの新しい仲間が増えており、2024年も80名程度の増員を計画しています!
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