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30歳にして踏み出した経緯

私は2016年10月末に入社しましたので、現在入社半年くらいになります。
入社直後から、新規事業のITプロカレッジ及びinteeの立ち上げに携わり、2017年4月に無事ローンチさせることができました。現在はこれらの事業責任者をさせてもらっています。

今回は、前職からITプロに入社するまでの転職の話をさせていただきます。
私のその当時の思いや考えも記載していますので、ITプロをイメージしていただく一助にしていただければ幸いです。
以下長文失礼いたします。


■前職

私は、新卒で大手IT企業に入り、そこで約6年間システムエンジニアとして従事していました。

もともと事業の立ち上げには興味があり、新卒の時も大手に行くかベンチャーに行くか悩みましたが、結局世の中の大多数が入りたいと思っている(少なくとも私の周りはそうでした)大企業が正しい選択だと思い、応募することにしました。そして、運良くその会社にお世話になることになりました。


そのうち新規事業に携われるような環境に転職しようと思っていたのですが、いざ入社するとエンジニアなので入社から数年はほとんどビジネスサイドのことは実施しなかったこともあり、新規事業への思いは徐々に薄くなっていきました。生涯この会社と考えている周りの影響もあり、しばらくはこの会社で頑張っていこうと思うようになっていきました。

■転職を決意

3年目くらいから徐々にプロジェクトマネジメントを任せてもらうようになりました。そうすると、営業と一緒にお客様との折衝をする機会が多くなり、徐々にビジネスサイドの面白さ(お客様の声を直接聞くことの面白さに)に気づくことになります。
そのような日々を過ごすにつれて、徐々に転職の思いが蘇ってきました。

ただ、なかなか踏み出せませんでした。踏み出すことがとても怖かったんです。

周りからみると、今の職のままのほうが絶対にいいと言われます。安定しているし(今の仕事を始めてからは、安定しているとは思わなくなりましたが)、年収もそれなりにもらっていました。ここから飛び出すことは本当に正解なのか、と。

この選択は確実に片道切符であり、踏み出したら最後、自分が選んだ道が如何に厳しく困難で、将来が見えず元の安定した生活に戻りたいと思っても戻れないということはわかっていました。


それでもこのように転職に踏み切ることができました。

理由は、

かなりビビりな私ですが、その時はちょうど30歳であり、このタイミングを逃したら一生このままだと強く思ったからです。この時6年目。実は転職を考え始めてから2年くらい経過していました。


■転職活動開始

新規事業に携わりたいという思いはありましたが、自分に自信があるわけではなく、今まではインフラエンジニアやPMとしての経験しかなく、すぐに新規事業に飛び込んでいいのかわかりませんでした。とても不安でした。

そこで、まずは新規事業に携わるために何のスキルが必要かを考えました。
その時の結論は営業力をつけるです。新規事業を立ち上げてみて、どんなにいいサービスでも立ち上げ直後は知名度もなく、誰も振り向いてくれないのが当たり前です。そこで営業力がないと成功はない思いました。いいものを立ち上げても意味がないと考えたのです。なのでまずは営業力をつけようと。新規事業に携わるのはその後だと。

そこで私は不動産営業に応募しました。営業と言ってもいろいろな業界がありますが、その中でも強い営業、営業の中の営業は不動産の営業だという偏見が僕にはあり、不動産業界を選びました。
ここは興味ですが、個人的に土地活用に興味があり、そのような会社を3社受け、2社内定をもらいました。


ただ、内定はもらったもののしっくりはきていませんでした。
営業として2年くらいはスキルを積むと想定すると、その時32歳。今現在の30歳でも遅いのに遅すぎる、と思いました。
それに、近い将来辞める前提で入社することに後ろめたさがありました。その会社の選考時には特に辞めることなど言っていませんし、騙しているような気分になりました。

なので、再度一から転職活動をしなおすことにしました。


次応募するのはやりたいことができる会社。つまり新規事業ができる会社です。
新規事業に携わるのは営業力だけではなく、いろいろなスキルが必要です。営業だけの力をつけてもだめ。その他にも例えば情報収集やプレゼンなどのスキルも必要です。営業力がついたとなったら、次はそれらのスキルをつけないといけないと考えるかもしれません。どれだけ時間があっても足りません。

なので、遠回りをせず、やりたいことができる環境に行こうと。そう思ったのです。


実はここまでかなり時間がかかっていました。転職しようと思い立ってから半年くらいです。まず最初の第一歩が遅かった。忙しいことを理由にエージェントに話を聞きに行くこともなかなかせず、やっとエージェントのところへ行って不動産会社を紹介してもらったかと思うと、当時関西にいたので、先行にかなり時間がかかる。受ける会社は東京の会社だったために仕事を休んで東京まで行かなければなりませんでした。

このままぐだぐだしていては、もしかするとそのうちビビりの自分がまた現れてきて、今のままでいいやとなる可能性があると感じました。

そうならないようにここで決断することにしました。戻れない状況を作ろうと。

次の仕事は東京だと決めていました。新しい事業をするとなると市場の大きさから判断して確実に東京がいいと考えたからです。
会社をやめて東京に引っ越すことにしました。東京は縁もゆかりもなく、体一つでやってきました。もう仕事もやめていて、転職するといって関西を離れているので、もうかっこわるくて戻ることなんか絶対にできません。



■転職活動(東京へ)

東京に引っ越してからの転職活動は、
 従業員数:20名以内
 設立年数:2年以内
の会社に絞って片っ端から受けに行きました。
そのような組織でないと新規事業には携われないと思ったからです。

転職媒体を利用して自分で探したり、エージェントに依頼して会社を紹介してもらったりしていましたが、このようなベンチャー業界の会社のことはほとんど知らなかったですし、2年以内の会社は公開されている情報も少なく、実際に会ってみて話を聞くまでどのような会社かわかりませんでした。

そこで、ひたすら話を聞きに行きました。

会社選びの軸としては、「20名以内で設立から2年以内」に加えて、「新規事業に携われる可能性がある」というものでした。ただ、このような会社はいっぱいあり、もう一つ軸が欲しいと思っていました。

初めは、その部分が曖昧なまま受けていたのですが、いろんな会社・人と会うにつれ、徐々にどんな人と働くかという観点が重要だと気がつきました。一緒に働く人で全然違います。

どんな人かというとモチベーションが高い人です。自分のモチベーション維持のためには周りにモチベーションの低い人がいることはよくないし、そもそも優秀な人材よりモチベーションの高い人材のほうが成果を残せるという考えが私の中にはありました。
また、社長面接まで進むことができた場合は、「社長の夢・目標はなんですか?」と聞いていました。特にこういう回答だったらいいというものがあったわけではないのですが、自分が共感できるかどうかで、会社選びの材料にしていました。

そして、社員の雰囲気および社長の回答にしっくりきたので、今の会社に決めました。
うちの社員はモチベーションが高く、その内容は違えどモチベーションの源泉をみんな持っていました。



■ITプロへ入社

入社してからは、既存事業ITプロパートナーズの営業と新規事業の担当者になりました。

内定時、新規事業に携われることは聞いていたのですが、まずは既存事業の営業として成果をあげてからかと思っていたところ、いきなり担当をさせてもらうことになりました。
思ってもみず、非常に驚きましたが、このようなチャンスはないと思い、必死に食らいつきました。入社後1ヶ月くらいで5kgくらい痩せました。(今は元どおりです。)


その当時、代表の木村と業務委託の方数名(うち1名がPM)のみでやっていた事業で、入った当初からPM業を徐々に私が引き継いていくことになりました。本当にまだ走り出したばかりの事業で、何もかも決めていかなければいけない状態でした。

私がやりたいと思っていたことのど真ん中でした。

この新規事業は無事4/26にローンチし、現在は運用フェーズに入っています。
とは言ってもまだまだ新しい施策を打っていこうとしており、まだまだ面白いフェーズです。

当初代表と私の2名だったチームも、現在は代表含め5名になり、私は事業部長もさせていただいております。この事業をまずは社内で先行しているITプロパートナーズ事業を超えるサービスにするべく今後も奮闘していきます!



つらつらと前職からITプロに入社するまでのことを書かせていただきました。

ITプロにはいろいろな経歴のメンバーがいますが、その中の一名として読んでいただき、ITプロをイメージしていただく一助にしていただければ幸いです。

株式会社Hajimari(旧:株式会社ITプロパートナーズ)'s job postings
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