ホットウォレット開発担当が語るコインチェックで働く魅力とは？

こんにちは。コインチェック採用担当です。

弊社では現在、ホットウォレット開発グループで活躍していただけるエンジニアを大募集しております！

そこで、今回は開発担当である山口さんに、入社経緯や仕事内容、ジョインして欲しい方についてインタビューを行いました。

仮想通貨バブルに入社。当時の山口さんが感じた魅力とは？

ｰ山口さんの入社時期と現在の業務内容を教えてください！

入社したのは2018年3月ですね。ちょうどサービスの立て直しを図っている段階でした。

現在は主にホットウォレット周りの管理をしています！通貨毎に用意されている仮想通貨ノードをコインチェックのサーバーにインストールして、ブロック同期を行うということがメインの業務ですね。仮想通貨ノードはかなりバージョンアップが激しく、それに追従しないと正しい情報をサーバーに入力できないのでかなり綿密に管理しています。これを怠るとユーザーの入出金ができなくなったり、ユーザーからの注文で他の取引所に対してカバー取引の依頼をしたりする部分に関わってくるので、サービスの根幹に関わる業務ですね。

ｰかなり大変な時期に入社されたんですね…それでもなぜコインチェックに入社したのですか？

そもそも2017年12月にスカウトをいただいたのがきっかけです。なので選考当時は特に何かあったわけではないんです。当時は、仮想通貨バブルが起きていたこともあり、興味があったのと大塚さんや他のエンジニアをはじめ、様々な方とお話をしていくうちに業務に対しても強く魅力を感じるようになりました。

ちなみに内定をもらったのは事件の日の午前中です(笑)。ただその頃にはもうコインチェックで働くということに強く魅力を感じていました。そして「絶対に立ち直る」と思っていたので、内定を辞退しようとは思わなかったです。僕と同じ3月入社のメンバーが15人ぐらいいたので、皆同じように考えていたんだと思いますね(笑)。

ｰなるほど、現在はどのような想いで仕事に当たっておられるのでしょうか？

すごく楽しいです！まだ未成熟な仮想通貨業界が成長していく姿を近くで見られるというのは１つの大きなメリットですね。僕はこれから先も仮想通貨という市場は無くなることなく、もっと身近なものになると考えています。

ユーザーにはもっとゲーム感覚で行えるということを知ってもらって、市場が広がって行けばと常々感じています。

ユーザーファーストだからコインチェックは成長し続ける。

ｰゲームといえば、これまでオンラインゲーム会社やフリーランスとして働かれていましたよね。コインチェックだからこそ行う業務の違いとはなんなのでしょうか？

特段「コインチェックだから！」という主だった業務の違いはないですね(笑)。現在の弊社は取引所・販売所の形態なので、仮想通貨自体を開発しているわけではありません。ただ違うところがあるとすれば、仮想通貨自体を開発しているエンジニアたちからネットワークのアップデートがリリースされるので、その影響を大きく受けるという点ですね。僕らが予定しているものでないにも関わらず、急遽そういった対応業務が発生します。これを怠ると冒頭でもお話ししたようにユーザーの入出金が急にできなくなってしまったりするので、そういったスピード感は大切かもしれません。仮想通貨は種類によっては、いきなりサービス停止してしまうこともあるんです。こうなった場合のユーザー対応等がコインチェックだからこそ行う業務になりますね。

ｰそれでもユーザーからのクレームが来るのは、取引所であるコインチェックだと思います。そこに対する気持ちのリフレッシュはどうされているのですか？

意識はしていないです。というのも、仮想通貨を開発している人々は皆「ユーザーに対してより安全に使ってもらいたい」という想いで仕事をしています。だからこそ、プログラムにバグがあるからすぐに停止を行うといったこともその一環だと考えているのである程度仕方のないことだと考えています。自分たちが原因となってしまっている場合は大問題です。しかしある程度コントロールできない部分なので「気にする」というよりは「どう対応していくか」を考えた方がより建設的です。

-そこには技術に対するリスペクトがあるんですね！そんなコインチェックで業務を続けられている魅力はなんなのでしょうか？

僕はホットウォレット管理グループに所属しているんですが、この部門はチェックする範囲がものすごく広いんです。ユーザーの入出金残高のチェックをするアプリケーションの方に携わることもあれば、先ほどの仮想通貨ノードに関わる業務もあります。その分、人数もものすごく多いのでそれぞれの業務に対する考え方であったり、教え合うといった環境はかなり活発です。エンジニアという枠組み以外であれば、上司のマネジメント方法や考え方がとても優秀だと感じるので常に勉強させてもらっています。もっと広いところだと、全社的にも優秀な人々が多いので、別部門の方々からも刺激を受けていますね。

-それだけ幅広く業務をこなすとなると与えられている裁量も大きいかと思います。どういった環境で仕事されているのですか？

やりたいと言えば、なんでもやらせてもらえます！もちろん必ずやらなければならない業務はあります。ですがそれに加えて「こういった業務をやりたい」であったり、「こうすればもっと良くなるんじゃないか」ということを言えば、すぐに実現する環境です。だから、自分でやりたいことを考えられる人には最適だと思います。

ｰ仮想通貨に関するセキュリティ周りの対策や技術は新たに学ぶものも多かったかとは思うのですが、どのように入社当初業務を覚えていったのでしょうか？

僕が入社したと同時に入社するメンバーの中には、仮想通貨について詳しくない人もいたんです。なので、上司に質問をするということに対して心理的なハードルが非常に低かったです。それに加えて、Slack上で全員がナレッジを共有しあっていたので、知らないことはそこから吸収したりもしました。他にやったことといえば、ひたすらコードを読んでましたね(笑)。チーム毎に輪読をしながら勉強するという会も積極的に開催されていたのでそれも業務を覚えるポイントでした。

ｰOJTとはいえど、学ぶ環境は多くあるんですね！今までで1番苦労された業務はなんだったのでしょうか？

2018年8月にLiskという通貨の大幅アップデートがあったことですね。署名する環境の再構築も必要になりましたし、開発者向けのテストネットを用いながら作業をしたという点は最も鮮明に覚えています。テストネットの中でかなりのバグが発生していたので、通貨開発の担当者と直接やりとりを行ったことはなかなか経験し難い業務だったなと思います。また、それに伴って様々な対応業務も同時並行で進めたという点で1番忙しかったというのも大きいですね。とても楽しかった経験の一つでもあります。