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請求処理に充てる時間が1/3に! AI-OCR×クラウドRPAを活用した経理業務自動化の効果とは

時間はかかるけどミスはできない定型業務、簡単に自動化しませんか?

BizteXが開発したクラウドRPA「BizteX cobit(以下、cobit)」は、データ入力やデータ収集等の定型業務を指示しておくことで、人間の代わりにワンクリックで業務を代行してくれるデジタルロボットです。作業ロボットの作成に専門知識は不要。工夫次第であらゆる業務内容の改善と効率化が可能になります。

前回の記事では人事労務におけるcobit活用事例をご紹介しました。今回は、パートナー企業であるAI inside社のAI-OCRサービス「DX Suite」を活用した経理業務の自動化フローが完成したということで、BizteX管理部の佐藤さんに話を伺いました!

経理業務でのcobit活用事例紹介

今回自動化できた経理業務は、請求書の支払申請までのフローです。BizteXでは月初に30~40通程度の請求書が届きます。これまでは紙やPDFで受け取った請求書をクラウド型経費精算システム(MF経費)に手入力で支払申請登録をしていました。支払申請を請求書ごとに一件一件入力するため、「6と0を見間違える」等の細かなミスが発生しないよう、確認に時間を要していました。

企業が成長すれば、いずれは100~200通以上の請求書の支払申請を行うことが想定され、それに伴いヒューマンエラーが発生する可能性も高くなります。そのような状況も踏まえ、DX Suiteとcobitを使って請求書の支払申請フローを自動化しました。

現在の業務フローは以下の通りです。

1. 経理担当者が指定フォルダ(クラウドストレージ)に請求書を格納
2. フォルダに格納された請求書をcobitでDX suiteに取り込み情報取得
3. 取得した情報をcobitでスプレッドシートに情報転記
4. 経理担当者がスプレッドシートに転記された内容を確認
5. cobitがMF経費に事前登録している情報を元に転記、支払依頼の下書き保存
6. 経理担当者がMF経費の下書き状態の支払依頼の内容を確認、申請実行

経理担当者が行うのは「指定フォルダへの請求書アップロード」「スプレッドシートに転記された請求書情報の確認」「MF経費に転記された支払申請の最終確認・申請実行」といった重要かつ必要最低限の業務のみ。面倒な請求書情報の入力作業はすべてDX Suiteとcobitが実行してくれています。

経理業務自動化によるメリット

経理業務の自動化によって実現したことは以下の2つです。

■業務効率化(時間の最適化)
経理担当者の請求書処理に充てる時間が1/3程度に削減されました。これまでは月初に3時間取って請求処理を1から10まで行っていましたが、現在は入力作業をロボットが代行してくれるので、空いた時間で経理以外の業務に充てられるようになりました。また、これまでは数時間確保をして取り組んでいましたが、ロボットに任せている間は他の作業もできるようになったんです。

業務効率化が見込まれるだけでなく、時間の最適化を実現できました。

■正確性の向上
自分で入力/ダブルチェックをする際には、どうしても認知バイアスがかかってしまうもの。現在の業務フローではロボットが入力したものを自分がダブルチェックすることになるので、ヒューマンエラーが起きる確率が低くなっています。「本当に大丈夫?」という気持ちで確認するようになり、結果的に入力情報の精度が上がりました。

勿論、経理自動化フローは完成したばかりなので、細かな改善の余地もあると感じています。

例えばDX Suiteは「スペース(空白)」を読み取ることが苦手だったり、スペースが含まれる企業名は、スプレッドシートでの確認時に人が修正する必要があります。ですが、手入力で全て担っていた立場としては、その程度の修正で済むのなら、と助かっています。

よく働き、扱いやすいロボットであるからこそ、担当者にもどんどん欲が出てくるのがcobitとDX Suiteの良いところ。これからもっと使いやすくなるように改善・運用をしていきます。

cobitが活用できる業務は管理サイドに留まらない!

どの業界でもどの企業でも経理業務は発生しますよね。今回ご紹介したフローは、すべての会社で活用できます。また、処理件数が多ければ多いほど、その効果は絶大だと考えています。

当社のようにクラウド会計システムを使っている会社であれば、仕訳計上をcobitにより、ほぼ自動化することが可能です。オンプレの会計システムを使う会社でも、cobitで仕訳の元となるデータ作成ができ、そのデータを手作業でインポートすることで実現が可能です!

経理業務の自動化を詳しく知りたい方は、ぜひBizteX管理部までご連絡ください!!!

また、BizteXでは人事労務業務や経理業務を自動化してきましたが、cobitが自動化対応できる業務はまだまだあると考えています。現在は「紙で受領した申込書をSFAやCRMへの顧客情報の転記作業」や「請求書の作成業務」「振込申請作業」などの自動化も検討中です。

ロボットが完成出来ましたらBiztexジャーナルでご紹介しますので、こちらもどうぞお楽しみに!

定型業務の自動化はcobitにお任せあれ!

▼人事労務でのcobit活用事例

業務時間を削減できる、だけじゃない。人事労務担当が語るクラウドRPAの活用事例とその効果 | BizteXのサービスのこと
業務効率化 は、はたらく人間にとって永遠の命題ですよね。 特にルーティンワークを効率よく回すことは、業界問わず共通課題。Excel上で関数を走らせていても、コピペを繰り返さなければいけなかったり、何枚ものシートを往復しなければならなかったり...。「もう少し効率化できないかな?」と思う作業は少なからずあるのではないでしょうか。 ...
https://www.wantedly.com/companies/BizteX2017/post_articles/335108

▼AI inside社との共催セミナーレポート

【セミナーレポート公開】AI inside 株式会社と「AI-OCR「DX Suite 」とクラウドRPA「BizteX cobit」でできること 〜管理部責任者が語る、業務改善取り組み事例〜」セミナーを共催
クラウドRPA「BizteX cobit」とiPaaS「BizteX Connect」により法人向けに業務改善及び自動化ソリューションを提供するBizteX株式会社。本レポートでは、2020年9月15日にAI inside 社との共催セミナーにおいて紹介された、BizteX管理部における課題とクラウドRPA×AI-OCRによる解決事例について報告いたします。 AI inside 幸田:今日は、「 AI-OCR「DX Suite 」とクラウドRPA「BizteX cobit」でできること 〜管理部責任者が語
https://service.biztex.co.jp/event_report/1469/

▼その他cobit活用事例のご紹介

クラウドRPAがつくる、ビジネスのあしたニュース BizteX マガジン
今話題のRPA。何となく知ってる人も初めての人も、RPAを知って、使ってみれば、効率アップで働き方も変わる!気になる、導入コストは?どんな業務に使える?初心者のための「RPA基礎知識」をお届けします。
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