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「リクルート卒の経営陣に惹かれて」。元フリーランス・本田がBetsで再スタートを切った理由とは

Betsでショート動画マーケティングを担当する本田。大学卒業後、正社員のエンジニアとしてSaaS開発を手掛けたのち、フリーランスとして独立。1年後にBetsで正社員として新たな道を歩み始めた彼が、なぜ再び組織で働く選択をしたのか。そして、なぜBetsを選んだのか――詳しくお話を伺いました。


株式会社Bets 本田 朋人(ほんだ ともひと)
立命館大学卒業。在学中より複数のエンジニアコミュニティに参加し、実務的な開発経験を積む。
新卒でGA technologiesに入社し、Webエンジニアとして自社SaaSの開発を担当。
その後、フリーランスとして活動する中で自身に課題を感じ、スキルを鍛え直すため株式会社Betsに参画。

“底辺大学生”からエンジニアへ。大学時代を変えたプログラミングとの出会い

——はじめに、本田さんの大学時代について教えてください。

高校卒業後、立命館大学の経営学部に進学しました。将来起業したいとか経営者になりたいという明確な目標があったわけではなく、当時の学力で選べる大学の中から進学先を決めた、というのが正直なところです。

1年生の頃は、多くの大学生と同じように、毎日友人と遊んでいるだけでした。授業をさぼりがちで単位をギリギリで取るような、いわゆる“底辺大学生”。楽しい日々ではありましたが、大学2年生の後期になり、周囲の先輩たちが就職活動を始めたことで「このままでいいのだろうか」と自問するようになりました。

就職すれば40~50年は働き続けることになる。もし興味のない仕事に就いてしまったら、それほど長い期間やり続けられるのか。このような漠然とした不安を抱き始め、ビジネスをしている友人に話を聞いたり、本を読んだりして情報収集を始めました。そんな中、ある日たまたま本屋で目にしたプログラミングの本がきっかけで、「なんとなく面白そうだな」という軽い動機からプログラミングを学び始めることになりました。

——プログラミングは、独学で学んでいったのですか?

最初は書籍を何冊か読んだのですが、さらに本格的に学びたくなり、プログラミングの学習サービスにバイトで必死に貯めた10万円を課金しました。当時、大学生の自分にとって10万円は大金でしたが、「ここで頑張らなければまずい」という危機感が後押しとなり、お金を使う決心をしました。

その教材を使って3~4ヶ月ほど学習を進める中で、「これは面白い!」と本気で思うようになったんです。一通りカリキュラムを終えた後は、友人が見つけたエンジニアコミュニティに参加することにしました。



——どのようなコミュニティに参加されたのですか?

ヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社)の元エンジニアが主催するコミュニティで、参加者全員でアプリケーション開発を行うことを目的としたものでした。「本気の仲間がいる環境で学びたい人向け」というキャッチフレーズの通り、同年代でプログラミングに熱中する仲間たちと出会い、自分を含めた5人のグループで夢中になって毎日開発に取り組んでいました。当時は、1日10時間以上、土日も休まず週7日プログラミングにフルコミットする生活を送っていました。

大学3年の夏まではそのコミュニティで多くの時間を過ごし、その後はフランス発のエンジニア養成機関「42 Tokyo」に参加。同じようにプログラミングに没頭しながら、実践的なスキルを着実に磨き上げていきました。

——当時、なぜそこまでプログラミングに熱中できたのでしょうか?

正直なところ、プログラミングでなくても良かったかもしれません。

私自身、できないことや分からないことに直面したとき、それを自分で調べて試しながら解決していくプロセスに大きな楽しさややりがいを感じるタイプなんです。プログラミングは、そうした「課題を解決するプロセス」を頻繁に体験できる分野でした。その過程で自分の成長を実感できたことが、ここまでハマった大きな理由だと思います。

新卒入社からわずか6ヶ月、次のステージを選びフリーランスへの挑戦

——大学卒業後のファーストキャリアについて教えてください。

大学卒業後、新卒で株式会社GA technologies(以下、GA)に入社しました。入社直後からグループ会社であるイタンジ株式会社に出向し、不動産賃貸領域のSaaS開発を担当していました。少人数チームでの開発だったため、フロントエンドからバックエンドまで幅広く手掛けることができ、エンジニアとして多岐にわたるスキルを磨くことができました。

GAを選んだ理由は、「不動産業界のAmazonになる」というビジョンに強く惹かれたから。世界を見据えた事業展開を行う姿勢や、企業の成長スピードの速さにワクワクし、この会社なら面白い仕事ができると感じたことが入社の決め手でした。

実際、入社後は期待通りの充実した環境で仕事ができていました。しかし次第に、「こんなに居心地が良くていいのだろうか」と不安を覚えるようになってしまったんですよね。それまで所属していたエンジニアコミュニティや、当時関わっていたDMM主催のコミュニティでは、同世代の仲間が次々と起業や独立といったチャレンジングな道を選び、自分の力で新しいビジネスを立ち上げていました。その姿に刺激を受ける一方で、今の環境に居続けることに対する疑問も募っていきました。

「3年は働こう」というのがよく言われる新卒へのメッセージですが、自分はもっと早く動き出すべきだと感じたんです。迷うよりも行動しようと決意し、入社から半年でGAを退職し、フリーランスとして独立する道を選びました。

——新卒入社から半年での独立は、とても思い切った意思決定ですね。フリーランスに転身されてからは、どのような仕事をされていましたか。

独立後は、Webサイト制作とSNSマーケティングを中心に受託業務を行っていました。最初の頃は、制作会社から紹介されたお客様のコーポレートサイトやLP制作に携わっていました。特に、Webサイト制作は単価が大きく、案件量も十分にあったため、稼ぐという面では順調でした。

しかし、Webサイト制作を続ける中で問題になったのがキャッシュフロー。納品後に入金されるモデルのため、売上が大きくても数ヶ月かかる開発は積極的に受けることができませんでした。

これを解決しないと売上は伸ばせない。そこで着目したのがストック型ビジネス。その中でも当時勢いを増していたTiktokの運用代行でした。

とはいえ、それまでエンジニアとしてキャリアを積んできた自分にとって、SNS運用代行は未経験の領域でした。そのため、この分野に詳しい方々に直接連絡を取り、教えていただきながら知識を吸収する日々を送りました。新たな分野に飛び込む挑戦の中で、多くの学びと成長を得ることができました。

成長環境を重視した転職先選び。決め手はリクルート出身の経営陣

——1年ほどのフリーランス期間を経て、再び正社員に戻ろうと思ったのはなぜですか?

フリーランスとして活動する中で、自分の未熟さを痛感する場面が多々ありました。ひとりでビジネスを進めるには、新規リードの獲得から商談、クロージングまでの営業の一連の流れを全て自分で担う必要があります。当時、SNSやビジネスマッチングアプリを活用して営業活動を行っていましたが、なかなか思うような結果を出すことができませんでした。

さらに、このまま独自の方法で進めても、クライアントを増やす具体的なビジョンが見えず、不安を感じるようになりました。その結果、改めて会社組織に所属し、案件獲得や営業スキルを体系的に身につける必要性を強く感じたのがきっかけです。



——転職に際して、どのような職種や分野を志望していましたか?

「モノを売る力」に課題を感じていたため、職種は営業かマーケティングのどちらかを検討していました。特にデータを分析しながら改善を繰り返すマーケティング職は、元エンジニアとしてのスキルや思考が活かせるのではないかと考え、最終的にマーケティング職に絞って企業を探しました。

その中でも、成果報酬型の広告運用を手掛ける広告代理店に注目しました。この領域は成長する上で最適だと感じたからです。成果報酬型広告は、広告主の依頼を受けてサービスを宣伝し、広告の成果に応じて報酬を得るビジネスモデルです。インハウスのマーケターと比べて、幅広い業種やサービスに関わることができるだけでなく、成果を出さなければ利益が発生しないという非常にシビアなモデルです。

その厳しい環境こそが、最大限の成長を引き出すと確信し、数字に厳しい現場に身を置くことを決めました。

——企業選びにあたって、大切にしていた軸はありますか?

大きく2つあります。1つ目は、少数精鋭の組織であること。2つ目は、経営陣から直接フィードバックが得られる環境であることです。

大企業では、規模の大きな案件に携われるチャンスがある一方で、分業制が進んでいるために業務範囲が限られたり、実際に責任あるポジションに就くまで時間がかかることがあります。一方で、私はマーケティング未経験のスタートでしたが、年齢や経験に関係なく、幅広い業務を任される裁量がある環境で成長したいと考えていました。

また、広告代理店には若手中心の“イケイケ感”が全面に出た勢い重視の会社も少なくありません。ですが、私は経験豊富な方々の近くで学びながら、スピード感を持って技術や知識を吸収していきたいという思いが強くありました。

Betsは、まさにこの2つの軸を満たしている会社でした。特に魅力を感じたのは、代表の竪山と執行役員の田口がリクルート出身であることです。リクルートというトップカンパニーで数々の実績を積んだ二人の元で働けることに大きな価値を感じ、スピード感のある成長と、盤石なキャリア形成を実現したいと考え、Betsへの入社を決めました。

成長と裁量が交差する環境、Betsでの挑戦

——Betsではどのようなお仕事を担当されていますか?

現在、広告クリエイティブの制作を中心に、ターゲットの選定、訴求ポイントの企画、制作・編集、配信までを一貫して担当しています。また、メンバー育成も行い、チーム全体で目標を達成するための戦略を考え、実行しています。

——Betsに入社し、どのような力が身につきましたか?

特に身についたのは「論理的思考力」と「言語化力」です。

広告運用を始めてから、“当たる動画”の特徴を分析するため、日々広告クリエイティブを細かくチェックするようになりました。以前はSNSで流れる広告をただ眺めていましたが、今では文言の選び方やデザインの細部までを意識的に観察し、それを言葉にする習慣がつきました。その結果、ヒットする動画クリエイティブの共通点を発見し、それを活かして効果的な制作・運用を行えるようになりました。

加えて、仮説検証能力も付いてきているように思います。弊社は、仮説検証のスピードが非常に速い会社です。その裁量も私にあるので、自分で仮説を立て、検証し、ブラッシュアップするというサイクルを小さく何度も回すことができ、個人のスキルアップにつながっています。

また、裁量を持ちながらも、経営陣から日常的に密度の濃いフィードバックをもらえる点も、Betsならではの魅力だと感じています。このフィードバックを活かしてさらなる改善を重ねられるため、個人としても会社としても成長できる環境です。



——何度か“裁量が大きい”とお話してくれましたが、具体的に、裁量が大きいと感じたエピソードはありますか?

Betsでは、自分がやりたいことに自由に挑戦させてもらえる環境です。たとえば、新規案件の動画広告戦略や、広告制作の中でモデルのアサインや撮影の進行など、一般的にはチームで検討するような部分も一任されています。広告戦略に関しては成果を出さないといけない責任もありますし、モデル選定が広告の成果やブランドに与える影響を含めて、自分で仮説を立て、進行まで任される経験は他の会社ではなかなか得られないと思います。動画クリエイティブやLPの改善提案なども信頼して任せてもらえるため、責任と裁量を感じながら仕事ができています。

——本田さんから見て、Betsにはどのような人がマッチすると思いますか?

第一に、自分で数字を追い、結果にコミットできる人です。Betsは広告運用を通じてクライアントの成果を最大化する会社なので、数字に対してシビアであることは欠かせません。徹底的に分析して、改善を繰り返していく姿勢が常に求められます。

あとは、努力の基準値が高い人。課題に直面した際に「分からない」を理由に止まるのではなく、自ら動いて解決策を探しに行けるような人がフィットすると思います。

これだけだと、かなりドライな職場に見えるかもしれませんが、月末には締め会(飲み会)を開催したり、休憩スペースのニンテンドースイッチで遊んだりとチームとしてのコミュニケーションも活発な組織です。

一方で、「ゆるく働きたい」とか「言われたことだけやりたい」というタイプの人には、ちょっとしんどいかもしれません。Betsでは、一人ひとりに裁量がある分、自分で深く思考し、動く力が求められるので、そこを楽しめるかどうかが重要なポイントだと思います。

努力した分だけしっかり成長を実感できるのがBetsのいいところなので、「数字を追うのが好き」「何事にも前向きに取り組むのが好き」「チームを大きくしていきたい」という人なら、この環境を楽しみながら成長できると思います。

——最後に、Betsへの入社を検討している方へのメッセージをお願いいたします。

私は今、Betsを自分の力で大きく成長させていきたいと考えています。会社に必要なあらゆる領域を担当し、事業と組織を自分主体で成長させていくことが当面の目標です。

Betsがさらに成長するには、新たな仲間の力が不可欠です。「自分の成長を実感したい」「数字にコミットしたい」「目標に向かってやり切りたい」といった思いを持つポジティブな人と一緒に働きたいと思っています。

このフェーズの会社にジョインするからこそ得られる魅力がたくさんあります。Betsの何がそんなに面白いのか、ぜひ直接お話しできればと思います。お待ちしています!



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