「僕はいつも自分に正直でいたいし、生きてる限りは人生を大いに楽しみたいんだ」
伝説のロックバンド・Queenのボーカルとして知られるフレディの信念を胸に、2003年の創業以来、AZdepを力強く牽引してきた奥野社長。現在、飛躍のフェーズに突入したAZdepが、未来をともに築く仲間に求める資質とは……? 創業時のエピソードも含め、ざっくばらんに話を聞きました。
Interviewee profile
奥野克也 │ AZdep代表取締役
上場企業との取引拡大に伴い、組織体制を強化してきたAZdepの歴史
― AZdepを創業するに至った経緯を教えてください
もともとは印刷会社でサラリーマンをしていました。印刷物の企画・提案を通してクライアントの想いを形にすることにやりがいを感じていましたが、営業所の責任者を務めていた時に、会社の方針でリストラを推進する立場に……。憤りを感じると同時に、自分自身もこのまま会社にとどまるべきか、スピンオフして独立すべきかで悩みました。最終的には、どちらを選んでもリスクはあると腹をくくり、「それなら自分の信じる道を選ぼう」とスピンオフを決意したのが始まりです。
― 制作会社を作ろうと思った理由は?
印刷会社には制作部門もあり、自分も営業として企画や提案に携わってきた経験があるので、その知見や人脈を活かそうと考えました。
設立1年目は食べていけるほど利益が出ず、ほぼ無給で働いていましたね。それでも、サラリーマン時代に自分を懇意にしてくださったお客さまの支えもあり、少しずつ売上を上げながら会社を大きくしていくことができました。当初は「10年もてば御の字」と思っていましたが、気が付けばもう22年です(笑)。
― 会社の規模拡大に伴い、どのように人員を増やしてこられたのですか?
最初は、パートナー関係にあった外部の制作会社に、制作の実務を担ってもらっていました。ただ、上場企業からの仕事が多くなるにつれ、制作体制の透明性や品質管理の観点から制作の内製化が喫緊の課題に。そこで、ディレクターやデザイナーの積極的な採用を始めました。
採用の基準は単純明快、「働き者であること」。大企業ほど高い報酬は準備できない分、フレキシブルな働き方ができる環境を売りにメンバーを募集しました。その結果、高いスキルを持ちながらも活躍の場が限られていた子育て世代を中心に多くの応募があり、即戦力となる優秀な人材を迎えることができました。
― 採用してきた方にはどんなタイプの方が多いですか?
専門性が高くても、「これしかできない」というタイプの人は少ないですね。引き出しが多くて柔軟性が高い、“マルチ”な才能を持つ人が多いです。個人的には変な奴が好きですね(笑)。
名だたる上場企業に選ばれる、AZdepの強みとは
― 奥野社長から見て、AZdepの強みはどこにあると思いますか?
グローバル展開する上場企業と、直接取引をしている点ですね。広告代理店を介さず、自社とクライアントがダイレクトにつながっている案件がほとんどです。
株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション、横河電機株式会社、東洋電機製造株式会社、東洋鋼鈑株式会社、キーコーヒー株式会社、マクセル株式会社、日本電波工業株式会社等々。名だたるメーカー各社に選ばれているのは、AZdepという会社自体が“マルチ”だからだと考えています。
紙の印刷物からWeb、映像、展示会運営など、クライアントの多様な要望にすべて内製で対応できる柔軟な体制と、少数精鋭の優れたスタッフたちが、そんなAZdepの“マルチ”を支えています。
― 広告代理店を介さないダイレクトな取引関係は、奥野社長の意向ですか?
そうですね。
どんな時もクライアントの“パートナー”として関わりたいという思いが強いんです。上下関係ではなく、常にフラットな立場で協働する関係でいたい。直接取引であれば、クライアントの意図や要望をより深くくみ取ることができ、アウトプットの精度も高まります。
そうした我々の理念に共感してくださるクライアントとは、自然と長期的なお付き合いが続いていますね。
― 自由でユニークな社風も、AZdepの魅力では?
そうですね、年度初めに開催する決起大会など、ユニークな社内イベントにもAZdepらしさがにじみ出ているかもしれません。その年ごとに異なるコンセプトで趣向を凝らしているので、毎年参加していてもきっと飽きないはずです。
創立20周年パーティーでは、特にAZdepらしさが全開でした。私自身がフレディとなり、40分以上のライブは、このパーティーの目玉企画の一つでした(笑)。
守りに入らない個性豊かな人材と、10年後のAZdepを作りたい
― 奥野社長自身は、どのような営業スタイルを取られてきたのですか?
「この仕事を成功させてくれるのなら、どこの会社でも構わない」という姿勢ではなく、「AZdepだから頼みたい」と言ってくれるクライアントとの関係を大切にしてきました。
その上で、「単なる御用聞きにはならない」という意識を強く持ち、「お安くします」と値下げをアピールするのではなく、「こんな工夫をすれば、こんなメリットも得られますよ」といった、新しい価値を生み出す提案型の関係を心掛けてきました。
この“御用聞きにならない”という姿勢は、新たに加わる仲間にも持っていてほしいですね。
― 現在、AZdepではどんな人を求めていますか?
私たちが求めているのは、「自ら仕掛け、カタチにする人」です。
営業職・Webクリエイター・動画クリエイター・グラフィックデザイナー──職種は違っても、共通してほしいのは“創造力と行動力”。クライアントの課題をつかみ、AZdepらしい提案とアウトプットで応えていける人を歓迎します。
営業職であれば「顧客をつかむ力」。Webや映像、グラフィック分野であれば「新しい表現への好奇心」と「チームを動かす力」。
どんな分野でも、「自分の得意分野でAZdepを広げていく」気概のある方を求めています。
制作部隊に新しい風を吹き込み、これまでAZdepが関わってこなかった業界や領域を切り開いてくれる方に期待しています。
人柄については、「守りに入らない人」がいいですね。これまでのAZdepにはいなかったような型破りな個性派も大歓迎です(笑)。その人に合った仕事を考えるのも楽しいですし、何なら私が自ら動いて、その人の力を発揮できる案件を取りに行きます!
― 最後に、募集を検討されている皆さんにメッセージをお願いします
上場企業をクライアントに持つ責任を果たしつつ、AZdepの10年後を共につくってくれる仲間を探しています。
私自身は老害になる前に一線を退くつもりですが(笑)、力の続く限りAZdepを守り、支え、育てていく覚悟です。
あなたの感性が、ここで新しい風を起こすかもしれません。
私たちと一緒に、次のクリエイションをつくりませんか。