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こんにちは!ワンパク PM/広報の山地です。
突然ですが、日々の業務の中で仕事に支障が出るほどのことではないけど「なんかちょっと不便だな...」と感じていても、無視してしまえばそれはそれで成立してしまう事ってありませんか?(わたしはよくあります)
タスク管理、デスク周りの環境整備、メモの取り方などなど、少しだけやり方を工夫する事で、より業務に集中できたり、効率化できたりと、いろいろな恩恵があるような気がしています。
それってまるで、バトルアニメやゲームのキャラが武器や装備を自分に合ったスタイルに改造しながら敵に挑む感じに似てるんですよね(わかる人は握手)
仕事の中で向き合う「タスク」や「責任」を “敵” と見立てた場合、それらに挑むためには、自分にフィットする武器や使い方を見つけることがとても大切。
ということで今回は、ワンパクのメンバーたちがどんな “戦闘スタイル(仕事スタイル)” を確立しているのかを、ちょっと覗いてみようと思います。
エンジニアH|“坐骨神経痛” という強制イベントから始まる環境チューニング
まず最初に登場するのは、作業環境へのこだわりが強いエンジニアHさん。
もともとは「周辺機器?野暮だね…」と言わんばかりのミニマリスト志向だったそう。しかし、MacBook一台でどこでも戦えると思っていたHさんに突如訪れた ”坐骨神経痛” という名の強制イベントによって事態は一変。
そこから彼のスタイルは変わりました。「身体に優しい環境でなければ…戦えない(働けない)!」「身体に負担をかけずに戦い(働き)続けるにはどうすればいいか?」という視点でHさんの “快適デバイス探求の旅” が始まります。
長い旅路の終焉で身につけた秘技「打鍵重橋(キーボードブリッジスタイル)」
坐骨神経痛を経て、現在のHさんの環境は以下のようなスタイルに進化
75%レイアウトのロープロファイルキーボードをMacBookの上にドッキングする、“キーボードブリッジフォーム” に仕様変更
MacBook 本体のキーとほぼ同じ内容で75%レイアウトが MacBook の横幅とマッチ! ロープロファイル(※)でキーの高さが低いため、上に乗せてもディスプレイ下部と被らず、さらにMacBookの上に乗せるスタイルのため出張時などで外付けキーボードを使わない時とのギャップも抑えられる(パフォーマンス差を無くせる)とのこと。
ミニマリストだったHさんも「自分の価値観を壊して会得した秘技だよ」と話していました。
※ ロープロファイル:ハードウェアのデザインの高さが低いことや、厚みが薄いことなどを指します
ちなみにこのキーボード、平成初期のPCか!?って言うくらいタイピングの「カタカタカタカタッ」という音が大きい。Hさんのタイピングはとにかく速くて、大阪オフィス中に軽快なタイピング音が響き渡っています 笑。でもそれが聞いてて心地よかったりもするんですよね。
“トラックボール” を装備
通常のマウスのように腕を動かすことがなく指を動かすだけで、かつ人間工学に基づいた設計のものを利用していて疲れにくいそう。
ちなみにHさん曰く「最も使いやすいポインティングデバイスは "トラックポイント(ThinkPad 等の中央にある赤ポッチ)" だと思っている」とのこと。(通ですね)
坐骨神経痛で痛みが強かった頃は背もたれを倒してアームレストや膝下にマウスを置いて操作していたらしい...
もはや状況に応じて最適な形へと可変可能なトランスフォームする戦闘メカのコクピット設計。どんな時でも戦い続ける姿勢...尊敬します。
デザイナーK|脳の記憶を信用しない!外部記憶装置主義
次に登場するのは、記憶だけには頼らず ”脳内リソースを極限まで軽量化” して業務に取り組んでいるデザイナーKさん。
「タスク管理方法はいろいろ試したけど、手帳やツールは三日坊主。マメじゃなくても続けられる、かつ自分の記憶力に頼らない方法が必要だった」と話すKさんがたどり着いたのは、記憶を外部化するという考え方。(ここだけ聞くと攻殻機動隊(SFアニメ)の電脳化…つまり記憶のクラウド保存ってこと?)
脳じゃなく、Slackの “Later” が記憶保管庫
「脳は ”思考” のために使う」と話すKさんの管理スタイルの根底にあるのは、タスクを脳内だけに保持しないこと。簡単に言えば、「覚えるんじゃなくて、忘れても大丈夫なようにどこかに置いておく」という方法。
そのために以下のようなルールを設けているようです。
- 10分以内に終わるタスクは即対応! 脳内に残すな、今処理せよ(スピード勝負!)
- とりあえず保留...なんて考えずにその場でやっちゃう。脳内に残しておかないのがKさん流
- 日をまたぐようなタスクや中長期のTODOは、Slackの「Later」に記憶を保管
- Slackには「Later(あとで見る)」という機能があり、タスクのリンクやメモを入れておくことで忘れずに管理ができる。 口頭などSlack外で発生したタスクも、自分用チャンネルにメモしてLaterを付ける
- チーム全体で記憶する必要がある内容はスレッド化&ピン留め
- スレッド冒頭にタイトルをつけたり、トピックごとに分けるなど、参照しやすい状態を保つ
「とりあえずどっかにメモする」ではなく、「すぐ処理する(即対応)or 保管庫に置いておく(再確認できる場所に残す)」という明確なルールを持つことで、Kさんの仕事っぷりはいつも冷静沈着でブレない。その淡々と仕事をこなす姿はまさに草薙 素子(攻殻機動隊の主人公)。
将来は脳以外の全身を義体化するのでは...と10年後のKさんの姿を想像してしまいました。
ちなみに、Kさんはデスクトップの背景には自分が登った山の写真を設定しているとのこと。その日の気分で変えているらしく、ふとした瞬間に「また行きたいな」と心穏やかになる瞬間が生まれるそう。仕事をしている時にはなかなか見られない人間らしさが垣間見えますね。(Kさんは人間です)
PM/PR 山地|海外ドラマの “ハンター手帳” に憧れて
スタッフ2人の仕事スタイルを紹介してきましたが、ここでわたし(山地)もちょっとだけ語らせてください。
Hさんがコックピットを作ったり(作ってない)、Kさんが電脳化を目指している中(目指してない)、わたしは ”紙の手帳” というアナログスタイルを貫いています。前職(アパレルブランドのPR)時代からずっと、わたしのタスク管理はこの手帳スタイルに支えられてきました。
このスタイルの原点、それは海外ドラマ『スーパーナチュラル』(知ってますか?)の主人公・ウィンチェスター兄弟が使っていた、“ハンター手帳”。
手書きの情報がぎっしり書き込まれていて、あのちょっと雑多な手帳の中に戦うための知恵がぎゅっと詰まってる感じ...憧れません?
ちなみに、わたしが社会人になった時に父親に買ってもらった皮の手帳が、ウィンチェスター兄弟のハンター手帳に似ていてすごく気に入っているので、いまでも大切に使ってます!
ワンパクに入社した当初は「これからはデジタルを駆使してやる!」と、意気込んでPCのメモ機能やGoogleドキュメントを使ってタスク管理をしていました。しかし、突発的なタスクが入ると、とりあえずすぐメモできる場所にメモしてしまい、最終的にはあっちこっちに情報が散らばり「どこに書いたんだっけ?」状態に。(これ、あるあるだと思いたい)
どこか一箇所に情報を集約したいと思い、結局辿り着いたのが ”全部手帳に書く” というアナログスタイル。
一冊の手帳にわたしの甘酸っぱい思い出(失敗の記録)も含めてすべてが詰まっています。
紙とペンこそわたしの最強装備
手帳の書き方にはわたしなりのマイルールがあります。
- タスクが発生したら、やる日を決めてその日付の欄にタスクを書き込む(日ごとにタスクがまとまっているので、余力がある日がひと目で分かる)
- 急ぎじゃないタスクはWeeklyタスクとしてメモ欄の端にまとめて書いておく
- 電話などの会話メモも、ぜんぶ手帳に集約(とにかく1冊にまとめる)
- 朝の始業時、前夜のうちにその日のタスクをざっくりチェック
スタイルはそれぞれ。大切なのは “自分に合っていること”
どんな働き方が自分に合ってるかは、結局試してみないとわからない。失敗もあるし、途中で「なんか違うかも」と思うこともある。
今回紹介した3人の仕事スタイルも、「大革命!」というわけではないけど、どれも日々の積み重ねでじわじわ効いてくるものだと思います。
それぞれが選んだやり方は、自分にフィットする “スーツ” や “ギア” を整えるようなもの。
派手な必殺技よりも、自分のペースで確実に戦える装備を手に入れること。
そんなふうに、自分なりの「戦い方(働き方)」を見つけていくのも、仕事というクエストを攻略するおもしろさなのかもしれません。