今回は、アートディレクター・デザイナーとして活躍中のエルウィンさんをご紹介します。
インドネシアのクリエイティブエージェンシーで経験を積み、2017年にワントゥーテンへ入社したエルウィンさん。これまでのキャリアや、ワントゥーテンで挑戦を続ける理由、そして今後挑戦したいことを伺いました。ぜひ、最後までお読みください!
Profile
- 出身:インドネシア
- 学歴:ビナ・ヌサンタラ大学でグラフィックデザインを専攻
- 経歴:2011年よりインドネシアのクリエイティブエージェンシーでデザイナーとして勤務。2017年にワントゥーテンへ中途入社。現在はアートディレクター・デザイナーとして活躍中。
Achievement
- POKÉMON COLORS(Art Director / Designer)
https://www.1-10.com/works/pokemon-colors
- ImagiNite at Sentosa Sensoryscape(Creative Director)
これまでのキャリアについて
——デザイナーを志したきっかけは?
高校生のときに、テレビで“ストリートアート”を見たことがきっかけです。その世界観に魅了され「もっと本格的にデザインを学んでみたい」と思い大学に進学。大学ではグラフィックデザインを専攻し、印刷物やパッケージデザイン、ブランディングを幅広く学びました。
卒業後はインドネシアのクリエイティブエージェンシーに就職し、飲食店などのブランディングを手がけました。デザイナーとしてはまだ駆け出しでしたが、ブランドをどう見せるかを考える経験はとても勉強になりました。
——日本、ワントゥーテンで働くことになったきっかけは?
実は、子どもの頃から日本のアニメや漫画、ゲームが大好きで、キャラクターを真似して描いたり、インターネットに投稿したりして遊んでいました。
2015年に初めて日本を訪れた際、東京や京都を巡り、人々の優しさや伝統文化の美しさに感動。「日本で暮らしてみたい」と思い立ち、帰国後すぐに日本語の勉強を開始しました。
その後、テクノロジーを駆使して新しい体験を生み出すワントゥーテンに魅力を感じ、入社を決意。ワントゥーテンなら、インドネシアでは実現できなかったインタラクティブな体験づくりに挑戦しながら、デザイナーとして成長できると思いました。
現在の仕事について
——現在はどんな業務を担当していますか?
アートディレクターとして、プロジェクト全体のビジュアルやコンセプトを設計しています。クライアントの課題をくみ取り、それをどうやって企画、デザインに落とし込むのかをチームと一緒に考えるのが役割です。0からコンセプトを練ることもあれば、すでにあるアイデアを形にすることもあります。
——働くうえで大切にしていることは?
コミュニケーションです。異なる考え方やスキルを持ったチームで取り組むからこそ、メンバーそれぞれの意見やアイデアを聞くなど、話し合う時間が大事だと考えています。
もっとクリエイティブに、もっとアイデアをオープンにできるような、そんな話し合いができるように、日頃からもメンバーとのコミュニケーションを大切にしています。
印象に残っているプロジェクト
- POKÉMON COLORS
世界的な人気を博すポケモンをテーマにした体験型企画展「POKÉMON COLORS」では、アートディレクター・デザイナーとして参加。ポケモンの色を参考に、アートワークをシルエットとグラデーションで表現しました。幼い頃から大好きなポケモンの仕事に関われたことは、まさに夢が現実になった瞬間でした。会場では多くの方が楽しんでいる様子を実際に見ることができ、大きな達成感を得ました。
- ImagiNite at Sentosa Sensoryscape
シンガポール・セントーサ島での大規模な空間演出のプロジェクトにクリエイティブディレクターとして参加し、自然や植物をモチーフにしたプロジェクションマッピングのデザインを担当。
まだ完成していない空間を想像しながらデザインをすることは難しかったですが、実際にシンガポールへ足を運び、完成形のイメージを膨らませながら、仲間と一緒に試行錯誤して形にできたことが大きな自信になりました。
今後に向けて
——今後挑戦したいことは?
最近はZBrushを独学で勉強し、3Dモデリングに挑戦しています。また、映画やゲームのアートブックを購入して研究したり、本や映画からインスピレーションを得たりと、日々のインプットも欠かしません。
キャラクターデザインと空間デザインのスキルを高め、ワントゥーテンでの幅広いプロジェクトに挑戦したいです。
おわりに
インドネシアでデザインを学び、日本でキャリアを切り拓いてきたエルウィンさん。
プライベートではプラモデルが趣味で、オリジナルのカラーリングやカスタマイズを施し、自分だけの作品を楽しんでいるそう。プラモデル作りは、デザインの感覚を磨く良いトレーニングにもなるのだとか。
これからの挑戦に向けてスキルを磨き続けるエルウィンさんに、ぜひご注目ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました!