メタ認知度が低い候補者の入社は本人も不幸になる
全国8000万人の(ウソ)面接官経験者の皆さんこんにちは。
imiコンサルタントの井上です。
さて、「メタ認知度が低い候補者はちゃんと判断しなきゃダメ!」ということをお伝えしてきたわけですが、とにかく
「いいことは言うんだけど入ってみると言ってることとやってることが全然違う」
という方はホント、びっくりするぐらい多いものです。
この辺を
「人間なんてしょせんそんなもの、面接官としてはやることはやっていますよ」
などとうそぶいていると部門には怒られ、部下には陰口を叩かれ、上司には呆れられ、評価は下がってボーナスもロクに出ず、ローンは滞り水光熱費は払えず家族にも蔑まれ一家離散。
会社にもいづらくなって仕事が決まる前に退職したのはいいけれど、自分は面接官もやっていたし経験もある、引く手あまただろう! わはは! と笑っていられたのも数か月。
書類は通らず、焦って正社員以外の働き方を探すもこれも通らず、哀れ元・面接官はメタ認知度の低い候補者を入社させてしまったばかりに冬の道端で一人膝を抱え、飢えをしのぐことになるのです。
ぶるぶる。
そうならないためにもメタ認知度が低い候補者はしっかり選定する、というのは大切なことで、こう書き続けると候補者側から見ればひどいことを言っているようですが、
「自分が活躍できない職場に入ってしまう」
というのは本人にとっても長期的に見れば不幸に決まっています。
無駄な転職を繰り返すことになりますし、キャリアもぐちゃぐちゃになりがちです。
さらに言えば
「自分はメタ認知度が低い。改善すべきは相手(会社や同僚・上司や部下)ではなく自分なのだ」
ということに気づかないまま他責思考のままで
「この会社も違う、あそこもダメだ」
と同じ失敗をただただ繰り返すことになる。
周囲も不幸にするのがメタ認知度が低い候補者の入社である
そして単に「会社にとって良くない、経営者にとって良くない」ということだけではなく、周囲・既存の従業員への悪影響が大きいというのが最大のポイントです。
僕が見てきた限りでは、こういうケースは往々にして特に中小では同じような経路をたどります。
・メタ認知度が低い従業員が入ってくる
↓
・その人が言うことを聞かないのでその人のために無駄なルールを作る
↓
・今までまじめにやっていた人たちに無駄な作業が増える
↓
・本人はルールを守らない
↓
・ルールを守らせるためにさらにルールを作る
↓
・全然守らない
↓
・役職者がその人のために無駄な会議をして仕事が回らなくなる
↓
・ばかばかしくなって今までまじめにやっていた人たちが辞めていく
↓
・本人はなかなかやめないが結局辞める
↓
・新人ばかりになる
面接ではメタ認知度を確認しよう
これでは誰も幸せになりません。
マクロで見ればこんな会社が増えて日本が、未来の子供たちが幸せになるわけはない。
さらに言えば
「メタ認知度は低くても構わん、うちはそれでも活躍できる」
という企業は別に
「メタ認知度が低い方は採用してはいけません」
ということではないわけです。
あくまで
「面接ではいいことを言っているのに入社すると全然言っていることとやっていることが全然違う人がいる」
「それはメタ認知度によるケースが一定ていどある」
「だからこそ、そういう人を採用したくないという企業は面接で選定すべきである」
という話であって、ただしかしながら
「いやあ、今回入った人も面接ではいいこと言ってたから大丈夫だと思ったんだけどなあ、確認したんですが」
というのはいい加減もうやめませんか、というのが今回のお話です。
あ、急に思い出したんですが面接官研修や人材定着など人に関するお困りごとはぜひimiコンサルタントへ!(唐突)