インタビューでは、相手の話の本筋をとらえて瞬時に簡素化する力が求められます。起承転結という大きな捉え方から、小さなエピソードのなかの主語述語の関係をシンプルにして捉えて、すぐに言語化できるようにします。なぜなら長い話の中で、インタビューイーが話の現在地を失うことがあるからです。
時系列を見失ったり、話が横道にそれちゃった時に、これまでの話の大筋をまとめて言語化して相手に伝えて本道に引き戻します。これは僕らインタビュアーが聞きやすくなるのもそうですし、相手も話しやすくなります。お互いに論理を整えていく感覚です。インタビュアーは新しい小説を開くような感覚で物語を読み込むプロでもあると自覚しています。理解しながら、行間は想像力でカバーする。そして完全なストーリーを作っていくのです。