「先月、2名採用できました」「採用単価を去年より下げられました」
採用支援の現場でよく聞く言葉です。
でもその度に、私はこう問いたくなります。
「その方は今、活躍していますか?」
応募数・採用単価・内定承諾数は、数字として見えやすく、報告もしやすいものです。だからこそ「採用の成果」として定着していきます。でも冷静に考えると、これらはすべて採用という活動の途中経過であってゴールではないはずです。
特に見落とされがちなのが、アルバイト・パートの「採用単価」という落とし穴。「1名あたり◯万円で採れた」という評価を聞きますが、その1名が週1日勤務なのか週3日勤務なのかで、会社にとっての価値はまったく異なります。同じ採用単価の2人でも、稼働日数が3倍違えば、貢献も3倍違う。「安く採れた」は、必ずしも「良い採用だった」ではないのです。
採用の測り方には、大きく3つの視点があります。
・媒体の視点:応募数、応募単価
・採用担当の視点:内定承諾数、採用人数
・経営の視点:定着しているか、活躍しているか、組織に貢献しているか
「採用できた」はスタートラインに立てたという話。「採用が成功した」は、その人が組織で力を発揮し始めた時の話。この二つは、まったく別のことです。
採用のゴールを「入社」から「活躍・定着・組織への貢献」に置き直した時、採用基準も、声のかけ方も、入社前後に整えるべきことも、すべてが変わります。
あなたの会社の「採用の成功」は、どこで測っていますか?
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