1
/
5

【新卒で突然パニック障害を患ったぼく。】


こころの病は誰にだって、唐突にやってくる。そう、真面目にやってればやっているほど落とし穴にハマりやすいのかもしれない。

4月に組織人事コンサルのリンクアンドモチベーションに就職をしたが、6月末に突如電車内で発作が起きてしまうパニック障害を患い、9月中旬〜12月末まで会社を休職していた。まだ、薬に頼らざるを得ない状態だし、時には気分がどうしようもなく落ち込むこともあるのだが、家族、大切な友人や先輩方、そして自分の好奇心のお陰で少しずつ回復をしている。

同期も先輩も会社も大好きなはずなのに、自分の体と心が付いていかないという非常にもどかしい状態が続いた。本配属先はモチベーションクラウドというSaaS HRテック(人事課題をテクノロジーで解決するクラウド事業)のマーケティングになり、自分にぴったりな恵まれた環境で仕事をさせてもらえていたにも関わらずである。


しかしながら、研修中に発症したパニック障害が癒えないまま働くよりも、一度じっくり腰を据えて休ませてもらうことの方が良いという助言を主治医からもらい、休職をさせていただくこととなった。
このような立場になったからこそ、組織におけるセーフティーネットの重要性や、資本主義における「成長」そのものにも疑問を抱けるようになった。

休みをもらってからは、「休む・回復する」という行為を通じて、「幸福とは?」「持続的な働き方、生き方とは?」「Well-beingとは?」という非常に大きな問いに日々向き合っていた。新たに【ヨガ・ピラティス】【お茶・煎茶】【サウナ・銭湯】【哲学】【禅・マインドフルネス】といった今まで全く興味を抱かなかったであろう事を始めてみた。
それらを通じて「不確実な世界を生きるためにも、『いま、この瞬間を如何に生きるか』」が重要であるということに気づきを得ている。
自分が「善い」と思うものを身に纏い、使い、食べる丁寧な暮らしが、自分のことを自分自身でケアすることに繋がる実感値を今更ながら得ているのだ。
改めて自分に関わってくださっている皆様のお陰で今があることに感謝申し上げます。

これからも自分らしくマイペースに歩みたい。
ちなみに最近は、夕食後に美味しい煎茶を淹れて家族団欒するのが一番の幸せだ。

さて、次はどんな働き方ができる職場で、どんな組織を創ろうか。きっと病になる前より見える景色がアップデートされているはずだ。

2 Likes
2 Likes