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図書館に籠もり年間300冊以上読書していた話

私が読書に没頭するようになったのは、ある経験の「反動」からでした。

大学3年時、当時それなりに有名な学生団体の代表を務めていました。協賛金300万円以上、数百人の観客を動員する、日本で最大規模の学生ビジネスコンテスト。

その代表としてイベントを成功させた達成感はあったものの、心身の疲労は想像以上。初めて鬱のような状態を経験しました。

こうした活動の「反動」から、一人で静かに内省できる場所を求め、これまでほぼ立ち寄ることのなかった図書館に足を運ぶように。それをキッカケに、読書が心の救いになったのです。

読書が心の救いになった理由、それは以下3つ。

① 渇望していた知識や教養を得られたから:
学生団体の活動では、優秀な人々と接するたびに自分の無知を思い知らされました。

けれども忙しさに追われる日々で本を開く余裕もなく、焦燥感だけが募るばかり。

活動が終わり、ようやく本に触れたとき、知識や教養に心が満たされていく感覚を味わいました。

② 一人の世界に没頭できたから:
当時、学生団体の代表を務めるなかで一番苦しかったのは人間関係。「一人になりたい」という思いが日に日に強まっていきました。

図書館の静けさと本の世界は、そんな私にとって、一人の世界に没頭できる安静の場でもありました。

③ 読書メモを積み上げる達成感を得られたから:
読んだ本の内容をメモにまとめ、それを一冊一冊積み上げていく。

誰のためでもなく、ただ自分のために行っているその行為が「少しは昨日の自分より成長できた」という達成感につながっていました。

大学4年になる頃には、授業があってもなくても図書館へ通うのが日課になり、ひたすら本を読み耽るように。

それはもはや「趣味」ではなく、ほとんど「強迫観念」に近い行動で、1年間で300冊以上を読破するまでになりました。

その後、当時特に読みふけっていた哲学や社会学などの影響を受けまくり、就職せずフリーターになり、その後は文系大学院に進学。

「一般的なレールから外れたキャリア」になってしまいましたが、こうした経験があったからこそ今なお読書は大好きで、仕事に活きる場面も多々あります。

あのとき図書館に足を運ばなかったら、今の私はいなかったでしょう。

以上が【図書館に籠もり年間300冊以上読書していた話】自分の過去をこうして曝け出すのは少し恥ずかしいですね(笑)

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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