介護士がAWSでAI事故報告支援ツールを作った話
事故報告書を書くのが、正直しんどい。
利用者さんが転倒した。そのたびに、事故報告書を書く。
「発生日時」「発生場所」「経緯」「対応内容」「今後の対策」。
書く内容は毎回似ているのに、ゼロから文章を考えなければならない。
しかも夜勤明け5時の頭が回らない時間や食事中の忙しい時間帯だと、抜け漏れも起きやすい。
「これ、AIでなんとかできないだろうか。」
そう思ったのが、このツールを作るきっかけだった。
現場で感じた課題
介護現場には、毎日たくさんの記録業務がある。
事故報告書もその一つ。
- 毎回ゼロから書くので時間がかかる
- 書き手によって品質がばらつく
- 疲れていると重要な情報を書き忘れることもある
以前、介護学会でAI活用について発表する機会があった。
その経験から、「AIは研究だけでなく、現場でも十分使える」と感じていた。
だったら、自分で作ってみよう。
AWSを学んだあと、最初に取り組んだのがこのプロジェクトだった。
作ったもの
使い方はシンプル。
- 事故の概要を入力
- ボタンを押す
- AIが事故報告書のドラフトを生成
ドラフトには、
- 発生状況
- 対応内容
- 再発防止策
まで含まれる。
スタッフはそれを確認・修正して提出するだけ。
AIに任せきりにはしない
事故報告書は施設にとって重要な記録だ。
だからAIが作った文章を、そのまま提出する設計にはしていない。
あくまでAIは「下書き担当」。
最後の確認は人が行う。
この役割分担なら、効率化と安全性を両立できると考えている。
最後に
AWSを学んだから作れたわけではない。
介護士だったから、「何を作れば役に立つか」が分かった。
現場を知る人が技術を持つ。
それだけで、作れるものは大きく変わる。
これからも、介護現場の課題を技術で少しずつ解決していきたい。
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