ふるさとで暮らすことを諦めてたまるものか。だから会社をつくりました。
はじめまして。株式会社YOKAPRO代表の岡田弘菜です。
私は長崎県佐世保市宇久町(宇久島)で生まれ育ちました。
高校卒業後は島を離れ、建築を学び、東京で働いていました。
上場企業での仕事。安定した暮らし。
建築の専門性を活かせる環境。
周囲から見れば恵まれた環境だったと思います。
私の最終目標は、島を出たころから変わりません。
「ふるさとの宇久島で、どんな形でもいいから『暮らす』こと」
実は夫も、同じような想いを持っていました。
夫は愛媛県松山市出身です。
私が宇久島を好きなように、夫も松山が好きでした。
建築を学ぶ過程で出会った私たちは、学生の頃から、
「建築士資格を取得したら、自分たちのやりたい挑戦をしよう」
と話し続けてきました。
そして2024年。夫婦ともに建築士資格を取得し、30歳という節目を迎えました。
目標にしていた30歳で独立。よし、二人で腹を括りました。
ただ、現実は理想だけでは動きません。私たちには娘がいます。
家族で何度も話し合いを重ね、娘は松山で育てること。
私は月に一度、宇久島へ通うこと。
して2027年までに事業を軌道に乗せること。
そんな約束を自分たちで決めました。
宇久島と松山。二つのふるさとを諦めないための挑戦が始まりました。
独立後、私たちはYOKAPROを立ち上げました。
私たちが目指しているのは、
「ここで暮らしたい」が叶う地域を、日本各地に、届けることです。
実は地域には、
「こんなことやった方がいいのに」
「もっとこうしたほうがいいのに」
などという客観的に見たらそちらがいい、というアイデアがたくさんあります。
けれど、そのアイデアが形になる時、前例や、周りの目を気にして、
合理的に進まないということも少なくありません。
誰が責任をとるのか。
誰がリーダーとなりどう進めるのか。
誰のために、どこを目指すのか。
関係者が増えるほど、誰が責任を取るのかという問題は、複雑になります。
次世代を担うべき若手が手を挙げない、そんな会議が続くのです。
私たちは、地域にいる未来を見つめる若手の想いを整理し、実現するために必要な人をつなぎ、関係者調整を担い、企画を実行へ進める仕事をしています。
企画書をつくることがゴールではありません。
本当に大切なのは、その企画が実現し、未来へつながる価値を生み出すことだと思っています。
その実践の場として取り組んでいるのが、宇久島の「砥己(toko)プロジェクト」です。
私たちは宇久島で、「日本一、夢を育む島」という地域ビジョンを掲げています。
このビジョンを掲げた理由。それは、私自身が宇久島で夢を育ててもらった一人だからです。また、地域の人にとっても分かりやすい。なので、マジックワードみたいですが、まずは、共有するビジョンを持つことを目的に設定しました。
まだ、若者・こどもがいる地域には可能性がありますが、情報や経験の機会が限られている現実もあります。
だからこそ、人が集い、学び、挑戦できる場所として、古民家を活用した拠点づくりを進めています。
YOKAPROはまだ小さな会社です。
地域の未来を本気で考える人。
誰かの挑戦を応援したい人。
企画だけで終わらせず、実行まで伴走したい人。
そんな仲間や共感者と出会いたいと思っています。
私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。
「ここで暮らしたい」
そう思える地域を、日本各地に増やしていくために。
これからも、一歩ずつ前に進んでいきます。