「これ、御社の規模だと難しいですよね」と、こちらから先に言うことがあります。先日も、複数の部署にまたがる大きなシステムの相談をいただいたとき、最初にお伝えしたのはそのことでした。
正直に言うと、話を聞いた瞬間は嬉しかったです。ただ、うちは今15人ほどのチームで動いています。1つの案件に対して、必ず私かCTOのどちらかが最初から最後まで関わるようにしているので、同時に抱えられる案件の数には限りがあります。大きな案件を無理に引き受けて、担当者が薄く広く関わるだけの体制になるくらいなら、最初からお断りするか、範囲を絞ってご相談したほうがいいと考えています。
このときも、部署をまたぐ全体の刷新を一度に頼むのではなく、まず一番困っている1つの業務、たとえば承認のやり取りだけを対象にした部分から始める形をご提案しました。結果として、最初にお預かりする案件の規模は小さくなりましたが、代表とCTOが直接状況を把握したまま進められています。
「できません」と言うのは、正直まだ慣れません。それでも、できると言って中途半端になるより、今できる範囲を正直に伝えるほうを選んでいます。同じように、規模を理由に難しい判断をした経験がある方がいたら、どう考えて決めたか聞いてみたいです。