熱中が感謝を生む。絵本「えんとつ町のプペルVR」in 岡山主催のストーリー
仕事をしているという感覚でもなく、誰から頼まれてやったわけでもない。
自分がただただ熱中して走り続けた結果として、多くの方に楽しんもらい感謝をしていただくことができた最高の体験。
2019年8月10日−12日。
お笑い芸人のキングコング西野氏の絵本「えんとつ町のプペル」のVR作品であるプペルVRを岡山県で3日間4箇所で主催した。
これは僕にとって忘れられない1つの大切なチャレンジになった。
プペルVRを岡山県で主催した理由
もともとテクノロジー好きな僕は知人経由でプペルVRを知り「絵本のなかに入れる体験ができるなんてすごい!」
と思い隣県の広島県のプペルVRイベントに足を運び、実際にプペルVRを体験した。
・あるストーリーのなかに入れる体験ができるということ
・テクノロジーの進化により、ディズニーやUSJでやるようなエンタメ体験がどこでもできるようになってること
この2つに感動した。
そして感動した熱量のまま、居ても立っても居られなくなり在住の岡山県で主催することを決めた。
あるのは僕の熱量だけ。何をどうやっていくか?
プペルVRを作成した東京のVR会社の方とも
「ぜひ岡山でやりましょう!」
という話になり日時を決め、とりあえず開催することは決まった。
しかしそれ以外のことは何も決まっていない。仲間もいない。
あるのは僕の熱量だけだ。
・場所はどこでやるのか?
・赤字にならないように資金はどうするのか?
・集客はどうするのか?
・当日のオペレーションはどうするのか?
など何も決まっていない。
3日間の開催枠をいただき、同じ場所でやってもつまらないので全て違う場所でやることにした。
プペルVRの特徴は
・VRというテクノロジーで、どこでもエンタメ体験が創出できること
・絵本のストーリーがベースで家族で楽しめること
そこで、田舎で新しいエンタメを創る実験がしたいと考え、THE中山間地域というエリア4箇所で開催することにした。
それまで2年間岡山県に住んでできた繋がりを駆使して、色んな方に相談して動き回った。
集客と資金集めのためにクラウドファンディングにも挑戦した。
多くの方に協力してもらい、3日間で169名の方にみていただける空間をつくれた。
まだ岡山県内で認知度のないプペルVR。
プペルVRを主催することをリアルでネットで伝え、ありがたいことに少しずつ協力してくれる方が増えてきた。
動けることは動ききったと思っていたが
「当日一人も来てくれなかったらどうしよう…!」
と楽しみと不安が入り混じりながらイベント当日を迎えた。
ありがいことに当日協力してくれるスタッフは何人かいてくれた。
機材のセッティングを終え、スタートである11時を待っているとこのイベント目的で足を運んでくれる親子がまず来てくれた。
とにかく集客は蓋を開けてみないとわからなかったので、この瞬間はめちゃくちゃ嬉しかった。
「ゼロじゃなくてよかった…!」と。
田舎でVRのこうした体験イベントは珍しく、ギャップも生まれて満足度は高かったと思う。コンテンツは自身で体験していたので自信を持って提供できた。
とにかく自身のプペルVR体験から岡山県での開催まで約3ヶ月、プペルVRに熱中していた。
自分が熱中してのめり込んだことが、多くの人の楽しい時間をつくることや感謝されることに繋がりとても嬉しかった。
自分が熱中できることで感動を生み出していきたい。
僕はなにかに熱中している人、ハマっている人、脇目も振らない人たちが好きだ。
他者の目線を気にせずに、何かに熱中している姿は見ていて気持ちがいい。
でもそんな一人の小さな熱中が広がり、多くの人への感動に繋がるのだと感じた。
その個性から他者貢献できて感謝していただけることは、本当に心を豊かにする。
僕がプペルVRを主催して感謝をしていただけて、とても嬉しかったように。
きっと誰にでも得意なこと、才能あること、熱中できることがある。
僕自身熱中できることで社会に役立っていきたいし、一人ひとりの個性が輝く社会をつくっていきたい。