こんにちは!小濱優士です。
料理を全くしない人が、プロ仕様の三徳包丁や最新のオーブンを揃えたら、明日から最高の一皿を作れるようになるでしょうか。答えはきっとノーです。道具がどれほど進化しても、それを使う人間の技術や、何を作りたいかという目的がはっきりしていなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。これは、私が日々向き合っているセールスフォースという仕組みの導入や運用でも、まったく同じことが言えます。
多くの企業が、もっと売上を伸ばしたい、業務を効率化したいという熱い思いを持って、最新のシステムを取り入れます。しかし、いざ蓋を開けてみると、多機能すぎて誰も使いこなせず、ただ毎月の費用だけが膨らんでいくという悲しい現実によく出会います。最新の道具を買っただけで、勝手に料理が美味しくなるわけではないのです。大切なのは、今いるメンバーがどんな手順で仕事をしていて、どこでつまずいているのかをじっくり見極めることです。
私は、システムのために会社があるのではなく、会社の成長のためにシステムがあるべきだと考えています。だからこそ、最初から難しいプログラミングを使って複雑な仕組みを作ることはしません。まるで子供のころに遊んだ粘土のように、現場の人たちが自分たちの手で形を変えられ、馴染んでいけるような、シンプルで扱いやすい仕組みを心がけています。専門的な難しい言葉を使わずに、現場の困りごとを一つずつ紐解いていく時間が、私は何よりも好きです。
システムを新しくすることは、これまでの仕事のやり方を見直すきっかけでもあります。誰も使っていない無駄な手順を省き、本当に必要な情報だけが、必要な人に届くようにする。そうして生まれた心の余裕や時間が、次の新しい挑戦へのエネルギーに変わっていきます。道具に使われるのではなく、道具を自分の手足のように使いこなす心地よさを、もっと多くの企業に届けていきたいです。
あなたが今、毎日の仕事で使っているその道具は、本当にあなたを助けてくれていますか。もし、道具の扱いに疲れてしまっているなら、まずは何を作りたかったのか、原点に戻って一緒に考えてみませんか。シンプルな仕組みがもたらす驚くほどの軽やかさを、ぜひ体感してほしいと思っています。