これまでは、私が新規でAIを使って作ったものの話ばかり書いてきました。
ポートフォリオを公開した話、散らかったファイルを片付けた話。
結局はどんなことを伝えたくて、どんなことを話したいのかについて、少し迷走している気はしています。
なので、私がいちばん長くやってきたこと仕事について話してみたいと思います。
聞いた話が、そのまま事実になるわけではない
現在は、公的な仕事で、交通事故の対応を8年ほどしています。
当事者、関係者から話を聞いて、現場を見て、映像記録等を突き合わせて、書類を作成していきます。
その一連を一人で受け持ちます。
基本的には見たまま、状況等についてそのまま書類に残していきます。
書類を作っていくにあたって、当事者の話と映像記録等が合わないことがそれなりにあります。
10件取り扱えば1件は紛れ込んできます。
相手が嘘をついているわけではありません。嘘を言う人ももちろんいます。
その人は、自分に見えていた範囲のことしか覚えていません。
映像記録等も確認できない場合もあります。
だから、話を聞く目的が途中で変わりました。
言い分を受け取ることではなく、
・どこまでが本人の見たこと
・どこからが後から足した解釈なのかを分けること。
人はみんな自分を守りたいものです。そうしたいのはよくわかります。それだけを聞いても解明には至りません。
起きてしまったことをわかってもらうためにも、同じことを、聞き方を変えて何度も聞きます。
そうやって地道に理解してもらって、再度事故を起こしてしまうことがないように促しています。
怒っている人は、たいてい別のことを言いたい
同じ日に、相談やクレームの対応もあります。
最初の頃は、怒っている相手を静めることばかり考えていました。
いまは、強い言葉のほうを一度置いて、その人が本当は何をしてほしいのかだけを探します。
納得できないと言っていた人の要望が、
・実は説明の順番を変えてほしいだけだった
・他機関に対する要望や意見だった
・ただ話を聞いてほしかった等
そこが分かれば、話は終わります。
分からないまま謝っても、何も終わりません。
相手の言いたいことをしっかりと聞くことに時間をかけるようにしています。
こちらのミスがあった場合には丁寧に謝罪もします。
同じことを、いまはAIに向けてやっている
個人事業では、サイトを作ったり、毎日ひとりでに動く仕組みを作ったりしています。
一人でやっているので、話す相手はAIです。
指示したとおりのものが出てこないとき、最初はAIの側を疑っていました。
たいていは、私が渡している言葉が足りていません。
「いい感じにして、かっこよくして」と言って、いい感じのものが出てきたことは一度もありません。
何のために作るのか、何をしないのか、どうなったら終わりなのか。
終わりの終着点、完成型を考えてから、言葉を繋ぐこと
これを先に決めて渡すようになってから、作り直しが減りました。
15年やってきた聞き取りと、たぶん同じことをしています。
いまの仕事とIT、AIの仕事とは関係ないと思っていました。
人でも文章でも相手に伝えられること、伝わって欲しいことっていうのは関係があって、切り離せないものだと感じています。
しっかりとついていく
まだまだしっかりとしたAIの使い方については勉強中ではありますが、初めて触り始めた頃と比べてみてもできること、やれることが増えてきているのは私自身でもわかります。
AIの進化が大きなところを占めているかもしれませんが、その流れに遅れすぎることのないようにこれからも勉強し、発信していきたいと思います。