「相続で失敗する人・成功する人──不動産鑑定士だから見えてきた家族の分かれ道」
「相続で失敗する人・成功する人──不動産鑑定士だから見えてきた家族の分かれ道」
こんにちは。
不動産鑑定士の角田真弘(つのだ まさひろ)です。
私はこれまで全国の相続案件に携わる中で、“うまくいく相続”と“揉めてしまう相続”には明確な違いがあることに気づきました。
本記事では、相続の実績の一部をご紹介しつつ、
最後に「相続で成功する家族・失敗する家族の違い」について、専門家の視点でお伝えします。
(※個人が特定されないよう内容は一部調整しています。)
■ 実績紹介(相続特化)
① 兄弟間で対立していた自宅の相続(関東)
ご両親の自宅を相続された際、兄弟間で
「売る/残す」「誰が住むか」「分け方」
が合意できず、話し合いが半年以上進まない状況でした。
不動産鑑定により中立的な根拠価格を提示。
売却案と持ち分買取案を比較できる資料を作成したことで、短期間で合意形成へ。
相続は、感情ではなく“根拠”が話を前に進めます。
② 二世帯住宅の相続分配を可視化(東京都)
「同居していた長男が多く相続すべきでは?」という主張が出たケース。
家族の“感覚”では不公平感が残りがちです。
建物の評価、土地の持分、同居による寄与分等を整理し、公平な分配案を可視化しました。
結果、家族全員が納得した形で相続が完了しました。
③ 空き家となった生家の相続判断(東北)
相続後、数年放置された空き家。
「思い入れがあり決められない」状態のご家族に対し、鑑定書+活用シミュレーションを提示。
・売却時の想定価格
・解体+更地活用案
・賃貸活用案(収益予測)
感情の整理と意思決定の後押しにつながりました。
④ 遠方不動産の相続(九州 × 関東在住)
地元から遠く離れて暮らすご家族。現地へ行けず手続きが難航。
オンライン相談+現地調査によりスムーズに完了。
「遠方でも頼れる専門家がいる安心感」を評価いただきました。
⑤ 農地・雑種地・宅地が混在する複雑評価(中部)
用途が混在し、境界や利用状況が曖昧だったケース。
地目、権利関係、法規制等の調整を経て鑑定書を作成。
税理士・司法書士と連携し、専門家チームでのサポートを行いました。
🧠 【教育コラム】相続で「失敗する人・成功する人」の違い
相続を数多く見てきた中で、家族がたどる“典型的なパターン”があります。
❌ 失敗する人(揉める家族)の共通点
よくある行動なぜ揉めるのか
① 価値を“感覚”で話し合う
「高い・安い」の主張バトルになる
② 家族だけで話し合う
感情論が先行し冷静さを失う
③ 手続き前に“結論”を急ぐ
事実整理不足のまま対立が固定化
④ 誰かが“自己判断で”動く
不信感の火種になる
⑤ 亡くなってから慌てて相談
トラブル発生後は修復が難しい
相続トラブルの多くは、不動産の価値が曖昧なまま話し合うことが原因です。
✅ 成功する人(争いにならない家族)の共通点
良い行動成果
① 中立的な専門家を入れる
感情ではなく“根拠”で話せる
② 早期相談(生前から)
対策の選択肢が広い
③ 資産価値の見える化
公平な落とし所が見つかる
④ 複数案を比較して判断
家族の納得感が高まる
⑤ 税理士・司法書士と連携
ワンストップでスムーズ
成功する相続は、事前準備 × 情報整理 × 専門家活用で決まります。
✨まとめ(読者への静かな背中押し)
相続は「財産を分ける作業」ではなく、
**“家族の関係を守るプロジェクト”**だと思っています。
不動産はその中心にある資産だからこそ、
正しい価値を知ることが、家族の未来を守る第一歩です。
もし相続について不安や迷いがある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
状況整理だけでも、きっとお役に立てます。